本と映像の森 303 川端裕人『竜とわれらの時代』徳間書店、2002年
主人公は人間なのか、恐竜なのか。むしろ筆者が小説の中で主人公に語らせているように、恐竜と環境、人間と環境(とくに主人公たちが恐竜化石を発掘する地域の人々やおばあちゃんたちんp関係こそが主要な問題だという主張でしょうか。
物語の始まり、高校三年生の風見大地と弟で高校一年生の海也、大地の同級生の草薙美子、この3人が発見した化石からいろんなことが派生していき、その七年以上後、恐竜たちと人間達をめぐる物語が始まります。
そこにアメリカの聖書原理主義科学がからまって‥。
そして地元の古い伝説。何しろ、、福井県には九頭竜川か流れているのですから。
福井県が恐竜の里になるのも、あたりまえの話です?
福井の恐竜のことは、福井県立恐竜博物館のHPを参照 → http://www.dinosaur.pref.fukui.jp/