東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

月山界隈 八ッ楯山南面2回目 2019.02.11

2019年02月11日 | 山スキー

昨日に続いて寒気が入る予報だったので2度目の八ッ楯山南面を訪れた。広く立派な駐車場に着いてみるとすでに車8台が有り、このお手軽なパウダーゲレンデはすっかり人気のコースになっていた。

気温は1℃位でややうす曇りの天候だが、準備中の3名に先行して出発してすっかり出来上がった塹壕のようなトレースを追ってゆく。杉の植林地を抜けてブナの疎林帯に入ると新雪が20~30cmほど有るが、至る所にトレースやらトラックが刻まれて昨日の村山葉山とはまるで違う世界。

尾根筋から美しいオープンバーンに出ると眼下に視界が広がり、標高差600mの短いコースだが変化もあり視界も良好で登降意欲も湧いてくる。駐車場から1時間45分ほどで山頂に到着すると後続の3人が上がってきた。2年前?村山葉山でご一緒したTさんグループで、今日は登り返し3回位は覚悟の意気込みの様子で、もと来たコースを下ってブナの疎林帯の斜面を狙っているようだった。

山頂からスタートしてから少し東に寄り過ぎて南へ方向を修正し、あとは南に向かって深いやや重めのパウダー斜面を降りてゆく。どこを下っても駐車場にたどり着けるので不安はないが、意外に急だったり狭まった斜面が出てきて逃げながら降りてゆく。

800m付近まで下ってから登り返したが、南面は日が差してくると直ぐ雪が腐ってしまい、登り返して80m位高度を上げたが余りぱっとしないのでその後は駐車場を目掛けて降りて行く。

今日は意外に日が差してしまい予想が狂ってしまったが、2月中に気温が低いやや悪天候の日にもう一度訪れてみても良い。

 

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激パウ貸し切りの村山葉山東斜面 2019.02.10

2019年02月10日 | 山スキー

今日は 寒気が入った村山葉山は今が旬と思ってやって来た。駐車場に着いてみると意外に車はなく、すぐ後にやってきたボーダー氏2人のみとの貸し切りゲレンデ状態だった。天候は風雪模様だが標高が1000mにも満たないこのコースには最も恵まれたパウダー条件と思えた。

昨日のトレースには10~20cmの雪が有るが雪は軽く、軽いラッセルでどんどん進んで杉の植林地からオープンバーンを経由して急なブナの疎林帯にジグを切って高度を上げてゆく。途中で右の尾根筋の雪面にクラックが走るが、斜面の20~40cm位下に硬いバーンが有り弱層になっているようだった。いったん戻って左から巻いて登り、927mピークまでには3時間半ほどを要した。

久しぶりの単独ラッセルだったが雪が軽く、先週の八ッ楯山で体が慣れたのか調子はまずまずで、すぐさまシールを剥がしてノントラックの東斜面の斜面に飛び込む。雪は深いが軽いので板は自由自在に廻せて調子が良く、オープンバーンまではあっという間の1本だった。おそらく、何度か通った村山葉山では斜面もフラットで雪質は良く、最も恵まれた条件のパウダーランに思えた。

気を良くしてもう1本お代わりして余韻を味わい、オープンバーン~杉の植林地経由で一気に大鳥居まで下って降りた。後発の2人組は杉の植林地上のオープンバーンで楽しんでいた様で、結局最後までフルラッセルでしかも一人だけの日となり、今日はやって来て良かったと実感する1日でした。

なお、使い慣れないカメラのフィルターが曇ってしまい、まともな画像はありません。

 

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月山界隈 八ッ楯山南面 2019.02.03

2019年02月03日 | 山スキー

今日はすっかり出遅れてしまって八ッ楯山の駐車場に着いたのは8:30AMだった。すでに先行者のトレースが有り、8名のガイドツァーの皆さんも先行して出発していた。

このコースは初めてだが、国道112号線の横手トンネルと 砂子関トンネルの間に立派な駐車場が有り、アプローチがゼロで取付ける有難いコースだ。急斜面の杉の植林地を抜けて尾根沿いにコースを辿るとやがて雪庇が現れ、途中から右のオープンバーンを斜上すると山頂に通じるブナ林を抜け、視界が開けてくると間もなく山頂が近づく。

山頂は意外と開けた広い雪面で、南側には赤見堂や障子ヶ岳、西側には姥ヶ岳と湯殿山の雄姿が望める大展望台となっている。ここまで2時間程の登りだが短いながら変化もあって桃源郷のようなオープンバーンも楽しい雰囲気で、斜面も適度な傾斜で初心者から楽しめる素晴らしいツリーランコースに思える。

下降は元来たコースを外してオープンバーンから下の沢筋を降りて行ったが、756m付近で沢筋が狭まってここから登り返しとする。気温が高かったが上部斜面はパウダーを満喫出来て満足。しかし、標高が1000m未満のコースのため中間部からは雪が重くなって板を回すのもやや難儀になる。

駐車場に戻ってみると先ほど降りたばかりのY塾Y社長の面々3名の姿が有り、登り返し5回で雪が重くなり今日は早めの撤退の模様。スキーで1月中旬の大朝日岳小屋に2日間入った様で、根子からユーフン~古寺山経由の1日で大朝日岳小屋に入ったそうな。流石です。

この八ッ楯山は標高が低く南向きのため、やや風雪で日の差さない気温の低い日を狙ったほうが良いかも知れない。悪天候で姥ヶ岳・湯殿山をギブアップした時でも十分楽しめるでしょう。但し、賞味期限は1月~2月辺り?

 

 

 

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村山葉山 2019.01.20

2019年01月20日 | 山スキー

今シーズン初の村山葉山は生憎の天候模様だったが、駐車場に着いてみると見たことのある車が1台だけあって既に出発した後だった。先行者は村山葉山の主であるAさんペアだと直ぐ分かったが、身支度を整えて有難いトレースの後を追うがかなり先を行っている様子だった。

積雪は例年並みで既にこのエリアもパウダーの本格シーズン入り となり、昨日のトレースも残っている様でお客さんも結構入っている様子だった。風はないが小雪がちらついてやや気温は高めだが雪は意外と軽く、ブナの急斜面もトレースがしっかりしていて登りは楽だった。927mピーク先からのトレースはなく、Aさんペアはどうやら南東方向の尾根筋を滑り降りたようだった。

ある程度の視界はあるが小雪交じりで天候は今一つだが、さらに尾根を進んで1030mピークまで足を延ばしてみる。好天ならば眼下には素晴らしい光景が飛び込んでくるはずだがそんな事もなく、一人で南面・北面に飛び込む勇気もなく、下り坂の天候という理由を付けて今回は退却と決め込む。

下り始めるとAさんペアが上がってきて有難いお誘いも受けたが、頭の中にはおいしい蕎麦屋とあったかい温泉がチラつき、すっかり心は折れて一目散に東斜面を下って大鳥居に戻った。気温が高めで下はみぞれ気味の状態だったが、東斜面はノントラックの斜面を十分満喫しながら下り、村山葉山独特の浮遊感とスピードを味わえて来た甲斐も有った。

所要時間 4時間45分 気温 0℃ (1030mピーク)

 

 

 

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視界不良の西吾妻~西大巓 2019.01.14

2019年01月14日 | 山スキー

晴天を期待したが西吾妻の主稜線周りは視界不良で今一つ。気温は低めで雪質は文句ないが、視界のない山スキーは気の抜けたビールのようで盛り上がりに欠ける。
せっかくやって来たので西大巓まで足を延ばし、すでにトラックだらけで荒れた東斜面を軽くかじって若芽平コースへ。
雪不足ぎみの上部斜面は落とし穴のツリーホールが有ったりして食傷気味だが、若芽平上部からは滑り易くなってパウダーランらしい斜面が続いて快適。
西吾妻小屋にはグランデコから上がってきた登山者が多かったが、多くが20~30歳台の若い方が中心で女性も半分ほどいるのは意外だった。
皆さんズーム付き一眼レフをもっている方も当たり前にいて、古臭い山屋の生き残りの自分から見ると時代は変わっていた事を実感。
出発前にデジカメのバッテリーを交換するのを忘れ、画像はまともなものは有りません。

所要時間 5時間半     気温 -10℃ (主稜線)


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風雪の湯殿山 2019.01.06

2019年01月06日 | 山スキー

志津の駐車場に着いてみると何時のメンツの車が見当たらず、珍しく顔見知りの人は誰もいなかった。恐らく、村山葉山に向かったのだろうと想像する。

志津を出発した時はそうでもなかったが、今日も冬型の気圧配置は変わらず寒気が上空に居座った様子で、天候は次第に下り気味で風雪模様。森林限界点に立った頃はホワイトアウト状態で山頂は諦め、西斜面の程よいパウダー斜面に飛び込む。軽い雪質で久しぶりの浮遊感を味わい、続いて石跳川の沢筋の斜面を降りて行く。結局登り返し無しで往路のノントラック斜面を気持ち良く頂き、石跳川に降り立ってそのまま志津の駐車場へ。

3年前だったら視界無しでも山頂を目指していたが、今は大人になって滑りを満喫する方に転向。
風雪にもかかわらず湯殿山方面には多くのお客さんが入り、本格的なパウダー斜面にご納得のご様子でした。


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月山 姥ヶ岳 2018.12.16

2018年12月17日 | 山スキー

 やはり例年より雪の少ない月山だが、好天に恵まれた姥ヶ岳は予想通り大入りで、姥ヶ岳の東斜面には無数のトラックが刻まれていた。全国的な雪不足の為か新潟方面や首都圏からもお見えのようですが、月山はさすがにその期待を裏切らない積雪の量。
姥ヶ岳東斜面を何時ものメンツと1本決めてから登り返して南面の姥沢の斜面を1本。シーズン初めはターンのタイミングがずれて本調子ではないが、沢筋の吹き溜まりの雪は本格的なパウダー斜面で皆さん納得のご様子。しかし、2ヶ月の間山をさぼっていた自分にとっては息が上がり、ペースは今一という所でした。

Gさん画像より

 

Gさん画像より

 

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山スキーコース別記録 勝手にランキング

2018年08月27日 | 山スキー

 最年休みが取れなくて山スキー山行日数は減る一方ですが、過去の記録で思い出深い山行の順に星印を付けてみました。★~★★★の単純な3段階のランキングで、ランク付けの基準として以下の順序とした。

1. オリジナルコース又は記録の少ないコース

2. 天候の厳しい時期の山行 (殆ど記録がない)

2. 急峻でテクニカルなコース

4. アプローチに労力を要するコース又はロングコース

 どちらかというと静かなマイナーコースが好みなので、ランキングは必ずしも有名な山又は人気コースに限りません。また、一般的な評価の基準とは違って自分のお気に入りの為、全ての人にお勧め出来るコースでもありません。また、コースタイムは好天を狙っての一発アタックが信条の為、最も条件の良い山行が多いので参考程度にして頂いたほうが良いでしょう。

 また、同じコースでもその天候や雪の状態により環境が違うので、難易度やコースタイムは常に変化するもので一定ではありません。常に適切な自己判断が要求されますので記録が全てでもありません。

 山スキーは雪の斜面さえ有れば成り立つスポーツなので、本人の価値観とか好みによって未知の世界が広がるのが大きな魅力で、その気になれば生涯を通して遊べる趣味の世界でもある。つまり目的とかルールやコースは自分で決められるので、山遊びの中でも自己満足度の強い世界だと思います。

 まだまだ滑りたいコースや取りこぼしたコースも有るが、体力勝負の山行も叶わずだんだん選択肢が狭まってきてしまうのは残念ですが、今思えば飽きもしないでやっていられるのは遊びで子供の頃からスキーに馴染んでいたからか?

 何時までやっていられるかは分かりませんし、普段は自分の山行記録などめったに読見返したりもしないが、最近になってふと勝手にランキングしてみました。

東北アルパインスキー日誌 山スキー山域別記録

 

2006年1月1日 日暮沢小屋~大朝日岳登頂

 

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鳥海山 大平~御浜小屋~笙ヶ岳東斜面~大平 2018.05.06

2018年05月07日 | 山スキー

5月連休の鳥海山は3年連続だが、今回は残された最後の課題をクリアーする山行の予定だった。マイナー好みの自分としてはメジャーコースの回数は少なく、殆ど訪れる人のいない東面の体力勝負の実に地味なコースとか、殆ど晴天など期待されないまぐれ当たりの元旦の七高山登頂などが思い出に残る山行となっている。

11年前の3月に長大なフォレスト鳥海から七高山のコースを日帰りする物好きもいなかったが、今思えばそれは体力と気力があったその時だからできた話で、くたびれた山行だったが今となっては充実感があって楽しい思い出だ。

自分の限界もとっくに過ぎ去った今となってしまったが、最後に残った文殊岳から千畳ヶ原の長いスロープは何か魅力的なコースに思えた。しかし、前日は午前中の荒れた天候でチャンスを逃してしまい、今日は行けるだろうと思って大平から登り始めて文殊岳からの斜面を狙ったが、結局御浜小屋で強風に難儀して挫けてしまった。視界は良好だったが先行した2名のメンバーも途中から降りてきた様だった。

この日は祓川方面でも強風で皆さん殆ど行動が出来なかった様だが、仕方なく笙ヶ岳の東斜面を1本滑ってお茶を濁したのみで本日終了。鳥海山の最後の課題は来年のお楽しみという事にしておこう。

 

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鳥海山 鳥越川コース 2018.04.22

2018年04月23日 | 山スキー

今まで3月 4月 5月に訪れて過去1勝2敗と分が悪い鳥越川コースだが、連休前ワンチャンスの晴天続きを狙って訪れた。駐車にはすでに8人ほどのスキーヤー・ボーダーと登山者がスタンバイ中で、おにぎりを一個押し込んでその後を追った。駐車場からは木道歩きが20分位で後はスキーが使え、しばらく志津かなブナ林を辿って行くと北面の山頂が顔を出す。しばらくすると途中にはテントが2張り有り、鳥海山の北面を望んでのブナ林の中での宴会は快適そうに見えた。

今日は気温が高すぎて下降時の雪が腐ると困るのだが、森林限界を抜けると適度な風が吹いて汗もかかず、写真を撮りながらのんびりペースで登るのが心地よい。雪面は適度に硬くザラメ模様の斜面は急斜面でもシールの効きも良く、空は晴天で山頂方面の視界も良好で快適に高度を上げて行く。

しかし、次第に傾斜が増して千蛇谷を通過するあたりからペースが落ちて行き、新山の山頂は見えるが中々その頂には到達しない。先行の2名は七高山の直下で山頂を諦めて下降して行ったが、最後の力でそのまま雪壁の登りを続けて山頂を目指す。

先行者が4人いて一人は仙台ナンバーの単独の女性ボーダーの方だが、七高山下でスライドした時には快調に飛ばして降りて行った。後続の方が5人位いたが七高山に人の姿はなく、連休時の大混雑とは程遠い静かな環境で何か得したような気分。

誰もいない新山の山頂を踏んですぐ下降に取り掛かったが、滑りだすと気温が高く雪が腐れ気味でやや重いが、見渡す限りの広大なフラットバーンが延々と続きく。七五三掛から下は適度なザラメ雪でスキーも良く走り、久しぶりのロングコースを十分楽しんで満足の1日。しかし、標高差1788mの登りで久しぶりの山行にはしんどい。

駐車場6:00~鳥越川~新山12.30~駐車場15.45 所要時間 9時間20分 標高差 1788m

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村山葉山 畑~葉山手前~大ツボ石沢~大僧森沢下降~畑 2018.04.01

2018年04月04日 | 山スキー

先週行きそびれた三体山にしようか迷ったが、先週のGさんの後追いで畑から葉山を目指した。生憎期待した晴天ではなかったが急な雪解けにもかかわらず積雪は豊富で、沢筋斜面はやや硬めのフラットバーンは実に快適で板も良く走る。

大僧森沢~畑へのコースには昨日のものと思われる数本のトレースがあり、今回も2名の方が先行していたが定番コースといっても良いくらいの存在。
もうちょっと欲張っておけば良かったが、このエリアはサンデースキーヤーにとっては適度な山のスケールで、コースの取り方により人それぞれの楽しみ方があって良い。

※ 山頂まで 2時間50分 所要時間 5時間15分

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月山 石跳川~姥ヶ岳~東斜面 2017.12.31

2018年01月01日 | 山スキー

先週の湯殿山に続いて今シーズン2回目は姥ヶ岳の東斜面。さすがに大晦日になると志津駐車場は8台くらいで、顔なじみはAさん他1名くらいで何時もの常連組の姿はない。

先行者のトレースを追って石跳川に入るが、先週より積雪が1.0m位増して上部の沢はスノーブリッジで対岸の湯殿山へは楽に取り付ける状況。天候は曇りだが湯殿山は視界良好で東面が白く眩しく、気温はやや低めで汗をかく事もなく歩き易いのでノンストップでどんどん進む。

途中、3つの沢が合流するポイントから姥沢駐車場方向の沢筋を目指し、途中から左に進路をとって姥ヶ岳の山頂方面を進んで森林限界線を超える。その先に先行者の姿はなく山頂方面は貸し切り状態で、振り返ると遠くは大朝日岳や以東岳が輝いて美しい光景が広がる。山頂方面のシュカブラを進んで行くと対岸に月山の雄姿が現れ、曇りながらも風も少なく静かな雰囲気で今日はやって来て良かったと感じた。

東斜面を除くとノントラックの大斜面が広がり、唯一、山頂狙いのスノーシューのトレースが金姥方面に続いていた。体制を整えて山頂の雪庇を避けて100m程降りた辺りからスタートし、ややパック気味のパウダー斜面に飛び込むと後は至福の時間。まだ慣れないのでトップが引っ掛かり気味で無理に板を回してしまうが、次第に膝を載せる感覚を思い出してロングターンで降りて行く。登り返しを嫌って2/3程下ってからリフト上駅方面にトラバースし、後は南斜面の沢筋を降りて行って姥沢駐車場に到着。

姥沢駐車場直下の斜面はやや藪がうるさいが、その下からは雪も軽く快適な疎林帯のパウダーランの斜面となり、ターンのタイミングも取り戻して快適に降りて行く。途中、少しの歩きが入るがやがて尾根沿いに進んでネイチャーセンター付近を通過し、あとは緩斜面を流して志津駐車場に戻った。

 

 

 

 

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湯殿山 志津~湯殿山~東沢~東斜面  2017.12.24

2017年12月25日 | 山スキー

 快晴とは言えなかったがほぼ無風の湯殿山は山頂狙いがグットタイミング。志津の駐車場に集まったのは何時ものフルメンバーで、姥ヶ岳に向かうお客さんとは別の進路をたどり湯殿山を目指す。

気温がやや高い日だが積雪は十分で藪も埋まり、久しぶりの心地よい汗をかきながらブナ林の斜面をたどって山頂を目指す。石跳川の渡渉を嫌って尾根末端から忠実に辿って登頂し、山頂から往路の尾根筋を通過して石跳川側に東沢を1本滑り、1320m付近まで登り返して東斜面を1本。

東斜面下部の雪はやや重めでターンのタイミングが取れず慣れない滑りだったが、明日からの嵐の前の静かな月山を満喫出来て今日は何か拾い物を得た気分で満足。下降コースの石跳川は東斜面下部辺りはスノーブリッチを渡って通過し、あとは昨日のトレースを辿るとスムーズにネイチャーセンターに至る。

石跳川の下部からはまだ沢割れしているが橋を通過すれば渡渉は可能。東斜面にも雪は十分付いていて山頂からの下降も可能だが、西斜面には大きな規模で雪崩れた形跡もあるので滑る際は注意が必要です。

皆さん足腰の衰えなど全く感じさせない様子の滑りで、今日から本格的なシーズン突入という1日でした。


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山形蔵王 ライザスキー場~馬の背 2017.12.10

2017年12月11日 | 山スキー

何時もなら月山で初滑りのはずだが8年ぶりでライザスキー場を訪れてみた。9日 10日とプレオープンのため8:00AM頃からお客さんの姿があり、第2リフトのライザエキスプレスのみ営業で¥1000で乗り放題。
下から歩きで進んで行くと先行者はワカンの客さん一人のみで静かな世界。しかし、馬の背にたどり着いた時には生憎の視界不良。刈田岳は目の前だが何となくつまらなそうなので即下山。
多少藪があるがコース上の積雪は十分で、足慣らしとしてはそこそこの感触でそれなりに満足な1日。
ゲレンデを降りて13号線を走っていると意外にも山頂方面は快晴だった。

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湯殿山1周コース 2017.03.26

2017年03月27日 | 山スキー

何時ものメンバーに追加させてもらい、S氏一押しの湯殿山1周コースに同行させてもらった。

最近の低温続きの為かスタートからパウダー模様で、途中西面の疎林帯で軽く1本決めて気を良くし、登り返して森林限界を過ぎて湯殿山の南西の尾根筋に高度を上げてゆく。


あまり目にしない西面は高度以上に品格があって雄大な姿に思え、クラスト気味の山頂に続くやや急な尾根を忠実にたどると山頂に至る。
山頂から覗いた東斜面はノントラックの素晴らしい斜面が広がり、まだ誰も滑っていない斜面にトップのS氏が飛び込み、次々にパウダー斜面に思い思いのトラックを刻みながら降りてゆく。


後半はやや雪が重くなってくるが、スピードが出てくるとスキーにも浮力がついて来て板は良く走り、東斜面貸し切りという贅沢に浸って皆さん納得の1本。石跳川に降りてランチタイムの後装束場に登り返し、あとは月光坂右の急斜面を下って湯殿山神社に滑り込み、除雪の始まった道路沿いに下って駐車場に戻った。


抜群のローケーションで変化にとんだコース取りと、恵まれたパウダー斜面に遭遇して満足度は200%。
結構な1日でした。


【ポイント】

① 今回、南西尾根は雪が付いていてシールで登れたが、通常はスキーアイゼン又は歩行アイゼンが必帯。

② 途中の西斜面は午前中なら快適なパウダー斜面。

③ 湯殿山の東面は3月でも大規模な雪崩が発生する事があるので、降雪直後や寒暖の差の大きい不安定な天気が続いた日には入らないほうが無難。

④ 装束場からの下降は湯殿山神社上流150mの砂防ダムあたりでスノーブリッチを通過して対岸へ上がる。


【コースタイム】

駐車場 8:00 ~ 西斜面滑降 9:15 ~ 登り返し 9:50 ~ 南西尾根取付き 10:55 ~ 湯殿山山頂 11:40 ~ 東斜面滑降 ~ 石跳川 12:00 ~ 装束場 13:20 ~ 湯殿山神社 14:10 ~ 駐車場 15:20

 



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