お出掛け記録を書こうとブログを開いたのですが、
手術一年目の今日この頃はどうしても感傷的になってしまいます。
今まで書けなかった事、
人の感情は思いもかけずに爆発するということ書きます。
またまた病気関係の話題ですが、しばしのお付き合いを
私の入院した病院では精神面のケアのためもあり、
時々コンサートが開かれます。
週1回はピアノのミニコンサート、その他時々、カンツォーネ、
オペラ、琴とバイオリンの競演などのボランティア・イベントがあります。
集中治療室から出て5日目、まだ点滴台を転がしながら、
ヨタヨタ、ヨチヨチ歩いていた時期に
コーラスグループ「サーカス」のコンサートがありました。
メンバーの一人の奥様がこの病院でお世話になったことがあるとの事で、
このイベントは入院患者や家族の皆さんとても楽しみにしていました。
当日は広いロビーにイスを出し、大勢の病院関係者、病院ボランティアが
患者の手助けをし、良い状態で聞けるよう配慮しています。
私は始まる直前に行ったのですが、すぐ席に誘導され、
ゆっくり楽しむことができそうでした。
メンバーは、女性はピンク、黄色の衣装、男性は黒のタキシード姿で現れ、
世の中の会場で見るよりも一層華やかで鮮やかで美しかったです。
でも私は不安でした!
手術後、片耳が聞こえなくなり、音楽を楽しむことができるのか???
コーラスの第一声!びっくりしました
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美しいハーモニーは頭蓋骨に響くんですね
方耳が聞こえないのを補うように頭蓋骨が共鳴し、
立体的な音が聞こえる!
感動でした
まだまだ音楽を楽しむ能力が残っている!!
嬉しかったです。
そのうちボロボロと泣けてきました。
特に、新しい道を勇気を持って切り開こう!新しい未来が待っている
(超意訳です)という歌の時には、周囲の患者さんも泣いていました。
だんだん嗚咽をこらえる状態になってきました。
このとき、白衣を着た方から「点滴が終わってますがどうしますか?」
と声をかけられ、コンサートの途中でしたが病室に戻ることにしました。
実は、感情が激して、会場にいられる状態ではなくなってたのです。
感激、感動が過ぎると失ったものへの思いがこみ上げてきていました。
歌を歌うこと、ニッコリ笑うこと、傷の無い顔・・・・全て失ったと思うと
やりきれなく悲しく、普通の状態でいられなくなりました。
逃げるように病室に帰り、ナースコール。
若い優しい看護士さんが来て、いつも元気な私が泣いているのに驚き、
「どうしたんですか?」と声をかけてくれた。
「失ったものが大きくて・・・」それだけ言って、
あとは号泣!!ワーワー泣きました!
こんなに泣くのは子供のとき以来!
恥ずかしさなんて無かったです。
その間看護士さんはずっと私の手を握って、「大丈夫よ」と
言い続けてくれました。
泣き止むまでずっと
優しい看護士さんがいてくれたおかげで救われました
そういえば癌宣告以来、一度もきちんと泣いていなかったのです。
涙がジワーッとにじむことは会ってもそれで終わり。
感情の爆発が必要だったようです。
それ以後、自分でも痛快なぐらい居直りました。
できないことはできない!でも・・・・
できないこと以外は全部できる
できることのほうが多い
よくありそうなことで、たいした出来事ではないのですが、
私の中では重要な出来事でした。
今まで書けなかったのは、つらいので書けなかったのではなく、
このことを書き始めると涙がボロボロ出て、
画面が見えなくなってしまうからでした。
一年過ぎて、ようやく書けました。
でも、画面が曇らない程度に、涙は出たんですよ
悲しいわけではないのにね。
長々とした文章、読んでいただいて感謝しています。
手術一年目の今日この頃はどうしても感傷的になってしまいます。
今まで書けなかった事、
人の感情は思いもかけずに爆発するということ書きます。
またまた病気関係の話題ですが、しばしのお付き合いを

私の入院した病院では精神面のケアのためもあり、
時々コンサートが開かれます。
週1回はピアノのミニコンサート、その他時々、カンツォーネ、
オペラ、琴とバイオリンの競演などのボランティア・イベントがあります。
集中治療室から出て5日目、まだ点滴台を転がしながら、
ヨタヨタ、ヨチヨチ歩いていた時期に
コーラスグループ「サーカス」のコンサートがありました。
メンバーの一人の奥様がこの病院でお世話になったことがあるとの事で、
このイベントは入院患者や家族の皆さんとても楽しみにしていました。
当日は広いロビーにイスを出し、大勢の病院関係者、病院ボランティアが
患者の手助けをし、良い状態で聞けるよう配慮しています。
私は始まる直前に行ったのですが、すぐ席に誘導され、
ゆっくり楽しむことができそうでした。
メンバーは、女性はピンク、黄色の衣装、男性は黒のタキシード姿で現れ、
世の中の会場で見るよりも一層華やかで鮮やかで美しかったです。
でも私は不安でした!
手術後、片耳が聞こえなくなり、音楽を楽しむことができるのか???
コーラスの第一声!びっくりしました
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美しいハーモニーは頭蓋骨に響くんですね
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方耳が聞こえないのを補うように頭蓋骨が共鳴し、
立体的な音が聞こえる!
感動でした
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まだまだ音楽を楽しむ能力が残っている!!
嬉しかったです。
そのうちボロボロと泣けてきました。
特に、新しい道を勇気を持って切り開こう!新しい未来が待っている
(超意訳です)という歌の時には、周囲の患者さんも泣いていました。
だんだん嗚咽をこらえる状態になってきました。
このとき、白衣を着た方から「点滴が終わってますがどうしますか?」
と声をかけられ、コンサートの途中でしたが病室に戻ることにしました。
実は、感情が激して、会場にいられる状態ではなくなってたのです。
感激、感動が過ぎると失ったものへの思いがこみ上げてきていました。
歌を歌うこと、ニッコリ笑うこと、傷の無い顔・・・・全て失ったと思うと
やりきれなく悲しく、普通の状態でいられなくなりました。
逃げるように病室に帰り、ナースコール。
若い優しい看護士さんが来て、いつも元気な私が泣いているのに驚き、
「どうしたんですか?」と声をかけてくれた。
「失ったものが大きくて・・・」それだけ言って、
あとは号泣!!ワーワー泣きました!
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こんなに泣くのは子供のとき以来!
恥ずかしさなんて無かったです。
その間看護士さんはずっと私の手を握って、「大丈夫よ」と
言い続けてくれました。
泣き止むまでずっと
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優しい看護士さんがいてくれたおかげで救われました
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そういえば癌宣告以来、一度もきちんと泣いていなかったのです。
涙がジワーッとにじむことは会ってもそれで終わり。
感情の爆発が必要だったようです。
それ以後、自分でも痛快なぐらい居直りました。
できないことはできない!でも・・・・
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よくありそうなことで、たいした出来事ではないのですが、
私の中では重要な出来事でした。
今まで書けなかったのは、つらいので書けなかったのではなく、
このことを書き始めると涙がボロボロ出て、
画面が見えなくなってしまうからでした。
一年過ぎて、ようやく書けました。
でも、画面が曇らない程度に、涙は出たんですよ
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悲しいわけではないのにね。
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長々とした文章、読んでいただいて感謝しています。
すぐに返信しますね。
泣けないものです!
少しづつ涙と共に浄化されていくのだと思います。
セピア色に変わるまで、急がずゆっくりと・・・
これは、私自身の事でも有ります。
☆銀河☆さんが、このことを書いたときになぜ、すぐに読まなかったのだろう・・・と悔やんでいます。
といって私が何か出来る訳でも、何か気の利いたことが言える訳でもないのです。
でも、やはりお元気な☆銀河☆さんであっても、そのことを言葉にしなかっただけで、抱えていたことの重さ、大きさはよ~くわかります。
shigekoさんとの出会いが会って本当に良かったですね。
同じ苦しみのご経験者同士なら、たくさんの共有する想いがあることでしょう。
本当に辛い時、苦しい時、人は笑うしかない・・・
泣けなくなる・・・これは、私もわかります。
でも、生きている限りなんとかなる道を神様はちゃんと用意して下さっているんだなと思っています。
これから先も、きっといろいろありますよね。
思い切り泣いたり、吐露したり・・・そんな☆銀河☆さんで、いいと思います。
私もいろんな人に、たくさん受け止めていただきました。
聞くだけ、受け止めるだけかもしれませんが、私はいつも耳を澄ませています。
なるようになるさ・・・と覚悟を決めても
まだあきらめられないものが
この時まで残っていたようです。
でもしっかり泣いたのはこの時だけで、
非常にスッキリした記憶があります
このあとは勝手に涙が流れただけ・・・
感傷的になる暇が無かったともいえます。
手術後は日々回復していく楽しさがあり、
ある意味充実していました。
でも書き始めると止まらないということは、
まだ生々しい記憶なんですね。
あせらずゆっくりいきます!
言葉にして人に話すのは生々しくて、
また自分が負けているようで、
柔軟だけど勝気な私としては到底できませんでした。
でも、ポロってこんな思いが出てくる時が
あるんですね。
言ってどうなるって事ではないけれど、
こんな思いもあったという事を
忘れたくない!
簡単に乗り越えてきたのではないと言う事を、
しっかり自分に刻み付けておきたかった!
刻み付けておくと何かあった時、
こんな経験もしたのさ・・・と
強さに変化するような気がします。
こんなつぶやきみたいなことでも、
耳を済ませて受け止めてくださると言って頂き、
有難いと思います。
いなこさんの優しさが心に沁みます。
shigekoさん、いなこさんありがとう!