下半身がひとまず完成しました。腰の前掛けアーマーがあるんですが、胴体との兼ね合いのことを考えて、ひとまずそれは後回しにします。何せ可動式のものを組み込む必要があるので。
それと、友人の暗狐さんの依頼?というか、「モールド見せて!」という話題がありまして。
しかも、ちょうどスネのモールドを彫る必要があるんですよね。これは必ずやる作業だったので、ちょうどタイミングよくやることにしました(先延ばしにして…なんて考えてたり無かったり)。
ということで、まずはひとまず作業の続きを少しだけ挟みます。
腰の後ろ側です。パテが埋まっておらず空洞になっていたので、パテを押し込んで、硬化後に表面をペーパーがけしました。
腰パーツ、いくらなんでもこのままでは寂しすぎるので、他のパーツがある程度出来たらディテールアップしないといけませんね~。
それではモールドを実際に彫る作業を写真つきで丁寧にわかりやすく、かつ初心者でも簡単に挑戦できるように事細かに説明を入れながら実演していくということを考えてなんたらかんたら。。。。。。。。
そんな大きい態度をとるつもりはありません。スネのモールドを彫っていきます。ちょっと参考程度に見てやって下さい。
キット付属のシールを流用して、大体このピンクのシールのような形に彫りたいと思います。
そこで、まず元となるシールをアタリとして貼って、周囲を鉛筆で塗ります。
もちろん重要なのは、パーツ内の左右のバランスと、左右パーツの全体のバランスです。ずれないように頑張りましょう~☆(人の子、もちろん多少のずれは必ず出来ますが;;;;)
左右に書き終わったら第1段階は終了と言えるでしょう。鉛筆で書いているので、ベタベタ触ると消えるので注意が必要です。
このアタリをとる下書きがやはり結果を左右するので、自分で納得できる範囲までしっかりやることをオススメします~。
ここからは実際に彫っていきます。最初に用意するのはピンバイスです。要はドリルですね。
もし、ドリルを持ってない!という方のために解決方法を出しておきます。
1.100円ショップに買いに行く
→今は100均で売ってます、マジで。まずは直径が2ミリぐらいのものを購入すればよろしいかと。
2.材質によっては他のものを代用
→例えば、パテです。普通プラモデルキットはかなり硬いです、パテに比べると(もちろんパテにも種類があるので注意)。なので、割と硬化してもそれなりに軟らかいような場合には、プラスのドライバーでも流用が効きます。
もちろん、持っていても損は無いので、1、2、3ミリぐらいをそろえておくと良いかもです。
まず、すべてのモールドの端をドリルで浅く削ります。このときは径の細いもので大体の位置をまず作ります。
次に、実際に作りたいモールドとほぼ同じぐらいのドリルで穴を広げます。このときも出来る限り深くならないように注意です。
それが出来たら、穴と穴の間に少し切り目を入れます。
ちょっと見にくいです;;;こんな感じに穴と穴の間にナイフを入れます。作る予定の幅よりも狭くなるようにします。
そしてここから先に使用するのは…そう、精密ドライバー改ことドライバー彫刻刀です。これを使用します。
あれです、モデル用ノミなんて買えません、高すぎて(苦笑)
(参考にぱっと検索で引っかかったハセガワ製2.5ミリ彫刻刀はコチラ)本家で写真無かった;;;
なので、100円ショップで売っている精密ドライバーを買って、先を加工します。
作成手順も念のため紹介(写真はないです;;)
1.まず、大体1~2ミリ程度のマイナスドライバーを購入
2.先を、400番ぐらいでペーパーがけして先を尖らせる
3.800~1000番ぐらいでペーパーがけして先を鋭利な刃物化させる
怪我には注意しましょう。小学生のときの彫刻刀を指に刺す感覚を思い出しつつ…。(あ、私は刺すなんてやりませんでしたよ。そのころにはかなりカッターの使い手だったので:笑)
話が逸れました。で、モールドを彫っていきます。
右:切り目を入れたもの
中:片方の切り目に向かってノミを入れたもの
左:両方の切り目に向かってノミを入れたもの
はみ出て失敗するんじゃ…なんて心配はいりません。
図解しましょ~。
うひゃぁしょぼい(笑)
つまり、先ほど入れたナイフの切り目(水色線)があるところにノミの先が行くと、そこでちゃんと止まります。
もちろん、むやみやたらと力を入れたらだめですけど。
この作業は、ただ単にミスを減らすための作業と言えます。やらなくてもいいですが、やっておく方が安全性・成功率は高いと言えます。
そして、両方の切り目にノミを入れたら、今度はその部分をノミで削って行きます。まさに写真のような感じです。
この時の注意点は、「彫るものの材質はどのようなものか」と言う点です。
硬いプラスチックほど、表面がなかなか削れません。そのため無駄な力がかかるので、パーツが割れたり、手を怪我することにもなりかねません。
逆にプラスチックほど硬くないパテなんかの場合だと、力を入れすぎるとすごく深く彫れてしまうことがあったり、硬化不良が出来ていてごっそりハゲたりします。
結論はどちらも力加減に注意、です。焦らず少しずつ進めることが肝心です。
これでおおよそ彫れた状態です。やっと作業は半分、というところでしょうか。
ここでの注意点は、彫っている面がどうなっているのか考える必要がある点です。
彫った面と彫る前の面がこうなっているのか正しいのか、それとも
彫っている面は水平が正しいのか。
まぁ、「正しい」という表現ではなくて、どうしたいのか、またはどうするとカッコよく見えるか、がポイントとなるので、ちゃんとそこまで考えましょう。
集中力を使うので、適時休憩をとりましょう。
次は、側面を同様に削っていきます。
このようになるように、です。うまく説明出来ないので;;;;;さっきと同じようにしながら、側面を削っていきます。
もちろんノミです。ナイフではサイズが大きいので細かい彫刻には使用範囲の限界があります。
ここまで来ればもう少しです。
次は、小さく切った紙やすりを折りたたんで、先ほど彫ったモールド内をペーパーがけします。正直このサイズとこのかけ方なので、完璧にやるのは難しいです。
上の写真のモールド風景ならば、中央のものはペーパーがけが足りません。まだドリルで彫ったへこみと段差が見えていますので、段差を消します。
このペーパーがけは、基本的には目に見えるほどの段差を消すのが目的です。
余裕があれば、しっかり表面を整えることも考えて細かくペーパーがけをしましょう。
最後に、モールドの周囲に書いた鉛筆のあとを消すような感じで表面をペーパーがけして完成です!
この「鉛筆跡を消す」ということで、先ほど彫ったモールドとの段差をちょうどいい感じにゆるくすることもねらいです。
お疲れ様でした。参考になったでしょうか。
今日は長かったですね~。久々に初心者(中級者)講座が出来て満足してます。
もちろん、これは私なりの方法なので、さらに自分流を見つけるとか、ここはこうした方がいいんじゃないか、とか。もちろん私もここに書いてませんが少し細かいところで手を加えたり…。
さて、下半身は、冒頭にもお伝えしましたとおり、腰の前掛けと後ろの何かを除いて、完成、と相成りました。
なので、現在の完成形と、とうとう発表です。
ですが、大々的にはやりませんこっそり発表(笑)
HGUCキュベレイを元キットとし、現在コミック本編内にのみ描かれているG-3、通称ゲードライを製作中です。この文章を見られた方はゲードライの名前を出してもらって構いませんが、分類にはまだ出しません。
設定資料版というか、それのガレージキットは出てるんですよ。最初はそれの予定だったんですが、そのガレキを発見したのでコミック内のやつなら普通誰もやらないだろうという読みです。コチラに参考までにガレキの完成品を。ただ、すいません無断リンク禁止等があるので、適当に見てください;;;
あと、もちろんZって私年代じゃないんです。そこで、もしよろしければ教えてください。ゲードライって伸ばし棒いるんですかね?私の中ではゲドライなんです;;;
それとなんですが、ゲドライのコミック内の絵を出したいんですが、確実に版権ひっかかるだろうということで、出せません(汗)もし気になる方はZのコミック版の3巻目を参照してください…
ということです。
そしてまぁ写真も控えめに下半身が完成(苦笑)
さてと、先にまずは胴体を考えないといけないようです。また本家では胸が取り外し可能なようです。なので、下にモールドは作らないけどアーマー取り外し式にしようかなんて画策中。
9月3日がHJのオラザク選手権締切日。間に合えば…