二人暮らし 日々諸々。

共通の楽しみも多い夫婦二人暮らし
日々諸々のblogです。

ふじももキッチン '18 7月終了

2018-07-09 15:04:50 | 薬膳教室

7のレッスンが無事に終了しました。

七夕でお迎え。
五色の短冊、の五色は五行説の五色。

 

 

梶の葉。
天の川を渡る船の「舵」の言葉をかけています。

 

 

お菓子とお茶は北海道土産。
和ハッカの飴、よ~く見たらリーフ型でかわいい!

 

 

 

月替わりで行うワークショップ。
今月は季節のコンフィチュール。
キウイと白ワイン(のコンフィチュール) でした。

使う鍋の大きさ、ペクチンの扱い方、キウイの
気になる、とよく耳にする青臭さの抑え方などを実習。

キウイは食べる点滴!
薬膳として食べると、体の熱を冷まして潤す働き、
また、消化を助けたり、利尿作用も。
お持ち帰りいただきました。






7月は小暑、大暑と夏土用の月。
高温多湿の夏が極まる頃、がテーマです。

熱邪と湿邪、脾胃と心の対策を考えました。

体に陽気がこもると熱化、灼熱化するので
冷まして出す。

湿気が発散できないと脾胃の働きが低下するので、
湿気をためない工夫。

また、心がよく活動をする夏なので心のケア。

これらを家庭薬膳でご紹介しました。



夏のアミューズ3種。
野菜とフルーツとジビエで構成。

体の熱を内側・深部から取り去る瓜科野菜の
タルティーヌ。

余熱を除くパイナップルは生ハムと。

ジビエはエゾ鹿(スモーク)。
プルーンとピンチョスにしました。
鹿肉は高たんぱく低カロリーな赤身肉。
薬膳として食べると、内臓の働きを高めたり、
冷えを改善します。
プルーンはビタミンACEと補血。

食前のドリンクはキウイと白ワインのソーダ。



熱やほてりを取る、解毒に優れる、利尿を促す働きが
あるのは緑豆。ご家庭では緑豆製品が簡単でしょうか。
ヤムウンセンをご紹介。

 

 

スープはコムタン(牛テールスープ)。
牛テールは造血作用、美肌効果、精神を安定させるなど。
トマトは胃を健康にして消化を助け、オクラは胃腸を
整えて便通を促す。味付けは、夏バテに効果的に
なるよう梅干しで。

 

 

七夕の行事食は七夕そうめん。
夏の農作物の収穫期にあたるので、麦から出来たものを
直会します。札幌でグリン麺(ひやむぎ) を買いました。

(土用の丑の “う” のつく食べものから) 牛肉の挽き肉。
あしらいは、内臓まで冷やさないように薬味野菜。

 

 

チーズとわさびのプチ御飯。
腸を潤す効果や水分を補って肺の働きを助けるチーズと
胃腸の冷え予防になるわさびの組み合わせ。
本醸造しょうゆを数滴、が1番美味しい(笑)。

 

 

デザートはプラムのクラフティ。
プラムはカリウムが豊富なので、利尿効果。
湿邪を尿として排出してくれる旬のフルーツです。
今年は豊作の吉報!
自家製のプラムソースをかけています。

 

 

漢方ティーは、薬膳風のサングリア(ノンアルコール)。
夏の色は赤、ということから赤い漢方食材から
なつめと枸杞の実(ゴジベリー) を使いました。
なつめは滋養強壮、枸杞の実は体を丈夫にします。
シナモンでまぜまぜ。見るからに樹の皮、植物だぜ(笑)。

 

 

7日。里芋の葉の朝露。小筆ぐらい。

 

 

大筆ぐらいの朝露。

 

 

短冊に書いた生徒様の願いごとの笹飾り。
旧暦七夕の節供に、教室会場近くの神社に
奉納させていただきます。

 

 

半夏雨や七夕豪雨と昔の人はこの頃の大雨を
よく言ったもので往路は大雨と一緒でした。

たくさんの雨中見舞いをいただき感激しました!
ありがとうございました。
ひやひや、ドキドキ、不安な道中となりましたが
実家に着いたらトマトに傘っ。
肩の力、抜け抜け。爆笑でした。母の仕業。

今月もご参加をいただきましてありがとう
ございました。皆さまにもちょうど1年前を
思い出す恐怖だったと思います。
こうして無事に開催できましたこと、感謝。

 

 

◎ 8月の教室は11日(土) と12日() ◎

 初秋。暦は立秋、処暑
 九州ではお盆を控えるころ。

 ワークショップは薬膳チャツネづくり。

 五季食楽(ふじももキッチンのお食事)。
 暦の上では立秋になりますが、実際は真夏。
 
暑さで参っている体のケアをします。

 場所:大分県大分市。

 両日満席を頂戴しています。

 ご参加の皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。





半夏生にたこ料理

2018-07-03 10:20:32 | おうち歳時記

昨日2日は半夏生(はんげしょう) という雑節でした。
雑節は日本独自の暦。
農作業の目安として設けられました。
半夏生は、田植えの終わりの目安。

この頃に降るのが半夏雨(はんげう) という雨。
7月上旬の雨で、梅雨の終わりの目安だそうです。
梅雨の末期の雨なので大雨になることが多く
「天から毒が降る」という言い伝えもあるそうです。



以前、半夏生までに田植えを終えていないと収穫が
半減する
と聞いたことがありました。
田植えを終えたところでは農作業の無事と豊穣を願って
神様にたこ
を供えて直会するとかで。

たこの八本足に習い、稲が根をはることを願う。
また、たこの
たくさんの吸盤に習い、稲がたくさん
実る
ことを願うそうです。

 

薬膳として食べるたこは、タウリンが豊富なので
疲労回復効果。
気を養って体に元気をつけます。
次に不足している血を補うので頭痛、めまい、
生理不順に効果的。また、皮膚に潤いを与えるので
乾燥肌や肌のくすみ予防に役立ちます。



お料理歳時記は、たこ!
札幌ドームで食べたタコザンギが美味しかったので
それかな、と思ったのですが、サラダな一品が
なかったので、あっさり変更。

梅雨どきなので、脾胃に注意。
解毒や和胃の効能をもつ紫蘇、和胃の効能をもつ玉ねぎ
を合わせて家庭薬膳風に仕立てました。

 

 

 


'18 梅干し(塩漬け~赤紫蘇)

2018-07-02 14:25:00 | おうち歳時記

もう何年のお付き合いになるでしょうか
和歌山県みなべ町の月向農園さん。

今年は梅の生育が早かったようで、昨年と
同じ頃に届けてほしいと連絡をしたら
そのころには終わっている、と返事がありました。

ぎょえ!
仕方がないので訪道計画を短縮。
「梅干し漬けるから帰らなきゃ」と帰福しました。
帰宅して荷解きをしていたら梅が到着。
早速塩漬けをしました。

 

 

4kgの梅を塩分10%で塩漬け。
3日もすれば白梅酢が上がるので、そこで(白梅酢を)
味見。けれど、うーん。何だかピン!と来なかったので
昨年と同じ塩分12%になるよう加塩しました。
一瞬、濁ったか!とドキっとしましたが大丈夫。
好みの白梅酢が取れました。

 

 

一緒に届けてもらう手もみの赤紫蘇は600g。
触った感じの梅は、果肉の中心まで上手く漬かっている
ようで、なかなかの出来!目標としている亡父の
梅干しに近づいているとはじめて思いました。

残るは赤い色の具合。
梅さん、赤紫蘇さん、土用に入るまで頼んだよー(笑)。


 

 


さくらんぼケーキ

2018-07-02 13:51:19 | 家パン・家お菓子

フルーツタルトの型を使って、さくらんぼケーキを
作りました。

この型でスポンジ生地を焼いて型から取り出すと
上部がくぼみます。そこにレモンクリームを広げ
さくらんぼを並べました。

 

 

わお!サプライズ。
このさくらんぼ、敬愛する友人からのプレゼント。

 

 

真っ赤なさくらんぼ。
とーってもとーっても贅沢させてもらいました。
おごちそうさま!

 

 

 


半年分のケガレ祓い

2018-07-01 17:54:26 | 九州・大分をDrive

6月晦日、30日。
半年分のケガレを祓う神事があるはず、
茅の輪くぐりができるはず、と御朱印ドライブを
しました。

まるで調べない、とりあえず行ってみる!と
いうのがわが家なので、先の七夕神社では御朱印も、
茅の輪もな無かった(笑)。

そのうちカーナビに神社マークが出てきたので
訪ねてみました。

福岡県筑紫野市、筑紫神社。

 

 

良かったね、オットの好きな御神馬ありました。
夏競馬もよろしくお願いします、と雨の中
撫でる撫でる。神頼みしかないのか!(笑)。

 

 

絵馬。

 

 

茅の輪が無い!

夏越の祓えと茅の輪くぐりって、一年の前半の
最終日にあたる6月30日に行われるのでは
ないでしょうか。

宮司さんが教えてくださいました。

こちらの場合は、地域のおまつりと日にちを
合わせ、7月19日に行うそうです。

本日30日は、大祓(おおはらえ)。

なんだ!
6月30日といえば、全国的に夏越の祓え、茅の輪
くぐりだと思っていました。
御神事にも地域差があって驚き~。

御朱印をいただきました。
これはこれで半年分のケガレを祓う参拝でした。

 

 

行事食のつもり。
おやつに輪、食べました!

 

 

 


七夕神社

2018-07-01 16:53:02 | 九州・大分をDrive

福岡県小郡市、七夕神社。

ちょうど七夕の室礼教室で短冊に願い事を
書いて、笹竹に吊るしたばかり。
笹飾りは後日、七夕神社に奉納をすると聞いたので
興味が湧きました。

祭神は姫杜神と織姫神。
千年以上の昔、このあたりの献上品は米と織物。
織物に携わってきた人たちは織物の神様として
棚機津女(たなはたつめ) という機織りの女神を
信仰していたそうです。

室礼で習う年中行事、七夕(しちせきと言ったりする)。
別名は笹の節供。現代の七夕は、古来日本の棚機津女の
信仰と、中国から伝わった牽牛(彦星)と織女(織姫) 、
二星の伝説とが習合したものだとよく分かりました。

 

 

牽牛(彦星)。

 

 

織女(織姫)。

 

 

恋人の聖地。
御朱印は社務所がクローズのため頂けず!

 

 

(織姫様を祀る) 七夕神社と宝満川を挟んだところに
ある老松神社には牽牛社があるそうです。
宝満川、天の川みた~い!
その他、神社周辺には七夕いっぱい。