毎金曜日に届く九州の野菜と有精卵。
本日は10月3日~10月9日の薬膳的食生活です。
暦は秋分の終わり頃から寒露のはじめにあたります。
季節を秋とする二十四節気は6つあって(秋の)はじめから
数えると秋分は4つ目、寒露は5つ目になります。
秋たけなわから少し過ぎた頃。
自然界では「陽」から「陰」に変わる時期。
薬膳では人間の体も自然界と同じと考えるので、そうすると
人体の陰陽も「陽」から「陰」に変わる時期ということに
なります。実りの秋、収穫の季節を楽しみながらも、
そろそろ冬を越える準備に入ることを考えました。
冬のはじまり立冬は11月7日です。
味噌たまご。
わが家ご本家の伝承料理。ご本家のおば様から習いました。
何か教えて~と立ち話だったので、想像で作りました(笑)。
ゆで卵を味噌床で包んで一晩置くだけ!
卵は、黄身は半熟、白身は完全に固まった状態が
最も体に吸収しやすいと聞くのですが、半熟は
苦手なので、わたし用は黄身も固まっています。
卵はビタミンCと食物繊維以外の栄養成分が含まれた
ほぼ完全栄養食品。薬膳では秋のおすすめ食材です。
潤したり、エネルギーを補給したり、気持ちを落ち
着けます。
ささみフライと食べました。フライ衣は余ってしまった
食パンが大変身!よい手間でした(笑)。
立冬に近づくと秋の邪気、乾燥は(温燥から)涼燥に
変わります。涼燥の頃は皮膚や毛髪の乾燥に要注意!
届いたぶなしめじとえのき茸は、どちらも肌荒れに
作用するので、コンスタントに摂りたい!
なめこ風の作りおきにしました。肺によい海苔もプラス。
長ねぎ。
薬膳としての効能は、発汗作用と気と血のめぐりをよく
するので、体の浅い部分に入った邪気(=風邪の初期症状)を
発散させながら取り除きます。
昔から漢方に使われています(主に白い部分)。
その他、胃の働きを整えたり、解毒作用、冷えの改善、
便秘や下痢の予防にも使います。
はちみつと一緒に使うのはNG。それぞれの成分が
反応して胃腸を刺激することがあるそうです。
まずは、にんじんを加えた鶏だんごスープのあしらいに。
そして切干大根と合わせて炒め物に。
大根は冷ます性質ですが長ねぎと似たような効能があります。
冬に向かっては「滋陰」といって、体を構成する水(液、精、
血を含む)が必要なのですが、小松菜は理想の葉もの!
陰を養ってくれます。ゆでてかさ増しに使いました。
それから生のまま細かく刻んで塩もみ。
炊きたてのごはんに混ぜました。これ、定番!
体を潤し乾燥を解消する水菜。
冷え症の改善や風邪予防のにら。
風邪予防のごぼう。
野菜の薬膳としての効能を知ると、届く野菜たちは
季節に応じて(体の)調子を整えてくれたり、予防を
してくれたりだなあと分かります。豚肉も潤い。
うどんすきの具にしました。
届いたフルーツは、早生みかん。みかんは風邪予防。
食べて疲労回復、免疫力を高めます。
野菜のスタッフの方も、食材の効能にお詳しいのだと
分かります。たーくさんある野菜の中から、ジャストで
荷を詰めて下さるので。
今週もおごちそうさまでした。
iBox(宅配野菜)
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