何時ものメンバーに追加させてもらい、S氏一押しの湯殿山1周コースに同行させてもらった。
最近の低温続きの為かスタートからパウダー模様で、途中西面の疎林帯で軽く1本決めて気を良くし、登り返して森林限界を過ぎて湯殿山の南西の尾根筋に高度を上げてゆく。
あまり目にしない西面は高度以上に品格があって雄大な姿に思え、クラスト気味の山頂に続くやや急な尾根を忠実にたどると山頂に至る。
山頂から覗いた東斜面はノントラックの素晴らしい斜面が広がり、まだ誰も滑っていない斜面にトップのS氏が飛び込み、次々にパウダー斜面に思い思いのトラックを刻みながら降りてゆく。
後半はやや雪が重くなってくるが、スピードが出てくるとスキーにも浮力がついて来て板は良く走り、東斜面貸し切りという贅沢に浸って皆さん納得の1本。石跳川に降りてランチタイムの後装束場に登り返し、あとは月光坂右の急斜面を下って湯殿山神社に滑り込み、除雪の始まった道路沿いに下って駐車場に戻った。
抜群のローケーションで変化にとんだコース取りと、恵まれたパウダー斜面に遭遇して満足度は200%。結構な1日でした。
【ポイント】
① 今回、南西尾根は雪が付いていてシールで登れたが、通常はスキーアイゼン又は歩行アイゼンが必帯。
② 途中の西斜面は午前中なら快適なパウダー斜面。
③ 湯殿山の東面は3月でも大規模な雪崩が発生する事があるので、降雪直後や寒暖の差の大きい不安定な天気が続いた日には入らないほうが無難。
④ 装束場からの下降は湯殿山神社上流150mの砂防ダムあたりでスノーブリッチを通過して対岸へ上がる。
【コースタイム】
駐車場 8:00 ~ 西斜面滑降 9:15 ~ 登り返し 9:50 ~ 南西尾根取付き 10:55 ~ 湯殿山山頂 11:40 ~ 東斜面滑降 ~ 石跳川 12:00 ~ 装束場 13:20 ~ 湯殿山神社 14:10 ~ 駐車場 15:20