今冬は例年に比べ寒いので、外出を控え家に籠る日が多い。
となると、「おもちゃ遊び」が・・・・・・
ここ30年近く、カプセル・キーパーに閉じ込めたままの「EC-15ⅹLimited」を引っ張り出した。
音出しすると鈍いけど、ちゃんと出た。プアなシェルとリード線を外し、ピンをクリーニング。汚れ、サビは殆どなく再生の意欲が湧いてきたぞ。
いろいろ組み合わせを試した結果、テクニカの定番シュルとオヤイデのリード線・HSR-102に落ち着いた。
時間の経過とともにMCの良さが出始める。周波数特性が10Hz~50kHzとレンジが広いなぁ。実際に上、下聴こえるかどうかは別にしてここがMMとの大きな違いで、聴こえなくとも何となく響きを感じ取れますね。
これと言った個性のある音ではありませんが、結構、躍動感があり、良いですね。どうして「牢屋」に入れっ放しだったのだろうか、思い出せません。
他にも「牢屋」の中に・・・・・・・・・・
久しぶりに安レコ巡りを。
共に一世を風靡した二人。
70年代初頭、「ガトー節」で爆発的人気を博したバルビエリの‵BOLIVIA’(1973年)
心地よいラテン・リズムに乗って、思いの外薄味のガトー節が、でもペテン師ぶりは健在ですね(笑)、ま、再聴はナシでしょう。
当時、マジでバルビエリを??しょうものなら、吊し上げられ人生観まで疑われるほどだった。でも、もっと質が悪のはガトーの人気に肩入れして、後は知らん顔をしたジャズ喫茶の・・・・・・・・、ま、世の中、そんなものですね。
もう一枚は、60年代中期、アヴァンギャルド・ジャズの旗頭として名を馳せたA・ショップ。
1979年、フランス、パリで録音したパーカーへのトリビュートもの‵BIRD FIRE’。イメージとは異なり意外と現実主義者のシェップとは言え、これはダメですね。緩い、甘いという尺度ではなく聴き手の期待を軽く見ている。
裏カヴァのフォト通り、カッコ付け過ぎ。
安レコは、当り外れが楽しい。