「雪の午後に」
みんなが用事で出かけて
一人になった家は
静か過ぎる
窓の外に雪は
いよいよ勢いを増し
寂しくなり過ぎた
昔、慰められた
絵本を取り出してきて
何度も何度も読んでいた
「雪の午後に」
みんなが用事で出かけて
一人になった家は
静か過ぎる
窓の外に雪は
いよいよ勢いを増し
寂しくなり過ぎた
昔、慰められた
絵本を取り出してきて
何度も何度も読んでいた
生きて行くことは旅の様だというアナロジーは
心にとてもしっくりときます
行きつく先は分からずに
その旅の途中で様々な人に会い、経験を重ねて
心を豊かにして
自分がどこへたどり着けるのかは
良く分からないのですが
自分が思ってもいなかった何処か遠くへ
たどり着けたらいいなとも思います
そのために、旅をいざなう風が
希望に満ちて誘ってくれればいいなと思います
春、暖かい風が吹いて
その人の服装もその日はいつもよりも軽やか
そうして冷たい風に口をふさがれることもなく
言葉も軽やかです
マスクを外した時に見えた
その人の唇もどこかふっくらと見えて
冷たさから解放されたようでした