jazz and freedom and avenger

JAZZを聴きながら勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

ANOTHER WORKOUT / HANK MOBLEY

2021-05-27 | ジャズ・ts

 

ピーク時に録音(1961年)されながら、「お蔵入り」となり、死ぬ一年前の1985年に陽の目を見た作品。”ANOTHER”と、軽いタイトル名が災いしたのか、一部の評論家、ファンを除き、大した評価も支持も受けていない。

前作までの通称「三部作」が盛りで、本作は「ピークは過ぎていた」と言う人さえいる。

でも、そうかなぁ~・・・・・・  三部作、三部作、とメディアに刷り込まれているんじゃないか?

この音源を発掘したM・カスクーナの言葉を借りると「24年間オクラになっていたものとは理解できない内容でベストの一枚」と述べている。この手の発掘ものに対し、こうしたリップ・サービスは付き物だが、今回は間違いなく例外だろう。

となると、ライオンのオクラ入りの判断は間違っていたのか、となるけれど、そもそも、”WORKOUT”の残りテイク1曲を活かす為のセッションの色合いも否定出来ず、モブレーに不運があったとすれば、ライオンがモブレーの本当のピークに気が付かなかった、としか思えない。まさか、モブレーの当時のボスに妙な気を使ったとは思えないが・・・・

スタンダードの”I Should Care”、”Hello Young Lovers”の料理の仕方は格段に、スムーズに進化している。オリジナルの”Hank‘s Other Soul”では今まで培ってきた一種の愁いあるモブレー独自の表現方法の頂点を極めているし、”Gettin’ And Jettin’”でのスピーディなフットワークとハードなブローは正真正銘のミドル級チャンピオンを見事に証明している。

なお、”Hank‘s Other Soul”は後のアルバム”The TURNAROUND”の”East Of The Village”の元ネタになり、また、”Gettin’ And Jettin’”も”NO ROOM FOR SQUARES”で中間部に粋なアレンジを受け”Up A Step”と改名され、甲乙つけ難い名演ですね。

こうなると、ライオンの頭の中は早い段階に、否、初めからリアルタイムではリリースする気はなかったのでは?と疑ってしまう。

いずれにしても、ライオンの「弘法にも筆の誤り」と済ませるには、余りにもモブレーは・・・・・・・・・

 

 


自動車税 グリーン化重課税 & 舞鶴市

2021-05-15 | 

 

この時期になると嫌な奴がやってきます(笑)。

新車登録から13年を超えると自動車税が15%加算され、我がAVENGERも昨年から、排気量が2,700㏄なので51,000円から58,600円にupしている。また、車検時の重量税も率が違うけれど加算されます。

県(自動車税)と国(重量税)が足並みを揃えて重課税してくる。

排ガスによる環境破壊を防ぐというキレイ事は建前で、裏で行政と業界が手を結び買い替えのサイクルを促する構図が透けて見える。モノを粗末にせず大事に扱う、という日本人の美徳、精神はどこへ行ったのか。むしろ、軽減すべきとまでは言わないけれど実情とかけ離れている。

無関係の話を、

最近、まったく遠出していないので、ボツにしたAVENGERの画像を交えて以前のドライヴを思い出してみる。

5年前、天橋立へいった際、立ち寄った舞鶴市(京都府)の赤レンガ倉庫群でのショットです。

 

 

 

 

 

 

戦前は横須賀・呉・佐世保と共に旧四軍港の一つで現在は自衛艦基地になっています。

 

 

 

 

昔のまま、整然とした赤レンガ倉庫群(国の重要文化財)、見てるだけで背筋が伸びますよ。

 

 

 

 

他にも見所がありそうなので、もう一度、時間を掛けて訪れたい街ですね。出来れば、AVENGERと伴に。不調な所はなく至って調子はいい。

 

 

 

 


WORKOUT / HANK MOBLEY

2021-05-13 | ジャズ・ts

 

「上手くやれたぜ」と満足そうに一服。会心の出来だったのだろう。

白のYシャツにネクタイ、そしてスラックス、革のシューズ、典型的なビジネス・マンのスタイルで決め、コークのボトル、サングラスなど小道具も無造作のようですんなり揃っている。

まるで、タイトルは勿論、何から何まで全て決まっていたかのような最高にイカしたカヴァ。

巷では”SOUL STATION”、”ROLL CALL”と共にモブレーのピークを記録した三部作として高い評価を得ている。

マイルス・グループに在団中なのか、TOPのタイトル曲なんかテンションの塊のようなアグレッシブなソロを聴かせ、グリーンまでも弦がはち切れんばかりの熱演を披露する。

伝え聞くところによると、録音が終わるとライオンが歓声をあげたそうです。このカヴァをじっと見ていると、そうした状況が容易に想像できますね。

 

けれど、気になる点が一つ、

所有するLPは2ndのNY・ステレオ盤なのか、音が今一つ、最高に盛り上がったスタジオ内の雰囲気をダイレクトに反映できていない部分がある。例えば、一曲目の”Workout”で、グリーンの後、何故かケリーのpの音圧が一段下がります。重箱の隅を楊枝でほじくるつもりはありませんが、全編に亘りケリーのプレイが些か精彩を欠いている。

1st盤を聴けば違う結果が出るかもしれません。

 

 

ライナー・ノーツでL・フェザーがモブレーをミドル級チャンピオンと称している。チャンピオンの座は長くは続かなかったが、彼を愛する気持ちは皆、変わらなかった。

振り返えれば、モブレーが輝いていたあの頃が「モダンジャズ」の絶頂期だった。

 

 

 

 

 


MMカートリッジのハム 一発解消

2021-05-06 | お遊びオーディオ

 

偶には日頃、聴かないカートリッジでもと、PICKERING 625E2を装着すると、以前は出ていなかったハムが出た。チェックすると、他のカートリッジやもう一台のプレイヤーでは出なく、また、システムのアース取りに問題もなく狐につままれた感じです。カートリッジ✙リード線✙シェル辺りの接点不良としか考えられず、入念にクリーニングをして再セットを。

またブ~ンと、普段使っていないのでこのまましばらく放置しても不都合はないけれど、他に方策が浮かばなくスッキリしない。

やっぱり、取説は残してて置くものですね、ちゃんと対処の方法が書いてありました。

「グランド・ループ・ハム」と呼ばれるもので、⊖端子(青)にある帯金を外せば、ハムは消えると記述されている。早速、精密機械用ドライバーを差し込み取り外しました。

画像はリード線接続シールが一緒に剥がれて見苦しくなりました。

 

 

見易いように他のMM型カートリッジを例に。青の線が繋がっている端子の根元にある金属片です。

 

 

引き抜いたアース帯金です。ハムが消えました。こんな裏技?、今まで知りませんでした。え、皆、知っている!って、失礼しました。

 

 

やれやれと思ったのも束の間、明るく元気ある音は同じでもちょっと雑な感じが否定できず、もう一度初めから、セッティングをやり直しました。

ブラシは使わず、リード線はオーディオ・ファイルの純銀タイプ、針圧は1.1g、インサイドフォース・キャンセラーは1.0gで決まり。シェルはテクニカの定番モデルです。

 

 

自己満足、自画自賛ですが、予想外に良い音になりました。常用のオルトフォンVMS20EmkⅡやSHURE95HEよりいいかも。

先回のHIFIKINGのIECコネクターと今回のオーディオ・ファイルの純銀リード線との相乗効果が表れたのでしょう。カートリッジの出力に差がありますが、プリのヴォリュームの目盛りはいつもだいたい9時少し前ですが、この625E2では8時半強で充分です。小さ目の音でも芯があり、屈託のないアメリカン・サウンドはなかなか魅力がありますよ。

アナログはCDに比べ面倒な所がありますが、ちょっと手間暇掛けて相性を探し出すと、いい結果が得られます。

 


鈴なり・・・エゴノキの花、そしてOver The Rainbow

2021-05-03 | 日記・エッセイ・コラム

 

庭のエゴノキが小さな鈴のような花をびっしりと付け始めました。例年に比べ一週間から10日ほど早いですね。

温暖化の影響でしょう。対策を急がないと地球の未来は厳しくなります。

 

 

先日、季節の変り目を実感させる大粒の雨と雷の後、虹が出ました。

 

 

ワクチンのクーポン券が送られてきたので、早速、ネット予約を試みた所、スムーズに先に進まずイライラしましたが、何とか来月の予約が取れました。

システム(外部発注)の不備の改善が間に合わず未対応となり、流れた電話予約がパンクし、高齢者が区役所へ殺到等々、混乱の様子が後日、新聞に掲載された。

この国は本当に先進国なのか?

虹の向うに希望を持てるのか?