遠州古代史の本 大野勝美さん『銅鐸の谷』丸善名古屋出版サービスセンター
一度紹介したかったんですけど、「地層」の奥深くに埋もれていた本が「発掘」で出てきたので,紹介します。
大野勝美さんは「まったくのシロウト」のアマチュア考古学者で現在の浜松市北区三ヶ日町在住の方です。
平成6年、1994年刊行なので、19年前ですね。
浜松の古代史ファンでしたら、絶対おすすめの、必読文献です。というのは、旧細江町の「銅鐸の谷」で出土した銅鐸の出土地をひとつひとつ,リアルに踏査して書いているからです。
浜松市内だけでなく、愛知県や全国の銅鐸出土地の踏査報告も魅力ですし、「銅鐸は何に、どのように使われたか」という点で、核心に迫っているとボクは思います。
その「核心」については、少しづつ書いていきますね。
今は、たぶん,古書店でしかないかもしれません。あるいは図書館で。