前回のBELDENの電源コードを作る際、送料を浮かすため、インレット型塩ビ製コンセントBOX の自作用部材も同時に購入した。
コンセントBOX、マットブラックのプレート、IECインレットの3点。
こちらが出来上がりです。これはこれでOKですが、やはり塩ビケースが見た目にややチープです。以前、木目のシート(フィルム)を貼っています。
今回のキー・ポイントの一つは光らないマット・ブラックのステンレス・プレートで、インナーには電磁波吸収シートが貼ってあります。
側は当初、アパレルでよく知られているグレンチェック、又は千鳥格子柄等のシートを考えていましたが、なくて、替りにこのカーボン柄を100円ショップで見つけました。
マットブラックのプレートとのコーディネートが決まり、スタイリッシュでとても気に入っています(笑)。
インレット・タイプなので、電源コードを色々と差し替えられる所が今回の最大のミソです。組み込んだコンセントはコード直付けの塩ビBOXで長年、日が当たらなかったクライオ 1229JIS。明工社のJISホスピタルグレード 1229をクライオ処理したモデルです。JIS規格という事でどこか甘く見ていましたが、BELDEN 19364とのマッチングの良さで見事に蘇り、若々しい躍動感溢れる音が流れ出しました。
調子に乗り、これも長年、使ったり使わなかったりしていたPSオーディオの電源コード・XPD PRELUDE(まだケースが残っているほど新品同様、笑)と取り出してきました。
フェライトの粉末を含ませたカヴァにより高周波ノイズをカットするタイプ。やはり高域が詰まり気味なので暫く敬遠していましたが、この電源BOXに繋ぐと、不思議にその詰まり感が薄まり、妙に艶が出るようになり音に厚みも増している。ちょっと驚きですね。
レコードによりBELDENとPSオーディオを差し替えて聴く楽しみが出来ました。
古い、と言うだけで見限るワケにはいきませんね。出し切れていない、気が付いていない、魅力があるかもしれない。