jazz and freedom and avenger

JAZZを聴きながら勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

ストレート・アヘッドを堪能 ・・・・・ LIVE IN PARIS 830322 / FREDDIE HUBBARD

2022-03-26 | Legacy of Freddie Hubbard

 

三年前(2019年)にリリースされた発掘CD盤。1983年3月22日、フランスはパリのElysee Montmartreでライヴ録音されたものでメンバーは以前、Upしている”AT THE CLUB”と同じなので欧州ツアの一環だったのだろう。

お馴染みの”One Of Another Kind”から始まる2枚組全7曲、ハバードの無双ぶりが遺憾なく発揮されている。勿論、そこが聴き所ではあるのだが、もう一つの聴き所はオーディエンスの反応、トータルで107分、ストレート・アヘッドな演奏を充分に堪能している。中でもH・マンシーニの”Moment To Moment”の美しいメロディを柔らかく奏でるハバードのflhは絶品、さすがパリの聴衆、確りと応えている。

モダン・トランペットの王道を最高に聴かせる作品です。

 

 

このライヴの丁度、10年前(1973年)にもハバードはパリのTVスタジオで収録している。

 

 

凄まじいパフォーマンスですね。別の機会にUpするつもりです。


結構、イケるよ ・・・・・LOVE REMAINS / ROBERT WATSON

2022-03-13 | ジャズ・as

 

「嘘、偽りはございません、全て包み隠さず申し上げます」と言わんばかりの潔いパフォーマンスを身上とするロバート(ボビー)ワトソンが86年に伊・REDレーベルにNYで吹き込んだ作品。盟友C・ランディ(b)を含んだオーソドックスなカルテット。

ワトソンの高域に掛けての音色がメタリックで軽いのが玉に瑕と評する意見がありますが、少なくともレコードで聴く分にはその透明感溢れる音色こそワトソンの個性、特質とポジティブに聴いている。時折見せる熱闘的プレイの他、作曲能力にも長け、7曲中5曲(うち1曲は奥さん?との共作)を提供している。

その共作がタイトルになった”Love Remains”、漂流する愛の行方をちょっぴりメランコリーさを添えて、ミディアム・スローでアンニュイに歌い流すワトソンに殺られる。ややポップス色も匂うけれど、感情移入が過多にならないのは真に力がある証拠だろう。B-3の”SHO THANG”ではアップ・テンポでasを操るプレイにワクワクさせられるし、最後はラブ・バラード”The Love We had Yesterday”でフィニッシュする構成も上手く決まっている。

所で何故か、このカヴァ写真が気になるんです。鑑賞力に乏しい自分にはタイトルとの結び付きがピンと来ないし、左上に縮小サイズが入れ込まれているが、何の意味なんだろう?女の子が泥水のゴミを掻き寄せる棒の具が少し手元に動いているけれど、間違い探し(笑)ではないでしょう。うぅ~ん、意図が・・・・・・

 

 

このアルバムはもっと認知されて良い好内容で、少なくとも”Love Remains”の一曲はきっと気に入って貰えると確信しています。

 

 

 


熱田神宮 参拝

2022-03-11 | 日記・エッセイ・コラム

 

何時でも行けると思いながら、なかなかタイミングが合わなかった熱田神宮に参拝してきました。

平日と言う事あり参拝者の姿は心なしか少ないようです。でも、反面、厳かな雰囲気は濃く感じられました。

早く平和な世界に戻れるといいですね。

 

 

いつも通り、宮きしめんを、白エビかき揚げ入りです。ちょっと冷えるオープン・デッキで頂くと、体が温まり更に美味しいですね。

 

 

帰りにこちらも定番の名物「きよめ餅」を、いやぁ~、優しい甘さで美味いですよ。

もう少し南に行くと、旧東海道 41番目・宮宿、七里(宮)の渡し跡があります。ここから次の桑名宿までは、木曽、長良、揖斐の三川を避け、海路となります。

 

 

行きしなに見つけた人気の高級食材のスーパー「サポーレ 熱田店」に寄りました。瑞穂店(名古屋)、津松菱店(三重・津)に次ぎ、三店目で昨年オープンした新店です。

瑞穂店、熱田店共に自宅から離れているので、普段、なかなか寄れないのが残念です。近くにできないかなぁ~

 

 


ライン・セレクターの是非

2022-03-06 | お遊びオーディオ

 

今使っているフォノ・イコライザーはMM/MCの切り替え、MCのインピーダンス(LOW、HIGH)の切り替えが全て背面操作、しかもピン・ケーブルの抜き差し、と言う超音質重視のモデルで、操作性は最悪(笑)。ま、プレイヤーとカートリッジをある程度、固定すれば済む話ですが、より組合せを楽しむとなると甚だ面倒くさい。

前からライン・セレクターを思案していた所、このORB LS-ROを見つけた。思案とは、操作性と音質を天秤にかけ、どちらを優先させるか?

現行ではなく前のモデルですが、使用感が全くなく値段も納得が出来たので操作性優先で即決した。

やはり音は変わります。解像度は緩みますが、幸い「音瘦せ」せず大らかな方向に進み、劣化は殆ど気にならないレベルに収まっている。

これで、スムーズに組合せの比較、変化を楽しめるようになりました。

 

ワトソンとランディが自費出版?に近い形でリリースしたアルバム。カヴァにレーベル名もレコードNo.も記載されず、センター・ラベルにNEW NOTE RECORDS、KM 11867と記載されている変わり種ですが、ワトソンのasが気持ちよく鳴り、歌っている。

 

 

50~60年代に絞って語られるケースが多いV・ゲルダーが録音(1983年)、マスタリングもしているけれど、クレジットを見ない限りなかなか気付かない。開放的で見通しの良い音は昔のゲルダーの音を愛するファンからすると毒気がないと思うだろう。ただ、pだけは相変わらず鼻詰まり気味です。

 

 

演奏も音もちょっと良いレコードですね。