不知火アスカの"きのむくままに"

その時やっている事や思っている事…が今や模型製作記に。時々悪乗り。
(スローペースでも私らしくいきますようー☆)

第86回 下地作り ~筆塗りで(前編)~

2007年07月20日 10時35分20秒 | プラモデル関連の話題

さて、前回のキズ埋めはどうでしたか?私の場合はあまりうまくないので、どれだけ丁寧にスクラッチしてもキズは残ります。それを消さないと表面はきれいになりませんからね~。



そして、今回は下地を実際に作ります。が、2回にわけてお送りします。


下地を作る時に使うのが、「サーフェイサー」です。「下地剤」とも言えるでしょうか。

注・「サーフェイサー」は略して「サフ」と呼ばれるのが一般的です。また、サフは普通缶スプレーなので、「サフを吹く」と言うと、つまり表面をサフでコーティングした状態とも言えます。


この「下地を作る」ことをするとどんな得があるのでしょうか。

もっとも得すること、それは「塗料の食いつきがよくなる」ことだと思います。いくら模型用だと言っても、完璧に塗料がのるわけではないんですよね、残念ながら。
そこで表面にサフの層を作ります。サフは、キット表面にもしっかり食いつき、塗料との相性も良い、というわけです。

「塗料の食いつき」とは、まぁ簡単に言うと、塗った塗料のはがれにくさを言います。「しっかり食いつく」「食いつきが良い」というのは、塗料がはがれにくいことを言います。



もうひとつはキットに手を加える人にとって重要なことです。

例えばキットが黒で、そこに白色のパテを盛ったとします。
もし、この上から黄色を塗ったらどうなるでしょうか。

もちろん、普通の塗料であれば、黒の上と白の上では黄色の発色が違います。

サフは隠ぺい力(下の色を見えなくする力)が強いので、下地の色を均一にし、完成度を高めます。



他の利点は…まぁいいや(苦笑)



重要な欠点は、「塗膜が厚くなること」です。干渉には注意が必要です。






そろそろ話が長くて嫌になると思うので、写真入でいきます~。





今回使うのは、クレオスのMr.サーフェイサー1000です。
メーカー名が違う? グンゼ産業→GSIクレオスです。
1000って何? 粒の細かさです。

あとは500もあります。両方あると便利かも。




まず、前面にサフを塗装します。この時、多少分厚めでもかまいません。

いくらラッカー系とは言っても、念のため乾燥には1日はあけましょう。



ここからは部分ずつ見ていきます。




パテとプラ板の間にきれいにスジのヘコミが見えてます。




そこで、その部分を水研ぎ(水をつけて耐水ペーパーで磨くこと)します。

表面が現れたらそこでひとまずストップします。




こちらも下のほうに隙間とキズが見えてます。



同様に水研ぎします。表面が見え出すと、キズの部分にサフが残っています。

これなら成功です。





ヘコミがかなり目立ちます。



同様に水研ぎしましょう。



もちろん、キズ部分だけではなくて、全体もしっかり表面を水研ぎしましょう。
表面を均一にすることも重要な要素です。




さて、サフはしっかり出来て、表面も磨いたし完成!


ではなくて、下地が見えたので、もう一度サフを塗ります。



そこそこたっぷり塗っても大丈夫です。







お疲れ様です。前編はこれで終了です。


あ、今回使ったペーパーは、確か280番です。

ちょっと荒いです。出来れば400~600ぐらいのものを使ってください。


次回、後編も見てくださいね~☆
筆塗り サーフェイサー サフ ビン入りサフ 下地 塗装 スクラッチ

コメント (2)
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