雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 6月11日(月) 浜岡原発永久停止裁判の第5回口頭弁論でした

2012年06月12日 05時53分11秒 | 雨宮日誌
雨宮日記 6月11日(月) 浜岡原発永久停止裁判の第5回口頭弁論でした

 則子さんやボクも原告の一人として参加している「浜岡原発永久停止裁判」は、民事裁判です。民事の場合、一回一回の裁判を「口頭弁論」といい、刑事事件の場合は「公判」というのだそうです。この前の裁判の事務局会議で、弁護士さんから聞きました。
 
 ということで、今日は午後3時から口頭弁論ですが、原告の意見陳述の書面を傍聴者に配布する準備などで、則子さんは、早めに午後1時頃、バイクで家を出て共同法律に向かいました。
 
 まだ、いつもの時間帯で寝ているボクに、耳許で優しく「傍聴券の抽選の午後2時半に間に合えばいいからね」とささやいて出て行きました。でも、ささやかれた通り午後2時半に行くのでは、あとで恐ろしいので、1時半頃家を出て、電車に乗りました。

 午後2時前、裁判所前ですでに傍聴の抽選の行列ができています。それを横目に弁護士会館へ行き、則子さん達と合流。裁判所か、弁護士会館か、どっちへ何時何分に集まるか、細かい指示が事前に必用と思いました。
 
 午後2時半に傍聴の抽選。ぼくは「0048」で当たったので、入らせてもらうことにしました。則子さんは他の原告に譲って外で待っています。

 大飯原発「再稼働」の影響か、前回より傍聴者も多いし、マスコミも多いようです。なんだか、裁判所もぴりぴりしているようで、職員が法廷の中に入って、3人ほど傍聴者を監視していました(たぶん)。

 阿部弁護士が20分間、「準備書面②」の内容を発言し、そのあと、原告4人がそれぞれの立場から4分づつ意見陳述をおこないました。

 長く原水爆禁止運動をしてきた静岡県原水協の元理事長の中野さん、菊川で農業をしてきた女性の山内さん、小説家の廣岡さん、若い頃に鹿島建設で原発技術者で、それに疑問を持って退職した浜松の落合さん、4人それぞれの意見陳述は圧巻でした。

 ぼくはずっと新しく裁判長になった中年男性の表情を注視していました。4人の原告の意見に聞き入って。ときどきうなずいている感じ!そして、ときどき、右側の中電の弁護団の席に目をちらちらさせて「君たちは、この意見にどう答えるの?」となげかている表情でした。

 何よりも、4人の原告の陳述は、まだ心があるなら、中電の弁護団や、最後尾のボクの席の右横にいた4人の中電社員の人の心に届いたと思います。
 
  ☆

 弁護士会館の会議室を一杯にして報告集会をおこないました。かなり、立ち見が出たのと、席がなかった記者さんは廊下に座り込んでノートパソコンを開けて記事を打っていました。次回は「記者席」を用意しましょうか?と「市政記者室」と相談しないといけないですね。

 傍聴や報告集会の運営など、いろいろ不十分な点も多いので、早く全体の支援組織を発足させたいと、共同法律事務所へ会場を移動して、短時間の、第1次~第4次原告団の打ち合わせ会議をしました。

 少し前進しましたので、具体化していきます。
 
 Oさんは「この後、べつの会議があるので」「詰められるなあ」とぼやいて別れました。ぼくと則子さんは、こういう重要な裁判の後は、むかし労災裁判の会議の後も、必ず、行ける人で喫茶店へ行って、今日のことをいろいろな角度から話し尽くすのが大事と学んできたので、2人だけで共同法律の筋迎えのしゃれた喫茶(ロロ?)に行きました。

 こういうのって、至福の時なんですけど。裁判所のことから、宇宙137億年の彼方のことまで、何でもしゃべれますから。