風のささやき 俳句のblog

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夏なのにもう落ちるのか未熟の葉 【季語:夏】

2020年06月27日 | 俳句:夏 時候
その日の空は晴れ上がっていました

地下鉄の出口から足を踏み出すと
陽射しの強さに一瞬目がくらむようでした

僕は額に汗が滲むことを感じながら
いつもの道を歩いていたのですが

一瞬気持ちのいい風が吹いてきたかと思うと
街路樹の銀杏がざわめき
それから乾いた小さな葉が落ちて来ました

これから夏の陽射しを受けて大きくなるはずが
散ってしまった葉っぱに
一抹の寂しさを感じていました