「帰福の翌日が冬至だね~」と、訪道のお土産に
地元のかぼちゃ “雪の下” を持たせてくれました。
冬至の室礼に南瓜(かぼちゃ) は必須。
南瓜の黄色は厄除けの色。しかも、その名前の中には
“陽” の気を含む「南」の文字が入っています。
実際、冬場の野菜が少ない時期に、長持ちして栄養価の高い
南瓜を直会(なおらい/食べて体に取り込むこと) するのは、
体力をつけて風邪などを予防します。
南瓜は薬膳としても体を温めて疲労を回復。
「脾(胃)」の働きを高めます。
美肌づくり、生活習慣病の予防、胃痛や便秘の解消にも。
また、室礼や薬膳につながる陰陽五行説では冬至を
「陰極まって陽に転じる」時とされ、この日を境に、
太陽のエネルギーが少しずつ回復(日が長くなる) して
いくおめでたい日としています(一陽来復)。
歳時記食として、南瓜の煮ものを作りました。
大きめの一口大にカットしたあとは砂糖の脱水作用を利用。
南瓜らしい色に仕上がりました。
柚子湯に入って体が温まりました。
室礼では、香り高い柚子湯に入るのは、邪気を払い、
(お正月を前にして) 禊ぎをするという意味合いがあります。
室礼、直会によるおうち歳時記を考えると、何も儀礼的な
ものだけではないように思います。
冬の寒さを乗り切り、新しい年を元気に迎えようとする
知恵が分かります。室礼で気持ちが引き締まりました!
新年はもう間近。
今日はローストチキンを焼きながら、おせち料理の段取りを
考えています。
どなたさまにも Happy MerryChristmas ☆