脳機能からみた認知症

エイジングライフ研究所が蓄積してきた、脳機能という物差しからアルツハイマー型認知症を理解し、予防する!

年忘れ 下田へ大人の遠足

2020年12月28日 | 私の右脳ライフ
「爪木崎海岸に水仙を見に行きませんか?」と誘われました。師走の27日。「お掃除もまだだし…ちゃんとお正月が迎えられるかな」とちらっと頭をよぎりましたが、友人と一緒だという魅力と下田の海と水仙を見たいなあという希望で、喜んで出発です。一年ぶりの下田市須崎半島。
信じられないくらいの晴天で、気温も高く無風。12月なのにコートもマフラーもなしで歩きました。
オオキンカメムシが輝いてお出迎え。

ここは野生の水仙が中心です。凛としています。

全体的には、まだ少し早いかなという感じでした。花期が長いので「水仙まつり」は12月20日から1月31日まで楽しめます。

この水仙の群生を背中にすると、明るい海が広がっています。南の海のような、透明度の高いきれいなグラデーションを楽しめます。

爪木崎にもみごとな柱状節理がみられます。私の住んでいる伊豆高原にも大室山噴火に由来する柱状節理がたくさんありますが、海の色は全然違います。

ジオの勉強をしたときに教えていただきました。
城ケ崎海岸の海岸美は、大室山の噴火によって作られた黒っぽい玄武岩や安山岩でできあがっているということです。河津町を過ぎて白浜海岸あたりになると、伊豆半島が南の島だったころの海底火山の火山灰などからなる白い海底に変わってゆき、その海底の色の違いが海の色の違いを生むと聞き、とても納得できました。
今回は、一度は行きたいと思っていた恵比須島へ案内していただきました。

50mほどの橋を渡って島に行きます。島には500mくらいでしょうか一周する遊歩道が設けられています。変化に富んだ景観が次々に現れてびっくり。
さっそく橋の到達地点でお出迎え。

地層ミルフィーユ。

これはバームクーヘン?

微妙なバランスの現代美術。

海に目を向けると、釣り人が魚を処理していました。

人工的な直線やくぼみは、伊豆石の石切り場だったとか。
恵比須島の最大発見は、人の横顔!どの観光案内にも載ってないようなんですが、見つけた時にはうれしかったですよ!

脳は十分満足しましたから、今度はランチでおなかを満足させなくっちゃあ。下田には小川屋というウナギ屋さんがあって、時々行くので予約の電話をかけてみました。
「12時半ならお席ご用意できます。12時半に焼きあがってますので、ちょっと前にいらっしゃってください」あ、これはコロナがらみの変化でしょうね。
ちょっと早く着き過ぎたので少し散策することになりました。小川屋には何度も来ていますが道を隔てたところにこんな古い酒屋があることは知りませんでした!

なんと明治20年創業。135年前。

海沿いにはデッキウオークができていました。

半日楽しんだ下田への遠足。
三密を回避しながら、脳への刺激を図る。これは認知症予防には不可欠なことということを理解してほしいと思います。
静かな年越し、お正月をと呼びかけられています。この状況下ならば仕方ないというか当然でしょう。年末年始とお天気も大荒れらしいですね。でもその中でも脳をイキイキとさせるときが必要であることを忘れないように。
語らいでも、趣味の世界で遊ぶのも、家族のための家事でも。自然の中や本やテレビの中でも興味深いことを見つけて積極的に生活してくださいね。もちろん散歩も有効です。
コロナで大変な一年でしたが、無事に年末を迎えることができました。
ブログを読んでくださってありがとうございました。
どうぞ皆さんよいお年をお迎えください。


「クローズアップ現代 認知症の私が認知症の相談に乗ってみたら…」

2020年12月18日 | 側頭葉性健忘症
結論を先に。
世の中の認知症の大部分を占める「アルツハイマー型認知症」になったら、認知症の相談に乗ることはできません。
昨夜のNHK「クローズアップ現代 認知症の私が認知症の相談に乗ってみたら…」を見ました。正直な感想を言えば、「まだ、まだ認知症に対する理解が足りてない。そのうえ『天下のNHK』がこんな主張をしたら、善良で認知症のことを具体的に知らない人たちにとっては認知症の理解が遠のいてしまう。認知症の正体が「脳の使い方という意味での生き方」の問題と理解さえすれば、予防も改善も可能なのに!」
気の毒なトウガン 沼津市足高

NHKの認知症の報道には疑問を持つことはよくありますが、考えてみれば日本の現状として、認知症の理解に問題があるという方が正確だと思います。
ただ、NHKは影響力が大きいからいつも残念に思うのです。
つい先日11月28日にも「この世に認知症治療薬はあるのか」というタイトルで、世の通説になっていることが真実ではないことに触れました。
本当に困ったことに、日本のみならず世界的に大きな誤解が席巻しています。
この記事で触れた原因しかり。分類に至ってはとんでもないことがまかり通っています。
2017年2月に書いた記事「ボケと認知症」を一部コピーします。
「下のグラフは10年以上前に作りましたから、古い表現ですが、これを作った時は「我が国は世界で一国だけ脳血管性痴呆が圧倒的に多く、原因不明のアルツハイマー型痴呆は幸い少ない」といわれていました。その後その割合は劇的に変化していき、今ではアルツハイマー型認知症の方が多くなっています。でも、まだ私たちのように90%を超えると主張している研究者はいません。

横道にそれますが、テレビその他のマスコミで「手術で治る認知症」とセンセーショナルに取り上げられるタイプは、上のグラフの「二次性認知症」です。慢性硬膜下血腫や正常圧水頭症など、確かに劇的に治りますが、その割合の低いことに注意が必要です。詳しくは私のブログカテゴリーより「これって認知症?特殊なタイプ」をお読みください。
また、認知症者が自らの内面を語るというようなことも言われますが、それは記憶障害はありますが前頭葉機能は正常な「側頭葉性健忘」と言って認知症とは峻別すべきタイプです。最近よく取り上げられています。詳しくは私のブログカテゴリーより「側頭葉性健忘」を。

臨床的な事実ですが、認知症の本体は、もともと老化が定められている脳機能が、何らかの生活上の変化をきっかけにして、その人らしく生活することができなくなったとき(生きがい・趣味・交友・運動、何もない生活になったとき)、使われない脳機能は老化を加速し、その結果認知症としての症状が発現してくるのです。
正常な老化が進んでいくときの脳機能の衰え方と、老化が加速されているときの脳機能の衰え方には、はっきりとした差があります。
こんな単純なことになぜ 目が行かないのかというと、認知症の問題を考えるときに「脳機能」ではなく「症状」をまず見るからです。

早期発見には、症状では手遅れになるのですから目安となる数値が不可欠です。糖尿病における血糖値のように、肝臓や腎臓も重症化する前に指標がありますね。認知症では脳機能を測ることなのです。
困った症状が出ない間は「歳のせいかな?」などと見逃して、(この時脳機能検査をすればはっきり異常域なのですが)いわゆる認知症といわれる状態、セルフケアも満足にできなくなったり、徘徊、粗暴行為、妄想等の問題行動を起こすようになって「ボケちゃった」と騒ぐのです。これは回復させるには手遅れの段階と言わざるを得ません。
老化が早まっていくとき、「小ボケ」→「中ボケ」→「大ボケ」の段階を経ていきます。
「小ボケ(前頭葉機能のみ異常域)」回復容易、
「中ボケ(前頭葉機能に加え、脳の後半領域の認知機能にも障害あり)」回復可能 、
「大ボケ(脳機能全般的な大幅な機能低下)」回復困難
脳が老化を加速し始めて回復困難な大ボケになるまでは 、平均すれば6年以上はかかります。
世の中で認知症といわれる「大ボケ」になった段階では治すことはできないのです。6年間というゴールデンタイムを見逃しているのが現状です。以下は省略。
愛鷹運動公園

はなしは戻ります。
昨夜のNHKの番組に登場した方は、お二人とも「側頭葉性健忘」の方でした。脳の機能からみると、前頭葉機能が残ったまま記憶のみ障害されている状態です。
高齢者に最も多くみられるアルツハイマー型認知症は、とにかくまず最初に前頭葉機能が異常値を示します。前頭葉機能は脳の司令塔なので、イキイキと働かなくなったら、注意集中力や分配力の低下がおき、状況判断や行動の決断、発想や計画性、推理、洞察、創造、ユーモアなど発揮されなくなります。意欲低下も目立ちます。
その人らしさの源でもあるので、家族からはよく「おじいちゃんらしくない」「おばあちゃんはそんなことはしなかった」などと訴えられます。
名残の紅葉

側頭葉性健忘は、記憶障害ははっきりあるのですが前頭葉機能が維持できているところが、アルツハイマー型認知症とまったく違うのです。
昨夜の番組でも、最初に認知症と診断された後に認知症患者の相談を受けているという渡辺さんが「いろんな人に会うけど、明日どの程度残っているか。本当にどんどん消えていく」と自らの記憶障害を説明されました。このように記憶障害は間違いなくあるのですが、一方で前頭葉機能が維持されている証拠も語られました。
「認知症と診断されてもすべてできなくなるわけではない。できることで人生を作り直せたら」
「自分を自分で探そう」
「相談室での話が僕の生きがい」
「囲碁を再開したらだんだん打てるようになって5段」
認知症と診断されてショックを受けて、閉じこもり言葉も出さない状態の時でも「身体、表情で苦しい気持ちを精いっぱい出している」と妻から観察されています。見落とされがちですが、前頭葉が低下した状態ならばボーとしてしまうか、そうでなければ困惑や混乱の方向に向かうのです。
この時は診断のショックで落ち込んでしまったのですね。しばらく続いたようですが、目標が定まったら生活を改善していくことで従来の渡辺さんを取り戻すことができました。
とにかく、前頭葉機能がなければその場に応じた「相談」に乗ることはできませんから!
アシビの固いつぼみ。

相談を受ける側の高橋さんも側頭葉性健忘という珍しい組み合わせでした。
高橋さんは市役所を退職して学童保育の手伝いを2年間されましたが、認知症になってそれもやめたところで渡辺さんとの面談の機会があったということでした。
「子供たちの名前を覚えられないのがつらい」と最初に記憶障害の訴えから始まります。
自分の日記を見て「こんなに書いてあるとは思わなかった」また
「妻のやさしさに触れた。人の痛みが分かった」を読んで妻が「こんなことを書いていた!」と驚くと「俺も」とまったく記憶にない様子。以上思い出せないのは記憶障害。その深い内容は前頭葉機能があればこそ書けたものなのですよ。
ミツマタの堅いつぼみ。

「MCIといわれて悩んだ。全然状況がわからないしすごい勉強になる。いい話が聞けて良かった」
最初は、このように渡辺さんの言葉に感謝できても、落ち込みからは回復できなかったようですが、繰り返しお話を聞くうちに3か月後には料理の手伝いをするようになり、渡辺さんの勧めで、相談員になろうかというところまで意欲的になれました。
前頭葉が機能していると、その人らしく深く考えることができ、状況の判断も十分に可能です。記憶障害とともに生きるという困難さは変わらなくても、納得できたらその人らしく次に進むことは、できるのです。前頭葉の力があるのですから。
名残のアザミ。


なぜこんなことになったかというと
1.認知症の定義の筆頭に記憶力障害があげられている(これは国際的に!)。
2.重度認知症しか出会うことがない認知症の専門医が、側頭葉性健忘の人に出会ったとき、これこそが(見たこともない)認知症の初期段階に違いないと誤解した。
3.オーストラリアの政府高官で側頭葉性健忘になったクリスティーン・ブライデンさんが、認知症と誤診され、にもかかわらず豊かな内面生活(まさに前頭葉の世界)を発信し、世界中を驚かせた。
どうしても、この側頭葉性健忘を認知症と誤って診断する誤解を解きたくて何度もこのブログで書いています。
世界アルツハイマー大会
ブログのカテゴリー「側頭葉性健忘」の欄には50例くらい具体例を挙げていますので、もっと知りたい方はお読みください。
ホトケノザ発見。もう!

番組の最後に、専門家がまとめを話されました。
「老人ホームの居室に慣れ親しんだ家具や植物があると、主体性の感覚があがり、幸福度や活動性があがる」こういうことを問題にする状態では、前頭葉がその場に応じた判断をなしながら、臨機応変に「相談」に応じることはちょっと無理だと思いますよ。
「海馬じゃない大脳基底核や小脳で記憶された身体的記憶は残るもの」これだけ専門的に説明されると、恐れ入ってしまいますが「身に付いたことはできる」ということなのです。ただしそれを発揮する判断は前頭葉がしますから、トンチンカンなことになってしまいがちです。
農家を続けてきた人は、認知症がかなり進む(中ボケ)までは鍬は上手に使えますが、昨日植え付けた苗を今日植え替えたりするのです。
お米はとげますが、水加減がおかしかったり、大量に炊いたりします。
こういうことも言われていました。聞き間違えではないと思います。
「優しくすると身体の方に残る。感情は残る」
そして結論。
「その人らしく生きていくことは、認知症になってもできる」
サヤエンドウの花

本当でしょうか?前頭葉機能がうまく働かなくなっても?前頭葉こそその人らしさの源となるものなのですが。
ごく普通のアルツハイマー型認知症の方を介護された方に聞きたいです。
昼夜がわからなくなり、徘徊の恐れが常にあって、家族すらわからない、セルフケアもおぼつかなくなってもその人らしく生きられているのでしょうか?
そしてもうひとつ。ここにあげた症状は一夜にしてなるものではなく10年近くかかってようやく発現してくるもの…ならばその前に、小ボケ中ボケのレベルで生活改善という手を打って、そのレベルにさせないということこそ私たちの願いであると思います。




12月の熱海を楽しむ

2020年12月14日 | 私の右脳ライフ
熱海に遊びに行くときは、友人を案内してのことがほとんどなのですが、珍しく、知子さんからこんなお報せが。
「冬花火を堪能したくて、ひとりで熱海に泊まります」
誘われたわけではありませんが
「えっ!ひとりで?じゃあ、私も行っていい?冬の花火を見たかったの」夏花火は最高の場所で楽しんだことがあるのですが、冬花火はずっとあこがれていました。
「もちろん!かまいません。ぜひとも」ということで、Go toトラベルを利用して1泊してきました。
相模湾からの朝日

いつもは泊まるだけのホテルも、ゆっくり朝散歩。
カメの親子が、初島と伊豆大島を眺めていました。

こんなところにも、カメ発見!今朝の伊豆高原は、台風並みの大風だったと聞きましたが、熱海は穏やかでした。

知子さんは、熱海情報をたくさんゲットしてきていましたが、私が用意していた情報とはバッティングせず、めでたく案内人となれました。
ホテルから車で5分とかからない走り湯。

「日本でも珍しい横穴式源泉で、日本三大古泉の一つ。今から約1300年前に発見され、『伊豆の国山の南に出づる湯の早きは神のしるしなりけり』と源実朝が詠んだように、 明治以前は伊豆山神社の神湯として信仰の対象であった。奥行5mの洞窟から今も70度の湯が毎分170リットル湧き出ており、源泉は神秘的な光景が広がる。」あたみニュースより抜粋

このトンネルに入ると一番奥に源泉が噴出しています。
走り湯
知子さん、びっくりしてくれて案内した甲斐がありました。
たった今到着した走り湯洞窟内の私。Photo by知子。

何度か行っていますが今回初めて気づいた走り湯神社。
温泉の成分が濃いのでしょうね。本坪鈴には緑青が吹いていました。

もう一つの目的は、ブルーノタウト「幻の地下室」展。
走り湯の隣の、ホテルニューさがみやで12月11日から23日までという期間限定の展示会。
旧日向家熱海別邸地下室は、あまり知られていないのですがブルーノタウトが設計した日本で唯一残存している建築で、重要文化財指定を受けています。現在は保存のための大規模修理中で見学はできません。見学可能だった時も予約がとりにくいシステムでした。
ブルーノタウトは桂離宮の美しさに対し「泣きたくなるほど美しい」と絶賛して世界に桂離宮の名を知らしめたといわれている建築家ですよね)

会場にはパネルがたくさん用意されていて、それを「熱海ブルーノタウト連盟」の方が丁寧に説明してくださって、知らなかった情報がいくつも飛び込んできました。

来日に至る過程に、ヒトラーの台頭によりそこから逃れるためという生々しい事情があったこと。来日前から岡倉天心「茶の本」に感銘を受けていたこと。ドイツ時代の集合住宅が世界文化遺産になっていること。日本では、建築家としては不遇であったことなど「ブルーノタウト=桂離宮」という単純な知識では到底及びもつかない知識を得ることができました。
地下室の様子が屏風になっていました。

伊豆は源頼朝との縁が深く、ここの上の方には伊豆山神社があります。知子さんはまだ行ってないということで、明日は伊豆山神社参拝を勧めてあげました。きっと満足してくれるはずです。
ホテルの玄関にあった実朝の歌碑。

熱海冬花火は短い時間でしたが堪能しました。もっと遠花火になるのかと思っていたのに花火の迫力と音の迫力が同時に楽しめました。見ているうちにジワジワと忍び寄る寒気が、はかない気分を高めてくれました。
どうしても動画がユーチューブにアップできません。もしもアップできたら掲載します(というほどのものではありません)。
夜が明けました。ユーチューブ側のトラブルだったそうです…
熱海冬花火  


2020年の誕生日覚え書き

2020年12月10日 | 私の右脳ライフ
誕生日は、両親に感謝の日と思うようになったのはいつごろだったでしょうか。
とはいえ家族や友人がおめでとうと言ってくれるのは、いくつになってもうれしいものです。この年齢になって…とアップを思いとどまっていましたが、2020年の覚え書きとして。
立派な花束に恐縮しました。元気が出るようなアレンジですね。

かわいいバースディケーキ。

自分で作った祝膳。マツタケご飯とお吸い物。

ヤマトイモが届いたので薯蕷饅頭もどきも作りました。

「きっと知らないところだと思うから」と友人が三島楽寿園裏の「風土」に連れて行ってくれました。
食事はもちろんおいしかったのですが、食前の散歩がすてきでした。さすがに富士山湧水の町ですね。

駅から歩いて10分たらずのところですよ!

私だけのデザート。うふっ。

奥湯河原の壺中庵に。友人と久しぶりの女子会で誕生日お祝いをしてもらいました。
季節感あふれる前菜から。

蕎麦寿司は何年ぶりだったでしょう。

ここは店名が二転三転して、今は栢の森(かやのもり)さんです。

40年来の友人ご夫婦と行った富士五湖巡り。考えてみればこれも誕生日記念と思えば、もっと思い出が大切になりますね。
朝霧の山中湖から始まって河口湖、西湖、精進湖、本栖湖とドライブして5湖巡り達成。

忍野八海の石野さんご夫婦。楽しかったシーンがいくつも思い出されます。ほんとによい記念になりました。
最近は「写真は卒業」といって写してもらうことがなくなりましたが、景色と一緒に人を写そうとすると、「あ、ちょっと左に」とか「笑って!」とかつい言ってしまっています。そうすると強く記銘されることになり、写真を見るとその時の気持ちや空気感みたいなものが蘇ってきます。

河口湖 久保田一竹美術館にて。あまりにもきれいな紅葉につられて。ちょっと恥ずかしかったことを思い出しています。(これは重子さんが動画で撮影してくれていましたから「動画から静止画を切り取る」を検索してアップしました。一つ技術ゲット!)

精進湖で鹿カレーのランチ。マイタケの角がかわいい。

本栖湖の中ノ倉峠展望地からの富士(千円札の文様!)

誕生日11月4日の記録を忘れてはいけませんね。
息子たちからのお祝い。

Gifteeという会社は、「オンラインで手軽にギフトを贈れるサービス。日頃のありがとうを伝える時など、思い立ったらすぐに贈れるカジュアルギフトを取り揃えて、メールやLINE、TwitterなどのSNSで贈れる 」というおもしろいコンセプトを持った会社です。お手軽なコーヒーショップのチケットから、おしゃれプレゼント、遊び体験チケットなどなど、選択の幅は多岐にわたっています。長男はその新しい意図を評価してサポートしているらしいです。
ギフトは今東京でも人気の、三原市八天堂のクリームパンでした(笑)ギフトの内容以上に「今かかわっていることを知らせたい」という気持ちに感謝でした。
例年は、妻任せなのですが今年は珍しいこと。R子ちゃん、毎年とっても感謝していますよ。
次男からはこんなメールが。

次男からはいろいろ思い巡らせてくれたプレゼントの時もあり、家族代わりばんこの電話のこともあります。還暦祝いの赤いボッテガベネタの財布は13年使い続けて随分貫禄が出てきました。
夫は伊豆ホテルのカフェでのお茶を誘ってくれました。「今日は天気がいいから景色を楽しもう」という目論見は大当たり!(前ブログに写真をあげました)これは覚えておかなくっちゃあ。



今の季節を楽しむ

2020年12月08日 | 私の右脳ライフ
このコロナ下、自然豊かな伊豆高原に住んでいますので、積極的にそこを楽しもうと思っています。
とはいえ、アンテナは立てておいて、新しいお店の情報が入るとさっそくチェックに行くということには努力を傾注しています!
12月1日開店のこだわり自家焙煎のコーヒーショップ。「エートス・セレーマ」スタイリッシュな店内のスタイリッシュなサービスカウンター。

外観。看板はなし。宣伝もなし。そういうポリシーらしいです。

何しろスタイリッシュで「店内の写真撮影はご遠慮ください」といわれそうな雰囲気でしたので、遠慮していました。邪魔にならないように撮ってもよかったんですけど、時すでに遅し…
でも百聞は一見に如かずといいますね。興味ある方のために住所を書いておきましょう。
413-0231 静岡県伊東市富戸1317-2904

ふつうのテーブルはなく、切り株テーブルひとつ。椅子もなく一段高くなっている床に用意されているクッションに腰を下ろす。クッションは全部で8つ。
コーヒー豆へのこだわりは、門外漢の私にも感じられました。なにしろ展示されている豆が粒ぞろいできれいでしたよ。
またまたスタイリッシュな名詞の一部。Roasterと名乗っていらっしゃるところに矜持を感じます。これを「エートス」って読むのですねぇ…

車で足を延ばすと海も満喫できます。伊豆ホテルリゾート&スパのカフェから伊豆大島が一望です。

この日は、素晴らしい眺望が広がっていました。利島、鵜戸根島、間に薄く三宅島も。そして右端は新島。

飲み物はインスタ映えだけを狙って注文。あ、このニューサマーオレンジソーダはお味もよかったです。

ほんとに家のすぐ近所にも心惹かれるものを発見できるのです。
郵便局への道の途中、いつも季節感あふれる鉢植えを飾ってくださっている家の前を通るときには「今日は新しい鉢に変わっているかなあ」と期待が膨らみます。
お話を伺うとこれは「ブラキカム」という植物でした。「三種類植えこんでます」といわれよくよく見ると確かに三色。咲いた後に色が変わるのではなく、最初から違う色とのこと。
フーン。見て楽しめば十分なのですが(右脳)、こうして教えていただいて知識が増えるのも(左脳)、やはり喜びですよね。
ダイアモンドリリー。この辺りでは12月になると咲いています。

先日ショウキスイセンの時にヒガンバナ科を調べましたから、ちゃんとお話についていけました。ヒガンバナが分類されているリコリス属じゃない方、ネリネ属です。一枚のショウキズイセンの写真から
道の途中の黄葉。ここには紅葉はあまりなくてほとんどが黄葉です。なんだか開放的な印象が強いように思います。

ドウダンツツジは紅葉に分類するものでしょうが、真っ赤ではないんです。

さすがに黒潮のおかげでしょうか。12月というのに色鮮やかな花も目につきます。
ランタナはあまりの繁殖力の強さに植えてはいけない植物だとされていますが、夏の暑さにも冬の寒さにも、どこ吹く風と咲き続ける生命力には敬意を表したくなります。
七変化の別名通り。様々に色が変わっていきます。

一色の時も

これは原種に近いのでしょう、花が小さいのです。

旺盛に咲き続けるランタナからは季節を感じることは難しいですが、元気をもらいます。
よく眺めて見ると、早咲きのシャクナゲ発見!?これもまた季節を感じるのはちょっと難しい。でも脳は活性化されました。



ブログ村

http://health.blogmura.com/bokeboshi/ranking_out.html