雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 6月5日(火) 台風3号が近づいて明日は芒種です

2012年06月05日 23時34分10秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 6月5日(火) 台風3号が近づいて明日は芒種です

 曳馬のコンビニの裏の田んぼが今年も6月に入ってから水を入れました。もうじき、ここも田植えです。

 まるで旧暦の「芒種」に合わせているようですが他はほとんど稲が植わっています。 

 芒種とは、芒(のぎ)のある種をまくという意味なので主に稲です。

 今夜は沖縄近海から台風3号が南方海上を伊豆諸島に向けて通過するので明日の昼間まで雨です。

 台風が強くないので、そんな強い雨風にはならないでしょう。ちょうどいいくらいの雨かも。

 カエルたちはおおはしゃぎでしょう。

 こういう日は、道路にやたらカエルたちが飛び出してくるので困ります。特にアマガエルとトノサマガエル、まれにヒキガエルですね、

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 今日午前中は中部ガスが来て、ガスの上部の換気扇を交換しました。交換し終わったのを見たら、これまでのむき出しではなくて、一枚の金属で換気部分を隠していました。

 天井の横のタイルが一部欠けたので、また明日、3回目に来るそうです。

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 夜に、則子さんが床屋さんになって、台所でボクの髪を切ってくれて、ついでに清潔でないボクの髪を洗面所で洗ってくれました。今年何回目かな?いつも、ありがとうございます。

 


本と映像の森 210 福岡伸一さん著『動的平衡 2』木楽舎、2011年11月初版第1刷

2012年06月05日 05時29分40秒 | 本と映像の森

本と映像の森 210 福岡伸一さん著『動的平衡 2 ー生命は自由になれるのかー 』木楽舎、2011年11月初版第1刷、254ページ、定価1524円+消費税=1600円

 遺伝子が生命の全ての現象を決めるという「セントラルドグマ」批判であり、遺伝子によって一義的に決まるという、固定的・一面的な生命像の批判です。

 単なる論理学ではなく、生命や芸術をリアルに感じながら論じる生命論なので、空中に浮かずに、説得力があると思います。小さい頃の昆虫マニアである筆者は、一匹いっぴきの虫たちへの愛情に満ちています。

 本論で言うと、「常に分解するので維持される」「生物の多様性が動的平衡を支えている」「遺伝子は生命の楽譜に過ぎない」…。

 この本を読んだ則子さんとの対話で浮かび上がったこと。

 生命の外界からの栄養の摂取と分解と吸収は、人間が外界から感覚と言語で情報を吸収して、それを分解して吸収するのと、極めてよく似ている。

 生物学的人間がタンパク質を食べてもそのまま胎内に吸収するのではなくて、いったんアミノ酸に分解して吸収するように、すべての情報もそのままではなくて人間の心の中ですべて分解されて、一つ一つがその正しさを吟味しないと、その人の心の「本当の栄養」にはならないと思います。

 同じように、一つの集団・組織でも、外界からのニュース・論理・情報を、その集団・組織で、一つひとつ詳しく吟味して、その集団・組織としてその正否を確認しないと、その集団の知的財産にはなりません。

 個人であれ、集団であれ、「鵜呑み」は、いけません。

 生物学的に言うと、分解せず「鵜呑み」にした細菌などは、その人の体内で「異物」として認識されて、病気の元になります。人間の心や集団でも同じではないでしょうか。

 つまり、① 生物の動的平衡(代謝) ② 人間個人の外界情報の処理過程 ③ 人間集団の決定過程、の3つには、基本的同一性があるという発見でした。あれ?前に、こういうことを発見した人いました?