玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*都心の紅葉

2014年12月04日 | 捨て猫の独り言

 昨日の3日はすばらしい秋晴れになった。空は雲一つなく青く澄みわたり、暖かい日が射していた。訳もなく「北京秋天」という四文字が浮んだ。だいぶ前に北京に旅した時にガイドブックで覚えたのだろうか。梅原龍三郎に「北京秋天」というのがあるという。やや気になることがあって調べてみた。この天は空のことではなく「秋の日」つまり秋というほどの意味らしい。

 昨日はランチバイキング付き日帰りバスツアーに参加した。「皇居・乾通りの秋の一般公開&東京2大名庭園の紅葉めぐり」というイベントだ。玉川上水の辺りに住んで、都心に出かけることはあまりない。中でも皇居周辺の地理には暗い。今回で皇居前広場や皇居東御苑や北の丸公園のおおよその地理が分るようになった。(写真は左から坂下門、東御苑の梅林坂、六義園)

 

 丸の内ビル前に集合し内堀通りから右におり返し、皇居前広場を坂下門まで長い列が続く。手荷物検査とボディチエックがあった。坂下門から乾門までの約750mのコースは一方通行に規制され、立ち止まらないでと宮内庁職員が繰返し呼びかける。中にはロープの向こうから解説してくれる職員もいて和ませられた。私たちはコースを直進せずに途中三分の二ぐらいの地点にある西詰橋から東御苑に抜けた。

 東御苑は1968年から一般公開されている。入場無料で入苑者が多すぎると入苑を中止することがあるという。そういえば私たちが北詰門から退出した時に、門衛さんがせわしなくカウンターを押し続けていた。その後は浜離宮恩賜庭園と六(りく)義園を回った。六義園のモミジの紅葉には圧倒されたが、乾通りの紅葉は普段は見ることができない場所というだけのことだった。報道によると天皇と皇后は昨日から広島を視察中という。

コメント (1)
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