玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

ミミズは お友達!

2005年06月18日 | ねったぼのつぶやき
 昨秋、落葉し積みしだかれた柔らかい枯葉に、梅雨がシトシトと降り注ぎ大地を濡らす。そんな朽ち行く枯葉と大地の間に彼らは誕生し、生息している。

 かつては我が家の庭の芝生にもミミズが生息し、雑草とりをしていると雑草とともにニョッキリとミミズも顔を出していたものだが、このところそんな場面に出くわさなくなった。それと関係するのか、いやなことに芝でない苔ようのものが、はびこりつつある。

 以前よりミミズのいる土はホッコリと柔らかくて上質、作物を育てるのにもいいと聞いてはいたが、今回旅行のための事前学習で、農林省関係の技官である吉田太郎氏の話を聞いたり、彼自身の著書になる「キューバに見る有機農法」「持続可能な都市ー有機農法を目指して」などを読み触発されていたので、ミミズによる小有機農法を手がけてみようと思った。

 「そうだ!ミミズとりに行こう!!さてどこへ?」長柄のチリ取とシャベルを持って近くの保護林にでかけた。此処ならいるはずだ。”いた!いた!いた!”勇んでミミズ採り。気味悪くないかって?全~~然!青虫も、いも虫も、全~然こわくない。
嫌いなのは蛇、かえるなど爬虫類だけ。あんまり沢山いるので、長時間かがんで採っていると、足、腰が痛くなってくる。しかし止められない。

 梅雨空の中をウインドブレイカーを着たりして3~4日間通いづめた。小一時間もいるとズッシリ重いほど採れる。塵取をぶら下げて帰り、ゴミコンポストに入れたり、小さな畑の隙間を耕してその間に埋め込んだり、樹木の根元を掘ってうめたり、芝生の根きりをやって穴ぼこを作り、そのうえにばら撒いたりした。昨日の夕方芝生の上に百匹以上をばら撒いた。しばしそのうえをゾロゾロはっていたが,今朝見てみると全部地中にもぐったようで一匹も姿を見出せない。どうか我が庭に住み着いておくれと祈る。

 さてさて、次なる芝刈りの時はどうなることやら。我が友が地中に沈潜してくれたらいいのだが、驚いて飛び出してきたら彼らを傷つけてしまうことになってしまう。それからもう一つ。この作業(ミミズ採り)がスッカリ気に入ってやみつきになりそうな気配なのです。

コメント
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