2月9日のことですからちょっと古い報告です。宮城県栗原市で講演をしてきました。
壇上の佐藤市長さんと聴衆です。
ホールいっぱいであふれた皆さんが、ステージ上に座布団を敷いて開会を待っているところです。
去年11月の、宮城県民会議(自民党県会議員団)主催の講演会(11月30日分の一番最後の記事です)に参加された市長さんの決断で、栗原市としてボケ予防に取り組むことになりました。
市民の皆さんの「ボケたくない」という希望。
市役所側からいえばボケが増えれば財政面から手当てができないという思い。
みごとに一致していることがこの様子からもよくわかります。
「共同参画事業のテーマとしてボケ予防は最適です」と私が主張するゆえんです。
栗原市のように市長さんのお声がかりでスタートできることは、保健師さんにとっては、やはり恵まれた状況といえるでしょう。
当日の保健師さん対象の勉強会から講演まですべてに、市長さんが出席されましたから、その意気込みは推して知るべしです。(追加情報:かなひろいテストも受けられました。20歳は若いという成績でした!)
ただ、栗原市も合併の大嵐を超えたところです。
二段階方式を導入していた町は継続を希望したのに、実現できませんでした。
それから保健師さんたちの人事異動も行われたばかりで、「アレレレ?」という気分に襲われた保健師さんもいたようです。
最終目標である地域ぐるみのボケ予防活動にまでつなげるためには、地域の人材を知らなくてはいけませんが、それは前任者から情報を集めるなどの工夫をすることです。
でも、急転直下にしろ、ボケ予防活動ができる状況になったことを生かしてほしいと願っています。やはり上司が理解してくれた上で活動するほうが、やりやすいに決まっていますから。
ボケ予防を切望して集まった市民の皆さんの、生活改善指導をするのは保健師さんなのですから。
まずその力を身につけましょう!
今度の実務研修会は5月12~13日ですから、参加をお待ちしています。