小布施からの帰途は一目散に帰ると、その日のうちに帰れることは帰れます。以前は大体とんぼ帰りでしたが、左脳優位の仕事の後は右脳の出番ということで、最近はだいたいどこかに寄って楽しんで帰ることにしています。
船頭さんの軽妙な語りで船内は笑い声に包まれます。
「今は水量が少ない。春先にもう一度ぜひ」
地層を何かに見なす箇所もたくさんありました。
いくつもの橋をくぐりました。
私は前に座っていましたが振り返ると皆さん本当にいい笑顔で船旅を楽しんでいました。
その計画を立てる過程も実は楽しい!
小布施町に絡めて訪問した旅の記録ブログを遡ってみました。
2023年:善光寺お朝事(前)角野栄子「魔法の文学館」(後)
2000年:ベニズワイガニの昼セリ
2018年:地獄谷野猿公園
2015年:松代探訪
2014年:冨岡製糸場
2010年:谷川岳ロープウェイ
本当はこの旅行記も読んでいただきたいと思います。自分の楽しみを自分で作って(この段階も間違いなく喜び)、毎回楽しんでいるのをわかっていただきたいのです。
そういえば、こんなところにも寄り道しました!
北海道岩見沢市の講演の後は、少女時代からの念願の氷のイグルーに泊まりに行ったのです。
2021年:北海道の旅 然別湖氷上コタン
さて今回は、行き先は割合に簡単でした。友人が鬼怒川温泉に泊まって、目の前の東武ワールドスクウェアにいったそうです。縮尺された世界遺産などがコンパクトに展示されている程度は知っていましたが、普通そんなに食指が動くところではありません。「ひとつでもいいから、本物の方がいいかなあ」と言うと「まあ、素晴らしいものだった!」「全部見られなかった。絶対もう一回行かなくては」と大絶賛です。
「体験できるものは、自分で体験して評価すべき」と考えていますから、ここには行くしかありません。
新幹線で大宮まで戻り、春日部へ。東武線特急に乗って東武ワールドスクウェア駅。幸いホテルは歩いて3分。到着は8時過ぎ。
車中で見つけた「鬼怒川ライン下り」のポスター。「そうだ!今は紅葉のハイシーズン!」
一人旅ですから、慎重に計画は立てます。用意周到に準備するのはまさに前頭葉の働きですが、状況に応じて臨機応変に対応するのも、より高次の前頭葉機能。即刻計画変更、東武ワールドスクウェアの前に鬼怒川下り!
チェックアウトは8時。
船の発着場は隣駅の鬼怒川温泉で第一便の出発は9時。まだ肉離れの影響は残っているのですが階段をものともせずさあ乗船。
船頭さんの軽妙な語りで船内は笑い声に包まれます。
飛沫避けは乗客がビニールを引き上げます。
名勝は見逃さないように、アナウンスがあります。
「今は水量が少ない。春先にもう一度ぜひ」
地層を何かに見なす箇所もたくさんありました。
いくつもの橋をくぐりました。
私は前に座っていましたが振り返ると皆さん本当にいい笑顔で船旅を楽しんでいました。
鬼怒川を下った船は、3艘ずつトラックで船着場へ運ばれます。
発着場の看板が、どこか昭和を思わせるものでした。紅葉にはちょっと早い時期でしたが、雲ひとつない晴天で気持ちよく川下りを楽しめました。いい経験でした。計画変更は大成功でした。
発着場の看板が、どこか昭和を思わせるものでした。紅葉にはちょっと早い時期でしたが、雲ひとつない晴天で気持ちよく川下りを楽しめました。いい経験でした。計画変更は大成功でした。
舟下りも何ヶ所かしています。ちょっとチェックしてみたら、時の見当識について面白いことが書いてありましたからご紹介しましょう。
「猊鼻渓舟下り(時の見当識)」
「猊鼻渓舟下り(時の見当識)」
by 高槻絹子