さて、追加です
ありえないと思われるかもしれませんが・・・・僕も似たような患者さんを・・・自分が主治医ではなかったですが見たことはあります。たまたま0時ころまでいたのが僕だったので、僕が一度対応しましたが、翌日主治医が強制退院させていたような・・・・
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/36976/page/2.html
医療関係者と病院の経営に重くのし掛かり続けるモンスターペイシェント。3月の1、2回目に続き、良識ある市民として生活する人々をモンスターへと激変させるきっかけや背景について、具体的な事例と識者の分析を基に探っていく。(多●正芳、●は木へんに朶)
【この連載の別の記事】
患者がモンスターになる時(1)
患者がモンスターになる時(2)
ケース3:院内で飲酒を繰り返すなど、ルールを守らない患者 肺炎を患う40歳代の男性が入院することになった。男性は、
入院用のベッドに座った途端、携帯電話を使い始めた。慌てて注意する看護師。しかし、男性は全く注意を聞く様子もなく、大声で話し続けている。さらに、その日の夜。男性の病室が明るい。看護師が様子をうかがうと、何と
見舞客が持ってきた土産のビ―ルをあおっていた。仰天した看護師が、アルコールが病気に極めて悪い影響をもたらすことを説明し、飲酒をやめるよう伝えたが、男性は「これきりや。これきり」と言って、手に持った缶ビールを飲み干してしまった。そして男性は、その
翌日も、翌々日も、院内で酒を飲み続けた。
男性の問題行動は、それだけではなかった。病室で携帯電話を使い続ける。消灯時間も守らず見舞客と騒ぎ続ける―。その都度、看護師は注意するが、男性は全く聞き入れない。ついには
別の入院患者から苦情が出るようになった。やむを得ず主治医は、
ルールに従えないなら強制退院してもらうしかないと伝えた。ところが男性は、「強制退院? いきなり、何やそれは! やれるもんならやってみいや!!」と、今度は大声ですごみ始めた。
このケースのポイント
援川先生の分析
ある意味、トラブルに場慣れした、経験豊富なモンスターペイシェントです。そして、こうした患者は決して少なくはありません。彼ら彼女らは、相手に探りを入れながら、徐々に迷惑行為をヒートアップさせていくという特徴があります。このケースでは、「入院ベッドに座った途端、携帯電話を使い大声で話す」が最初の探りと言えるでしょう。この時、看護師は注意しましたが、聞き入れられないまま、我慢してしまった。この我慢が、結果としてビールをあおるという行動を招きました。
その後は、「注意しても聞いてもらえない看護師が、やむを得ず我慢する」→「患者はさらに行動をヒートアップさせる」の繰り返しです。そして、いくら注意しても聞いてもらえない看護師が我慢の限界を迎え、組織対応により、強制退院を突き付けたわけですが、そこで患者は突然、モンスター化しました。あえて患者の立場に立てば、「それまで黙認していたのに、いきなり強制退院とは何事だ」ということになります。いきなり“レッドカード”で退場を宣告されるのは理不尽というわけです。おかしな価値観ではありますが…。
和田先生の分析
明らかな犯罪ではない行為を注意するのは難しいですね。ただ、そういったケースでも、早い段階で明確な注意をしなければ、このケースのようにエスカレートします。中には注意しなかったことを逆手に取り、行為をエスカレートさせる患者もいます。このケースの場合なら、病室で携帯電話を使った段階で、もっとしっかり注意すべきだったかもしれません。こうしたことも院内でルールを決めるとよいでしょう。
ただ、強制退院の適用に関しては、医師法19条の応召義務から簡単ではありません。まず、病院としては患者に反省してもらうための方策を冷静に検討するしかありません。同時に、医療従事者や他の患者さんが被害に遭わないよう工夫する必要もあるでしょう。具体的には、基本的には複数人で、「人を変え、場所を変え」というように部長や副院長、最後には院長なども交えて対応することで、改善が得られる可能性があります。当然ながら、それまでの経緯は記録として残すべきです。それでも改善がなく、犯罪行為に至るようであれば警察への通報もあり得るでしょう。なお、警察に通報する場合は、患者に事前警告をしておくことも大事です。
教訓!
援川先生から
何事も最初が肝心。クレームもトラブルも“初期対応(初期消火)”が最も重要であることは同じです。もう一つ、大切なことは、問題行動のレベルに応じて段階的に対応することです。今回は、口頭注意の後、「このままでは強制退院」と告げています。いわば、注意の後に、いきなりレッドカードを出したわけです。常識的な患者なら、それでもよいのですが、非常識極まりない相手ではそうはいきません。注意とレッドカードの間にイエローカードを用意する必要があります。具体的には、(1)しっかりお願い・注意する(2)「3回繰り返したら、強制退院になりますよ」と警告する(3)「次にやったら強制退院です」と強く宣告する―の3ステップ方式で対応すべきです。今回のケースで言えば、最初の大声での携帯電話は(2)に、飲酒は(3)に相当します。特に飲酒については、すぐにビールを取り上げた上で、「繰り返すようなら、退院してもらいます」と伝えるべきでした。
和田先生から
繰り返しますが、病院としては患者さんを犯罪者として警察に引き渡すのがゴールではなく、反省して治療に専念していただくことが目的です。やむなく強制退院に至る例も耳にしますが、その患者が周辺の医療機関に行くだけで、地域への影響は減りません。時間と手間がかかりますが、こうした事例には複数人で病院が組織としてかかわることが必要です。
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本当にこんな患者さんいるのか…と思う方がいると思いますが、ごくまれにいるみたいです。
あの時の患者さんは廊下で小便をし、消灯時間は守らずたばこを吸いに行き、夜中に大騒ぎしていたという状況でしたが・・・。
あの時は注意した後に、人間対人間として話合い(?)、静かになりました。まぁ、最終的に「殺すぞ、こらぁ」みたいなことを言われたので、僕が一言言い返したら静かになったという話ですが・・・。
しかし、病院の差し入れにビールを持ってくるというのはいかがなものかなぁ。見舞客も結託しているのかしらw
時々思うんですけど、こういう常識知らずの患者さんって「わざとやっている」ように見えますよね。問題起こして、病院などから何かを得ようとしているのか・・・?
そんなことを思いながら、この記事を読んでいました。
あまり内容のない話ですいません。