jazz and freedom and avenger

JAZZを聴きながら勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

街道を行く ・・・・・歴史国道・東海道「藤川宿」

2022-12-23 | 街道

 

先日、岡崎城に行った際、藤川宿(岡崎市)のまち歩きマップを入手し、なかなか出来が良くて再度出掛けた。江戸から37番目、岡崎宿の一つ前の宿場町です。

国道1号線沿いの町並みですが、間に名鉄名古屋本線が走ると言う土地環境で、60~70キロのスピードでバンバン走る1号線からのイントロを見落とし、結局、1号線沿いの道の駅に車を停め、人専用の狭い踏切を渡り東海道に出ました。ちょっとタイム・ロスを。

 

 

さすが東海道、町並みは整然と小綺麗に整備されていて、車の通りもかなりあり、よくある宿場町のイメージと異なります。

旧東海道で最も古いと言われる江戸時代の町屋の「銭屋」です。

 

 

こちらも格子に歴史を感じる江戸末期の米屋です。

 

 

 

存在感、抜群の粟生人形工房です。

 

 

この宿の見所の一つ「藤川の松並木」です。長さ1㎞に百本の黒松が並ぶ景観を今に留めている。偶々、車の姿は有りませんが、交通量は多く、スピードが出ているのでぶらぶら歩きはちょっ難しい。

 

 

端折った記事内容になりましたが、まち歩きマップを片手に時間を掛けて散策すると、規模は大きくないけれど、思いの外、一味違う歴史国道、宿場町を楽しめます。

 

追記(12/24)

朝、陽の光とは異なる明るさに目が覚めた。外を見ると一夜にして雪国になっていた。

積雪は10㎝を越しているなぁ、と思いながら、測ると7㎝と意外に少なかった。でも、この辺りでは数年ぶりの大雪です。30~40㎝、或いは1m近い積雪量の地方では・・・・・・

 

 

3、4日前、草津温泉~軽井沢方面に遊びに行っていた友人からのメールでは、ランクルにも拘らず、かなりハードな運転を強いられたようです。「お前には無理だね!」とまで言われちゃいました(笑)。彼はベテランのスキーヤーで雪には慣れているはずですが、すきを突かれた(準備不足)ようです。

 

 


街道を行く ・・・・・ 中山道 大湫宿

2022-12-19 | 街道

 

カフェー青漄荘を訪れた際、地理的に旧中山道 大湫宿が近くにあるのではないか、と思い、女神に尋ねると、目と鼻の先ではありませんか。車で2~3分でした。江戸から47番目です。

 

 

 

 

直ぐ駐車場が見つかり、ぶらぶらしていると、後ろから張りのある女性の声がする。振り向くと、また女神が二人、手招きで「こちらへおいで・・・・・」と呼んでいる。今日は妙に女性の受けがいいね。DIESELのおかげかな?(笑) 久しく女性から声を掛けられる事がなく、浮き浮きして言われるままにこの立派な建物に連れ込まれた。ここはかっての商家・森川家の屋敷で何のことは無く、現在は観光案内所を兼ねていた。

 

 

いゃ~、江戸時代後期の屋敷の内部は、もちろん、庭も手入れが行き届き、素晴らしいです。お二人に見所をいろいろ教えて頂いた。ひょっとして、この宿では昔から旅人に声掛けして疲れを癒すのが習慣で、今でも綿々と受け継がれているのではないか。

 

 

猫一匹いなく、昼寝状態の街並みですが、実際は観光の人達が3組10名ほど歩いており、つい先ほどまでツアー(中山道を歩く)客20数名で賑わっていたそうです

 

 

こちらは神明大杉(樹齢670年、高さ40m)として大湫宿のシンボルとして人々を見守ってきましたが、令和2年7月の豪雨のより倒木被災しました。

 

 

 

 

いずれにしても、旧宿場町のアナログ風情、明暗の中に今と昔が同居している。


大正・昭和の残像 ・・・・・ 足助(愛知県豊田市)

2022-10-27 | 街道

先日、日経のプラス1に紅葉のランキングが掲載され、香嵐渓が1位に選ばれた。選考の基準は「紅葉のトンネル」で、切り口が変われば、他が選出されるので順位はそれほど重要ではありません。でも、色付きが最高の年、ピークの時期に訪れると山と川が一体となったそのスケールに圧倒されるのは間違いありません。今年は良さそうです。また、ライトアップも幻想的で素晴らしく、特に薄暮から暗がりが広がる中、ライトを浴び、紅の彩りが徐々に浮かび上がっていく様は筆舌に尽くし難い。例年、11月下旬が最高です。

 

 

紅葉にはまだ間がありますが、たまたま出掛けたついでに香嵐渓がある足助(あすけ)まで足を伸ばしました。自宅から車で50分ほどです。

デザイン化されたマンホールです。

 

初めて知りましたが、ここの町並みは国の「伝統的建造物群保存地区」に指定されています。「燈台下暗し」ですね。尾張、三河から信州・伊那谷へ抜ける交易、物流の拠点として栄えた町なので、例えば、中山道の奈良井宿、妻籠宿、東海道の関宿(三重県)のような人気の宿跡と趣がかなり異なります。

 

 

散策しながら目に留まった建物を、アット・ランダムに。

かっての繁栄ぶりを偲ばせる銀行跡です。この伊那街道(現在は国道153号線)は中馬街道とも言われていた。

 

 

大正元年(1912年)に稲橋銀行足助支店として建てられ、現在は資料館として利用されている。

 

 

 

 

裏通りに入ると、昼は喫茶、夜はバーになるお店を見つけ、アイス・コーヒーで一息。店内はレトロぽい雰囲気が懐かしく、ホントはストレート・ノー・チェイサーで・・・・・・ 空瓶が目に毒です。

 

 

生活感に溢れ、リアリテイがとても良いじゃありませんか。

 

 

足助川沿いの味のある佇まい。この少し先で香嵐渓を流れる巴川と合流します。

 

 

江戸時代の建物もかなり残っているようですが、今日は「遠ざかる大正・昭和」の風を感じ、何かしら癒されました。時間を充分に取り、再度、寄ってみよう。もっと古の風が吹き抜けるでしょう。

なお、画像について、町の風情とご理解をお願いします。不都合であれば削除しますのでご連絡ください。

また、町中の画像はスマホで撮ったものをグレー・スケール処理しています。


北國街道巡り(2)・・・・・ 越前 今庄

2019-05-29 | 街道

 

木之本を後にして「今庄」へ

昔の北國街道の雰囲気をと、高速に乗らず365号線を。しばらく快適なドライブを楽しんでいたが、途中から福井県の山間い道に入ると、これがなかなか・・・・・・・・・、やはり昔は難所だったのだろう。古くから往来の要衝として栄え、幕末の記録では旅籠55軒、茶屋15軒、酒屋15軒と繁栄を誇ったそうです

 

道幅は当時のままかな?、所々かなり狭い箇所もあります。人影もなく静まり返っているぞ。

 

 

名産のそばの旗を見つけました。

 

 

店先のイーゼルに、なんとなんと「ジャズの音色・・・・・・・・」と、いゃ~、ここでこれはサプライズですよ。

 

 

そばが美味しい季節になりましたね。肝心のジャズは、もう少しボリュームを上げて欲しいなぁ~

よく見ると「音色」と、微妙ですね(笑)。因みに「クール・ストラッティン」が流れていました。

この旧旅籠「若狭屋」は1840年頃に建てられ、国登録有形文化財です。折角なのでAVENGERとパチリ。お店はもう閉店準備を(笑)

 

 

幕末~維新の歴史好きな方には堪らない水戸天狗党が滞在したと言われる家屋です。

 

 

 

なお、肝心の酒蔵は休みだったり、3時過ぎには閉店したりして立ち寄りできませんでした。食事を後回しすればと、チョッピリ・・・・・・

帰りは高速で木之本に戻り大好きな琵琶湖岸・さざなみ街道で長浜へ、そして 帰路に。

左が伊吹山、右が長浜市街です。夕方風が強く、波が立っていました。 

 

 

走行距離、320㎞、快適なドライブでした。


北國街道巡り(1)・・・・・湖北 木之本

2019-05-25 | 街道

 

高速道路の集中工事が始まっている中、合間を縫ってドライブに。向かった先は北國街道の旧宿場町、狙いは歴史ある酒蔵。

北國街道は京都と北陸を結ぶ主要道ですね。琵琶湖最北の木之本に。

 

 

「賤ヶ岳の戦い」に因んだ「七本槍」で知られる富田酒造、創業460余年を誇る名蔵です。

 

  

 

定番の一本を、ラベルに趣がありますね。

 

 

 

こちらは更に歴史ある山路酒造、創業は1532年(天分元年)と487年前、凄いなぁ~、元々の建物は火事で焼失し、100年ほど前に再建されたそうです。それでもその存在感は半端でありませんよ。全国で4番目に古い酒蔵と言われる。 

 

 

こちらも定番中の定番を。なお、この蔵元のもう一つの名産「桑酒」はかの島崎藤村氏も愛飲したそうです。

 

 

いにしえの建物が点在する中から保存状態が良い家屋を。

 

   

 

宿のほぼ真ん中と思われる「札ノ辻」からJR駅方面を。この木之本宿は観光整備がかなりされていて気持ちがいいですね。

 

  

次は越前 今庄へ。