新・眠らない医者の人生探求劇場・・・夢果たすまで

血液専門医・総合内科専門医の17年目医師が、日常生活や医療制度、趣味などに関して記載します。現在、コメント承認制です。

腎臓を売ってiPadなどを購入(中国)

2012-04-08 11:01:36 | 医療

こんにちは

 

今日はカレーを作るということでしたが、物がいろいろ足りないことに気が付き先程買い物に行きました。しばらくは出費が続くのだろうなぁ・・・。

そんなことを思いながら、今は料理を始めたので僕はBlogを作成しようと思っています。

 

ということで、こちらの記事を紹介します。

 

2012.04.07 Sat posted at: 14:20 JST

(CNN) 中国の新華社通信は7日までに、10代少年の腎臓を不法売買したとして南部の雲南省の外科医ら5人が逮捕、起訴されたと報じた。少年は約3500ドルの謝礼をもらい、一部を多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」やスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の購入に使っていた。

少年は安徽省に住む17歳の高校生で、昨年4月に腎臓を取り出す手術を受けていた。現在は腎臓の機能障害を患い、症状は悪化しているという

高校生はアイパッドなどを買った金の出所を母親に問い詰められ、腎臓を提供したことを明かしていた。

5人は傷害の罪に問われている。新華社によると、容疑者の1人は賭博の借金に困り、不法な腎臓売買でもうけることを画策。インターネットのチャット欄などを通じて腎臓の提供者を探し、病院で手術を受けさせていた。

容疑者の1人は雲南省の病院に勤める外科医で、腎臓売買で約3万5000ドルを稼いでいたという。

中国の衛生省によると、臓器移植を必要としている国民は約150万人だが手術を受けているのは毎年1万人となっている。

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当たり前のことですが、二つある腎臓とはいえ片方取り出してしまえば能力的に70~50%低下します。通常はそのあとは安定するといいますが、常識的に考えると加齢に伴い機能低下はあるはずです。

今回10代の少年がiPadやiPhoneを購入するために自分の臓器をうったと聞くと悲しいものがあります。もっとも、これが家族のためにどうしても金が必要だったとか言われたら、もっと悲しい気持ちになったかもしれません(社会保障が成り立っていないということなので)。

 

万一ですが・・・将来日本で「社会保障制度」が壊れてしまった場合、そんなことが発生しないかと言われると何とも言えません。親を救うために、子供を救うために、家族を助けるために自分の臓器を売るなどということがないような社会を維持しなくてはならないと思っています

 

大げさですかね?

 

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時代は医療クラウドへ

2012-04-08 10:48:59 | 医療

もう一つ追加です

 

狩猟→農業→産業→IT(情報化)の時代と移り変わってきているのだと思いますが、この情報化はいよいよ医療界へ(って、クラウドが入るのはみんな予測していたのでしょうけど)。

「医療クラウド」各社競う 東芝はカルテからCT画像まで管理 (1/2ページ)

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120407/bsj1204070502002-n1.htm

2012.4.7 05:00

 インターネット経由でデータ管理やソフトウエアの利用を行うクラウド技術を使った医療機関向けサービスを、IT各社が本格化させている。NECや富士通は患者の診療情報を別の病院などからも参照できるサービスを提供。東芝は電子カルテや診断関連の画像などを外部に保存するサービスを今月始める。医療機関の連携や患者情報のバックアップといった東日本大震災で浮上した課題を解消する手段として、普及が進みそうだ。

 東芝が提供するサービスはデータ量が比較的小さい電子カルテから、CT(コンピューター断層撮影装置)画像などの大容量データまで対応できるのが特徴。米アマゾン・ドット・コムと組み、データはアマゾンの子会社が日本で運営するデータセンターを利用して保存する。15年に売上高25億円を目指す。

 「医療クラウド」は、診療記録などの外部保存を厚生労働省が2010年2月に認めたことで可能になった。画像診断装置の高度化に伴ってデータ量は膨らむ一方、一定期間の保存が必要なため、サーバーの購入など関連費用の増加が病院の経営課題の一つになっている。クラウドシステムを使えば一定の初期費用や利用料などにコストをとどめられるメリットがあるという。

富士通は保有するデータセンターを通じ、地域の中核病院や診療所、介護施設などが持つ診療情報を、患者側の了解を前提に他の医療機関が参照できるサービスを提供。パソコンがあれば、新たなシステムを導入しなくてもインターネットを通じて数多くの医療機関を連携させることが可能で、転院や患者紹介の手続きを効率化できる。

 11年に提供を始め、静岡県立病院などが既に採用。12年度末までに中核病院300カ所での導入を目指している。

 NECは同様の地域連携サービスに加え、100床未満の小規模病院向けに電子カルテの外部保存サービスを展開。病院側は自前のサーバーを導入しなくても、低コストでカルテを電子化することが可能だ。

 政府は患者情報を電子化して共有する「どこでもMy病院」構想を提唱し、かかりつけの病院以外でも過去の記録を基に患者が診療や投薬を受けられる仕組みの基盤作りを進めている。地方での医師不足が深刻化していることもあり、調査会社のシード・プランニングは医療クラウド関連市場は12年の約400億円から、20年には2000億円近くに成長すると予測している。

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いろいろ個人情報保護のことは問題になるかもしれませんが、個人的にはIT端末を持ち歩けるとうれしい

 

家で学会の準備もできるかもしれないし、急変に関しての電話対応も「実際に患者さんを診れない」のが最も重大な問題だとしても、他の情報(画像Data、血液検査結果)はすぐに確認できる。指示も出しやすい。

在宅診療でもやりやすそうですよね。

 

健診結果なども確認しやすくなり、薬の重複などもなくなる(かもしれない)。

 

そんなことを思っています。

 

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野田首相、柏原病院へ:消費税と、柏原は関連しないのではないか?

2012-04-08 10:01:36 | 医療

おはようございます

今日は家から見える桜が満開です。この敷地内に10本はあるでしょうか。いずれも満開で、花見をしようと思えばできる感じ。
まぁ、僕は花より団子。もしくは、花より飲み会(雰囲気が好き)かもしれませんが。

さて、本日はこちらの記事を紹介します

 

総理が地域医療視察 消費増税含む社会保障改革PR

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20120407-00000013-ann-pol

テレビ朝日系(ANN) 4月7日(土)13時10分配信

 野田総理大臣は、地域住民の活動によって医師の確保に成功した病院を視察し、消費税増税を含む社会保障と税の一体改革の必要性をアピールしました。

 野田総理大臣:「地域が立ち上がって、医療を受ける側の住民の皆さんと医療を供給する側の病院関係者の皆さんと行政が一体となって取り組んできている先駆的な地域がこの地域だ
 野田総理が視察した兵庫県立柏原病院は、地域の中核病院でしたが、2007年に小児科医が1人になる危機に陥りました。こうしたなか、地域の子どもを持つ親たちが署名活動を行う一方、医師の負担軽減に協力することで、現在は7人の小児科医を確保しています。野田総理としては、最優先課題の消費税増税による社会保障の充実の側面をアピールしたい考えです。

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野田首相、兵庫・丹波市で地域の医師不足に対し先駆的な取り組みを行っている病院を視察

フジテレビ系(FNN) 4月7日(土)12時28分配信

野田首相は7日午前、兵庫・丹波市を訪れ、地域の医師不足に対して先駆的な取り組みを行っている病院を視察した。
野田首相は、地域住民らが協力して医師不足の解消に取り組んでいる兵庫県立柏原病院を視察し、地域医療の課題などについて、病院関係者や住民らと意見交換した。
この中で、野田首相は「社会保障と税の一体改革には、地域の在り方も1つの大事な論点だ」と指摘した。
そのうえで、「安定財源を確保しながらやっていかないと、トータルでは変わらない」と述べ、一体改革が地域医療をはじめ社会保障の充実につながるとして、消費税増税に理解を求めた。

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さて、ここにきて柏原病院の話が出てきましたが、僕は消費税の話と柏原病院の話が関連するという・・・この論点が良くわかりません。

「柏原病院の小児科を守る会(http://mamorusyounika.com/)」のスローガン

「コンビニ受診を控えよう」

「かかりつけ医を持とう」

「お医者さんに感謝の気持ちを伝えよう」

ということで「国民への啓蒙・啓発」活動を行うことだと思っています。

 

消費税と何が関連するんだ?

 

コンビニ受診を控えたりすることは、医療費の増加には影響するかもしれませんが、消費税との関連はないと思います。

 

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