jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

あかん、安定しないスコアが・・・・・

2016-02-26 | ゴルフ

 

 

 

今年になって初めてのラウンド(1月)では、あわやハーフ30台が出そうになる好スタート(40、48)を切ったものの、その後はサッパリ、100を越すラウンドが2回続き、かなり凹んで。

 

原因はパット。1~1.5mを外しまくりアイアン・ショットまでグチャグチャに。

そこで、とうとうこんなものを。もう嫌いなんて言っていられません。練習を・・・・・・・

 

 

 

 

仲間のスケジュールの関係上詰って、昨日と一昨日、コースへ。

 

一昨日は六石G・C、中コースの9番、600Yを越すロング(↑)が有名ですが、この日はサブ・グリーン(高麗)使用で587Yになっていました。

でも、やはり効果があります。43、44の87、パット数が33と初めて?36を切った。パットがよくなるとショットも落着いてきますね。兎に角、3パットが少なくなりました。

 

ところが昨日の鈴峰G・C、48、44の92。

いきなり2ホール、3パット。一昨日の高麗からベントに、といってもあまりの・・・・・・・・

3パットが4回も。それに連れてショットも乱れがち。仲間も今日のピンの位置は難しいといっていましたが・・・・・・・ 

ま、一朝一夕にパットが上手くなれるほど甘くはないですが。

けど、パターの練習って、つまらないなぁ~。

 


羊の皮を脱いだ狼 ・・・・・ THE MASTER / STAN GETZ

2016-02-20 | ジャズ・ts

 

 

ゲッツをよく聴き込んでいるファンならともかく、世間一般では「ハード」と対極的なイメージが強い。しかし、ゲッツは生粋のハード・バッパー、しかもハード・ヒッター。

それを自ら証明したレコードがコレ。

 

録音されたのは1975年10月1日ですが、世はフュージョン時代、あまりの「正攻法」にさすがのCBSも腰を引いたのか、ゲッツ自身(プロデュース)が「時期を見計らって」と考えたのか定かでありませんが、リリースされたのは8年後の1983年。

一曲目の‘Summer Night’、A・デイリーのpとルバート・イントロの後、テンポを上げながらゲッツがメロディアスに本性をむき出していく。でも、クライマックスはまだ先に残している。

B面の‘Lover Man’、間違いなくこの曲のベスト・ヴァージョン(インスト)の一つ。彼のアドリブを注意深く聴くと意外に発展性は少なめで、キーとなるフレーズを多用しながらも単調にならないよう実に丁寧に繋ぎ「汲めど尽きぬ鮮やかなアドリブ」に変身させている。そこが天才たる所以でしょう。

続く‘Invitation’、窓を全開にして、ボリュームをMAXして聴きたい衝動に駆られる。たとえ、隣近所から怒鳴られても。J・ヘンダーソンの名演が人気です(好きです)が、自分ではこのゲッツが東の正横綱です。白ければ、クールなんて幻想です。

このスタンダード3曲、同曲の屈指の名演揃いですが、注目すべき曲が‘Summer Night’に続くA-2、オレゴンのメンバー、ラルフ・ターナーの‘Raven's Wood’。こうした新しい感性をもつ曲でさえ、自分の語法で圧倒的に吹き切るゲッツ、迸る熱気に茫然自失。

 

また、全4曲に亘り、A・デイリーのモード・ピアノが素晴らしい。特に‘Lover Man’のエンディングに掛けてのソロ・ピアノ、うぅ~ん信じ難いです。そのままデイリーにフィニッシュさせる辺り、ゲッツはピアニストの活かし方が上手いですね。

 

こんな凄いレコードなのにほんどの人が知らない。ま、それはそれで、良いんですけど。ゲッツに求める味が別に有っても不思議ではないので。

自分の記憶では日本でのリリースはこの時1回だけで、米国盤はカヴァがあまりにも酷く、それだけで無視されたのでしょう。完全に「お蔵入り」音源扱いですね。

 

久し振りにこの一枚、‘VOYAGE’を、

かれこれ30年近く前、新しいレコード・ショップが開店したニュースを聞き、行ってみた。たいした獲物はなく帰ろうとした時、何気なく壁面をみると「エアメール新着輸入盤」と書かれた小さなPOPが付いたこのレコードが目に。

「BLACK HAWK」、聞いた事が無いレーベルでしたが、手ぶらで店を出るのも何だしなぁ~と。

しかし、とんでもない代物でした。

 

 

 

ふくよかなサウンドの中、ゲッツの知的でクールを装うインプロヴィゼーションの根底に流れるエモーションの深さはまるで底なし沼。彼の全キャリアを凝縮したと言っても過言ではない「問答無用」の傑作ですね。

アルバム・タイトルになるラストを飾るバロンのオリジナル‘Voyage’、疾走感と高揚感に溢れた会心の一曲!敢えてラフに吹き込むゲッツのtsと鍵盤の上を跳ね回る飛魚のようなバロンのpがこの上ない快感を呼ぶ。

初めて聴いた時の感動を思い出すようにシールド・フィルムを剥がさずそのままにしてある。盤はいまだ湾曲していない。

 

 ‘THE MASTER’と‘VOYAGE’で味をしめ、ゲッツのレコードを集めた時期があり、その内の一枚。

一時住んでいたデンマークでの未発表ライブ音源。会場により録音状態にバラツキがあり、やや一般向きではありませんが、一曲だけ5分33秒「息を呑む名演」が隠されている。

 

 

 

  

‘I Remember Clifford’ ・・・・・・・・・・

ゲッツとC・ブラウンの関係は知りませんが、ブラウンとこの曲に対するリスペクトの念がこれほどまでに秘められた演奏を他に聴いたことがありません。

誰もが知っている曲、メロディ・・・・・・・・・・

だが、今まで経験したことがない「胸が詰まるほどの切なさ」が湧き上がる。

 


HARD BOPな「自然児」ドルフィー ・・・・・ LOOKING AHEAD / KEN McINTYRE

2016-02-12 | ジャズ・as

 

 

 

二人に睨まれると腰を引きそうだが、よく見ると人の良さそうな眼差しではありませんか。

怖いもの見たさ(聴きたさ)で、まだ一葉、一枚でお釣りがきた時代にGet。いまでは諭吉が1~2枚、要る位に出世しているようだ。ドルフィーが入るとその傾向が強いですね。

マッキンタイヤーの奇人、変人ぶり、と言ってもそれほどでもありませんが、それでもドルフィーがまともに聴こえる所がおもしろい。

 

ステディなリズム・セクション(W・ビショップJr.、S・ジョーンズ、A・テイラー)となれば、中身は、モロ・ハード・バップです。どこが‘LOOKING AHEAD’なんでしょうかね。二人も斜め向いているし。

ライナー・ノーツでA・ギドラーはマッキンタイヤーのasを「笑いのアルト」と形容し、‘They All Laughed’ではドルフィーまで笑わせている。

 

B-1の‘Head Shakin'’では、あの‘SPEAK LOW’を彷彿させるビショップの長めのソロを受け継いだドルフィーの奔放なasが聴きもの。

この後、徐々に独自のカラーを濃くしていくドルフィーですが、この頃の方が「自然児」として生き生きしたプレイをしていたのではないかなぁ。

 

  

 

 

 

こんな一枚が出てきたぞ。

何やて?アルト、フルート、ベース・クラリネット、更にバスーン、ついでにオーボエ・・・・・・・・・・

ケンさん、そりゃやり過ぎでしょ!チンドン屋じゃあるまいし・・・・・・・・・・・

 

  

 

 

「こらっ!」、睨まれちゃいました。ヤベェ。

今度、正座して聴いてみます。

 

 


波動の如く ・・・・・ DROP ME OFF IN HARLEM / RICHIE KAMUCA

2016-02-06 | ジャズ・ts

 

 

円盤屋を覘くとエサ箱の一番前に。

まるで「早くここから出してくれ。トントンやられ、底が抜けちゃうよ」と訴えているかのようにこちらを。

 

ずっ~と長い間、購入を躊躇っていた。

理由はこの一枚、‘QUARTET 1976 / RICHARD KAMUCA’ (JAZZ 104)。

KAMUCAが亡くなる前の年にプライベート録音され、自費出版に近い形で同年、リリースされたもの。

翌1977年にCONCORDから‘RICHIE’のタイトルで再発もされている。

 

 

 

 

KAMUCAと言えば、モード盤と相場が決まっていますが相場ほど当てにならないものはありません。コレがBESTです。

ドライヴ感溢れるC・Porter作‘I Concentrate On You’から始まり、渋いヴォーカルも聞かせる‘'Tis Autumn’までややハスキーがかった太い音色で聴き手を魅了する。

中でも、I・Berlin作‘Say It Isn't So’、「貴方がもう私を愛していないと皆が言うけれど、そんなことない、と言って・・・・・・」に対し、恰も「噂なんか気にしなくいいよ。オレはお前をずっと愛している、これからも・・・・・・」と髪の毛を優しく愛撫するかのようなソロにググッときます。また、その後を受け、小躍りしたくなる喜びを噛み締める乙女心を代弁するM・ロウのgも素晴らしい。ジャズという音楽しか表現できない展開ですね。

 

話を元へ、

このレコードがあまりにも良いので、亡くなる少し前にレコーディングされた‘DROP ME OFF IN HARLEM’に不安を覚えていた。ひょとして体力が落ち、音が細くフレージングも不安定になり‘QUARTET 1976’のイメージが壊れるのでは?と。

でも杞憂でした。ガンに冒されている身でありながら音もフレーズも全く崩れていません。

 

死期迫るKAMUCAが吹くtsにもう余計な飾りなど一切無い。バラード曲、‘I Did'nt Know About You’と‘It Must Be True’、淡々と思いを、メロディを綴るプレイが不遇の名手「最後の美学」を浮き彫りにしていく。そして波動の如く胸を打つ。

 

1977年7月22日、誕生日の前日に‘HARLEM BUTTERFLY’となり宙に飛び去った。享年46。

大器晩成型(と思う)のKAMUCA、せめて、あと10年長生きしたら何枚も傑作を創っただろう。 

 

この2枚のレコード、ジャズ・ジャイアンツが軒を並べる棚の隅に、そっと・・・・・・・・・・

いつか、宝物になるでしょう。


一千万の「音」を聴く ・・・・・・・ そしてジャズ・カフェ「青猫」へ

2016-02-03 | お遊びオーディオ

 

もう二十年ほど前に一度、AMPを購入したオーディオ・ショップから、いまだに新製品、イヴェント開催のDMが送られてきます。

普通、3、4年、反応がないとDMを送ってこないのが当り前ですが、ここは違います。

ま、オーディオの世界は長~い付き合いが・・・・・・・・・・・・ 今では、この地区で知らない人はいないほどないの存在になっている。

 

先日、「エアータイトのアンプでYGアコースティクス/カーメルⅡを鳴らす」というイヴェント案内が届いた。

エアー・タイトは、ずっと前から一度使ってみたいなぁ~と思っていたAMPで、アナログが聴けるというので出掛けました。

 

使用機材は

リファレンスプリアンプ   エアータイト ATE-2001
モノ シングル メインアンプ   エアータイト ATM-211
スピーカー   YGアコースティクス CARMEL Ⅱ
フォノイコライザー   オルフェス シンフォニア
フォノ・プリアンプリファイヤーMKⅢ
アナログプレイヤー   トランスローター APOLLON TMD ONE Motor

 

 

 

  

 

 

 

 

マイソニックのカートリッジ(75万?)を使用しているので大台に乗っている、との事。

 

マイルスの‘SOMEDAY MY PRINCE WILL COME’とO・ネルソンの「ブルースの真実」を聴かせて頂きましたが、今まで聴いた事がない「音」でした。どちらもオリジナル盤ではなく、‘SOMEDAY MY PRINCE WILL COME’の詳細はわかりませんが、「ブルースの真実」は国内盤です。

 

兎に角、解像度が高く、澄み切った「音」は我が家の混濁した音と次元が違いますね。高域が素直に伸びており、信じ難い音です。

SPの周波数特性(32Hz~40KHz)が他の機器とのマッチングの良さで十分、発揮されています。

 

いゃ~、恐るべしアナログ!

 

それから、久し振りに「青猫」へ。

ECMの世界観を演出した空間といっても過言でありませんね。

 

 

 

以前、ECMレーベルについてのトーク・イヴェントが開催されている。

今日も、エヴァンスの「アンダー カレント」が流れた後、キースの‘THE CURE’が・・・・・・・・

ECMファン御用達と言えますね。