玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*地銀再編

2014年12月18日 | 捨て猫の独り言

 大気が乾燥して手指がかさかさ荒れる季節になった。寝る前に乳液で手の手入れをするようになったのは昨年の冬ぐらいからだ。それまでは乳液の世話になることはなかった。雪深い地方の人たちでも冬になると乾燥肌に悩まされることがあるだろうか。あらためて手の指を眺めると指紋は限りなく薄くなり関節と関節の間には縦皺が目立つ。手の甲をみると指の爪には縦線が走っている。

  都市銀行は1990年代から再編が進行し現在は4グループに集約された。これからは地方銀行の再編が進むだろうと言われている。来年の10月に肥後銀行と鹿児島銀行が経営統合する予定だという。この知らせで私の胸が騒いだ。というのも我家ではだいぶ以前から鹿児島銀行の一枚カレンダーを居間に掲げ続けてきた経緯があるからだ。鹿児島県内の各地の風景が毎年一か所だけ採用されて作成されるカレンダーである。今年は奄美の大島海峡あたりの風景だった。来年のカレンダーではどの場所か採用されるのか楽しみにしていた。(写真は美大生の作品)

 

 統合されるとなると、果して従来通りのカレンダーが発行されるかどうか気がもめる。そこで少し調べてみた。一つの例として2007年に福岡銀行と親和銀行(佐世保市)と熊本銀行が経営統合し「ふくおかフィナンシャルグループ」が結成され熊本銀行はその傘下に入る。看板はこれまで通り熊本銀行であるようだ。ここまで調べて少し安心した。今回の経営統合で社名未定とあるのは○○フィナンシャルグループまたは○○ホールディングスのような名称が未定であり鹿児島銀行の看板はこれまで通りということだろう。

 これまでの統合は経営が悪化した地銀の救済色が多かったのに対し、肥後銀行と鹿銀は隣県の有力行同士の統合といわれている。銀行の本業は貸し出しによって利益を得るのだから、地域の発展に貢献しながら収益を上げる事業モデルを作れるかどうかだという。おそらく鹿銀の一枚カレンダーはこれまで通り発行されるだろうと私は期待している。肥後銀行のカレンダーがどのようなものか知らないが、鹿銀の方から肥後銀行にそちらも熊本県内の各地の風景シリーズではどうかと提案してみてはどうだろう。 

コメント
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