風のささやき 俳句のblog

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溜息に毒気も抜けて街灯り綺麗だ気づかぬままいて僕は 【短歌】

2022年02月22日 | 短歌

電車から吐き出されるように
駅のホームに降り立ちました

今日も一日が終わったなと
深くため息をつくと
自分の体にため込んでいた毒気が
少し抜けたようで
緊張していた肩からも力が抜けて

見上げると
ビルの灯りが目に飛び込んできました

毎日のように降りる駅なのに
そんな綺麗な夜景に気づかずにいる自分は
余裕のない毎日を送っていて
見落としているものが
随分と多いなと思い知らされました



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