年の瀬です。
今年も一年間、無事に過ごせることができた「御礼」にお参りしてきました。
例年より3、4日遅かったお蔭で想定外の雪化粧。
流れる時雨、御祈祷の太鼓の音が静寂の中、波紋のように広がり神聖さが増し、身も心も引き締まりました。
参道も準備万端、初詣の人の波の前の静けさが・・・・・・・・
拙ブログをご覧頂いた方々、またコメントを頂いた方々、ありがとうございました。
皆さん、良い年をお迎えください。
年の瀬です。
今年も一年間、無事に過ごせることができた「御礼」にお参りしてきました。
例年より3、4日遅かったお蔭で想定外の雪化粧。
流れる時雨、御祈祷の太鼓の音が静寂の中、波紋のように広がり神聖さが増し、身も心も引き締まりました。
参道も準備万端、初詣の人の波の前の静けさが・・・・・・・・
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皆さん、良い年をお迎えください。
「カモメ」のM44Gについて噂は知っていたけれど、それほど興味はなかった。
先日、たまに寄るオーディオ・ショップへ。ショーケースの一番奥に無造作にビーニール袋に入った「カモメ」を発見。
顔馴染みの店長に「これってネットにUPされていないね」と問うと、店長も「なんで、これがあるんだろう?」と怪訝な表情を・・・・・・
どうやら、誰もがそのうちにと、忘れていたようです。
キズらしきものはなく、ルーペで確認したスタイラス・チップもパーフェクトに近い初期もの。プロテクト・カヴァまで付いているぞ。ラッキー!犬も歩けば棒に当たるってワケですね。
直ぐ持ち帰り、一旦、定石通り何でもないリード線で聴いたところ、確かに現行モデルと全く別物ですね。大らかで曇りがありません。現行モデルの「大人びさ」が隠れ、まぁ、10代後半~20代と30代~の若さの違いと言えばいいのだろうか。ただ、屈託のなさ、と同居する粗さも少々。そこが「カモメ」のキモと言えば、そうかもしれませんね。
邪道?ですが、テスト気分でこのリード線を。発売されたばかりの最新モデルとか。これは線が柔らかく取り付け作業が楽ですね。HSR-AGと大違いです(笑)。
やや一直線の元気さに強弱のメリハリが付き奥行き感も出て、キリッと締まりました。安価ですが、CPが高くGooですね。
愛聴盤の一枚。
STROZIERのasの音の細さがかなり改善されました。欲を言うと、もう少し太く潤いがあれば・・・・・・・ でも、イイ感じに。
'Nice & Easy’、'Blues’、サイコーです。
今年は晩秋からシェル・リード線で随分、遊ばせて貰いました。
1959年録音の未発表作品。
昔からこの国内盤(VICTOR)のエヴァンスのタッチと音が好き。MONO盤なのにモノ針よりステレオ針の方が自分の好みに合っている。
何が何でもMONO盤にはモノ針というワケでもなさそう。それが当てはまるのは、モノラル・カッター・ヘッドで切られた純正モノラル盤ではないかな。
C・ベイカーのリーダー・セッションでフラストレーションが溜まった?エヴァンスが残業してレコーディングしたものとも言われ、確かにLP一枚分に満たない曲数からしてそうした憶測も成り立ちます。
ただ、エヴァンス自身はかなり気合が入っているけれど、フィリーはともかくチェンバースは録音のせいか、「残業なんかイヤだよ~ もう帰ろ~」といま一つ気が乗っていない。サブ・タイトルにチェンバースがクレジットされていないのは偶然か?しかし、それが逆にエヴァンスのノリの良さを浮き彫りにしている。
TOPの'You And The Night And The Music’はTVのタバコCMに使われた事もあり、人気が有りますが、自分はいつもB-1'How Am I To Know?’に耳が行く。
'EVERYBODY DIGS’の'Minority’に似た男気溢れる硬質でクールなプレイが堪らない。エヴァンスの魅力を「リリシズム」と一言で済ませるのは簡単だが、本質は対極的な「ハード・ボイルド」と理解している。
ポテンシャルを生かしきれないままだったSHURE Me97HEにこのリード線を。
純度8Nという先入観なしに透明感を増した音が飛び出し、オーバーな表現かもしれないが、一瞬、レコードを間違えたのかな? ここまで音を変えてしまうのは如何なものか、と。
でも、これがMe97HEのポテンシャルの高さとポジティブに解釈すべきでしょう。
なんでもトライしてみるもんだ。
エヴァンスの「水晶」のような音に溺れる。
先日、出かけついでに名古屋TV塔近くの「ユリ」へ。ひょっとして日本一?忙しいジャズ喫茶かも。もっとも大半はジャズを聴きに来ているワケではない。
ある人の強~い押しで、今や「ピアノ・トリオの名盤」入りした'SPEAK LOW’が流れた。
所有するTRIO盤はpの音が歪み、つぶれている箇所もある。ディスク・ダビングされたものと言われている。なるほど、マスター・テープの状態が芳しくなかったかもしれませんね、2曲目など五月蠅くて聴けたものではない。その後、CDも聴いたが、更に悪く聴こえ、それ以来縁遠くなっていた。
帰宅して秘密兵器、SHURE M44G・N44-1+HSR-AG で。
その前に気になる点が、
本作はMONO盤となっていますが、所謂「再発MONO盤」、つまりステレオ・カッター・ヘッドで切ったものの可能性が高く、N44-1が完全モノラル溝・オンリーだったら一応NGです。
詳しいことは分かりませんが、リリース時期からして盤の溝はステレオと同じ、44G・N44-1もステレオOKではないかと勝手に推測して、とにかく針を降ろしてみた。OK(多分)でしたが、さすがに「奇跡」は起きませんでした(推測が間違っているのかも)。
ただ、pの音の密度が上り全体に厚みが加わった事で、pの音割れがかなり隠れ、それなりに聴けるようになったのはGooかな?
高音質と謳われるLP、CDが再リリースされているようですが、買い替える気がなく、オリちゃんは雲の上だしなぁ~ 恐らく、一生、本作の真髄に触れることはないでしょう。
持ち上げられた挙句、「凡庸に成り下がった」と断罪されたW・ビショップjr.が1974年にMUSEに録音したのがコレ。
安レコ箱の主になりそうなカヴァですが、もし、ブラインド・ホールドで聴かされたら、ほとんどの人が困惑するだろう。
TOPの'Invitation’のイントロなんかカッコ良過ぎるし、展開も鮮やか。ゴルソンの名曲'Killer Joe’にしても然り。
とにかく、派手目ですが型に嵌らずやりたいように演っている所が聴きもの。 プロデューサーは'SPEAK LOW’と縁のあるFRED NORSWORTHYという所も興味深い。
「凡庸」ではこんなピアノは弾けないし、不良中年をなめたらいけません(笑)。
ただ、pがキラキラ過ぎる録音に好みが分かれそう。もし真面だったら、なかなか面白い存在の一枚。
Me97HEとの相性の悪さの上、4本中、1本をダメにしてしまったリード線・HSR-AGの嫁ぎ先を。と言っても、代替品(1本)という子連れで再婚となるとなかなか・・・・・・・
ふと、SHURE M44Gのモノラル・ヴァージョンを思い出した。MONOなら誤魔化すことができるのではないかと。
スタイラスがDark BlueのN44-1、良く知られているはGrayのN44G(STEREO)。
1、2回聴いたけれどややFatな音が気に入らず、すぐ箱に戻したまま、箱にH(平成)3.11.1と書いている。プライス・シールが2,380円と、安っ!
結線は直ぐN44Gと差し替えられるように通常接続を。
シェルは取り付けが楽なネジ穴が切ってあるA・テクニカをチョイス。HSR-AGの特徴が分かっている事もあり10分あまりで完成。
M44G・N44-1のFatな味をHSR-AGがどうスリム化させるか、この一点に尽きます。
2、3枚、流しで試聴したところ、さすがに20年以上冬眠していたM44G・N44-1、寝起きの音でしたが徐々に・・・・・・、そしてHSR-AGとの相性の良さの予感が。
本番に選んだ一枚。
いゃ~、ナイス・カヴァの一枚ですね。
中身より良いんじゃない、と揶揄されるほどで、かの故・元祖辛口評論家の餌食にもなりました。氏にメッタ切りされたアルバム、ジャズ・ミュージシャンは少なくないが、ガーランドはその筆頭でしょう。
久しぶりに名著と言われる「ジャズ・レコード・ブック」を開いてみた。
いやはや、厳しいですね。「漫画的演奏」、「初期のトリオ演奏は殆ど購入の価値のない二級作品」等々、そして本作は「C Jam Blues、一曲のために買うのは辛い」と。ここまでバッサリやられると逆に気持ちがいい。
出力が9.5mVとMM平均の倍近くあるので、ヴォリュームの位置は8時強で十分。重心の低い音が飛び出しすっかりマッチョな音に変身していた。
ただ筋肉丸出しではなく、ガーランドのPに光沢感がプラスされピチピチと、チェンバースのbにしても野放図なブンブン丸ではなく心地よくコントロールされている。ノリの良い'C Jam Blues’が更にビビッドに。
もともと本作の音(A面)はややくすみぽいけれど、バイタル感を増した演奏に「くすみ」が霧散して、両面、ワクワクして一気に聴き通した。バラードの2曲の愛くるしさなんか、ガーランドならではの世界。今まで気が付かなかったB-2'What Can I Say Dear?’はGooですね。
本作が二級作品とするならば、世の中、それ以下ばかりではないか(笑)。
それにしても、HSR-AGのキャラ、相手を選びハマッた時、恐るべし!
N44-1との組み合わせ、「秘密兵器」になりそうです。
余談を、
反対に最大級の賛辞を送られたのが、H・HAWES。
「聴く者を魅了せずにはおかないブルースの恍惚感を作り出す天賦の才に恵まれた人」と。
ただ、再起前のプレイを前提にしているので(1968年発刊)、その後については定かでありません。
3~4日にかけて、今年も京都で大学時代の友人と。
今回、7人中、関西圏外では自分一人となりました。
富小路に最近、オープン(9月)したばかりの「SPRING VALLEY BREWERY」。2人がこのオープンに係わっているので。
キリン・ビールが運営するクラフトビールの醸造所を併設した、“和クラフト”料理が楽しめるレストランです。
以前も多国籍ダイニングの店が入っていた築100年の町屋をリノベーションしている。相変わらずイイ感じですね。
翌日、1パーティで昨年と同じ茨木国際G・Cへ。
ここは 距離が短い分、ポテトチップ状のグリーンが悩ましい。昨年は苦しみながら何とか回ってきましたが、今回はピンの位置が厳しく3パット、4パットで撃沈!47、52、辛うじて100叩きの刑を免れました。
上手くオンしたと思っても、グリーンに上がってみると・・・・・・・・・、そして、イマジネーションと忍耐を強いられます。
ま、ヘボと言うものですが、もう少し楽にやりたいものです。
でも、青春時代に戻ったひと時は何物にも代え難いですね。