雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

本と映像の森 191 北森鴻さん著『孔雀狂想曲』集英社、2001年

2012年02月21日 05時22分52秒 | 本と映像の森
本と映像の森 191 北森鴻さん著『孔雀狂想曲』集英社、2001年


 北森鴻さん著『孔雀狂想曲』は、下北沢に店を開く「趣味骨董・雅蘭堂(がらんどう)」の店主で古物商の越名集治(こしなしゅうじ)さんが「活躍」(?)する短編集です。

 目次は以下の通りです。

 ベトナム ジッポー・1967
 ジャンクカメラ・キッズ
 古九谷焼幻化
 孔雀狂想曲
 キリコ・キリコ
 幻・風景
 根付け供養
 人形転生

 北森さんの著作の中では、きまじめな「旗氏」陶子さんや、知性の権化・蓮丈那智さんと違って、どこか飄々として、どこか安心できる越名さんの果たす役割は大きいですね。

 それが屋号の「がらんどう」のゆえんでしょうか。
 
 つまり主体が強烈な陶子さんや那智さんと違って、主体が「がらんどう」で空洞のように見える、越名さんは、実際には、陶子さんや那智さんのような、強烈な主体性が、実はあったのですね。そう思います。

 この連作『孔雀狂想曲』では、越名さんの最高の相棒として、軽妙な女子高校生・長坂安積(あつみ)を配して、最高の漫才のような会話を楽しませてくれます。

 ぼくが、いつも則子さんに言っている「感覚を研ぎ澄ませて」という話です。



 
 

浜松・放射線量測定情報 雨宮自宅定点 2月20日(月)午後

2012年02月21日 05時16分21秒 | 地震・原発・津波・防災情報
浜松・放射線量測定情報 雨宮自宅定点 2月20日(月)午後

 2012年(平成24年)2月20日(月)16時18分、快晴(0%)、風あり

 11回目から20回目、10回測定
  平均値 0.049 
  最大値 0.052
  最小値 0.047

 21回目から30回目、10回測定
  平均値 0.045
  最大値 0.050
  最小値 0.040

 11回目から30回目、20回合計
  平均値 0.047
  最大値 0.052
  最小値 0.040