玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*プロ野球離れ

2008年08月26日 | 捨て猫の独り言

 よく新緑の西武球場に出かけていました。プロ野球に興味が無くなり、2年前から出かけることを止めました。今では春夏の高校野球とMLBのテレビ観戦だけで十分な身体になりました。今回の夏の大会で沖縄の浦添商が決勝進出したら甲子園のネット裏席に駆けつける予定でした。残念ながらそれは実現しませんでした。

 北京五輪の野球は日本は4位に終わりました。出発前に監督がコーチ陣を引き連れて会見している場面がありました。その画面を見て違和感がありました。なんとまあ仰々しい親分一人が目立ちその取り巻きに精気が見えません。ところで星野監督は修辞がとてもうまい方だと私は思います。

 7月に監督が24選手全員に送った手書きの手紙には 「北京の夏に、季節はずれの桜を咲かそう」 とあったそうです。直前合宿で村田が体調を崩し、川崎が左足の痛み、西岡も首のはりを訴えた。入れ替えは可能だったが 「いけると言ってくれた。その気持ちがうれしいやないか」 と北京へ連れて行きました。韓国に敗れ金の望みが絶たれた後の発言は 「何かが足りなかったからこういう結果になったんだろうが、ひとつひとつ分析してもせん無いこと。選手は本当に頑張った。明日は何とか勝ってメダルを取って帰る」

 北京五輪視察を終えたロッテのバレンタイン監督の発言があります。『エネルギュシュさが感じられず、過去の米国代表のように大会を楽しめていない唯一のチームと感じた』 困ったことにそのような状態に陥った原因が私には見えてこないのです。監督がいとも簡単に金の約束をしてチームはその重圧に押し潰されたのであろうかぐらいしか思いつきません。帰国当日の記者会見での監督の言葉はつぎの通りです。「強いものが勝つのではなく、勝ったものが強いということを実感した」 来年3月のワールド・ベースボール・クラシックで誰が指揮を取るのか興味深いところとなりました。

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする