16~17日に掛けて関西に。一日目は梅田の土佐料理店で大学時代の友人との会合。4年ぶりの楽しいはずの集りは毎回、会合等の世話役をしてくれていた一人の仲間を偲ぶ会にもなった。昨年のお盆前、肺がんで突如、天に召されたのだ。春ごろ、体調不良を訴えたそうで、あっという間に。家族葬の当日に連絡を受けた在阪の数人が駆け付けた。自分への連絡はその帰り道からの℡で初めは何のことか訳が分からず、俄かに信じられなかった。ゴルフが好きで、会った次の日はいつも大阪近辺のコースを一緒に楽しんだものでした。献杯、そして黙祷を捧げました。
翌日は、こちらも久し振りに大阪の友達と遊んだカミさんと京都で合流(前日)し散策を。無計画の上、真夏日、熱中症の注意が出たので悩みましたが、葵祭が終わったばかり(前日に変更)の「下賀茂神社」へ。暑さを忘れさす糺の森(ただすのもり)、気持ちがスーッと切り替わります。
こちらはTV、雑誌等々でもよく紹介される人気スポット、水みくじ。水に濡らすと文字が浮かび上がります。先ほどまで修学旅行生で両岸が埋まっていました。
下賀茂神社の手前にある左の高い塀の内は近代京都の名建築と称される「旧三井家下賀茂別邸」です。大正期までに整えられた大規模別邸の屋敷構えと庭園が見られます。
残念ながら17日(水)は休館日でした。
出町柳に戻ってきました。二つの川(賀茂、高野)が合流する地点と雖も、容赦なく照り付ける太陽に頭がクラクラ、身もヘロヘロ。直ぐ次の場所を決めなければなりませんが、こうした時、穴場を狙うと後悔する確率が高いので、王道に基き「清水寺」へ。タクシーに乗り込むと、「清水は今日、大混雑しているので高台寺付近で降り、二年坂、三年坂を登ってください」と。八坂神社辺りにタクシーが差し掛かると様相が変わりもう渋滞が始まっていた。
清水寺へ通ずる二年坂、三年坂、清水坂、どこもクレイジー!!な世界が待ち受けていた。何処からこんなにたくさん人が集まるのだろう(笑)8割方、外国からの旅行者ですね。ま、いつもの事ですが。それにレンタルの着物姿が以前に比べ何倍も増えている。しかも男性姿が少なくない。
鮮やかな新緑のグラデーションを背にした「清水寺」は見事ですね。
色々なアングルがありますが、やはり、ここが一番。洛中を望みながらの舞台、定番中の定番の凄味です。
落穂拾いを、
三条大橋からの四条方面(川下)です。右の川岸は夜になると若い男女の集りのメッカと化します。
高野方面(川上)です。丁度、欄干を新しく取替る工事中で、やや雰囲気が損なわrていますが、二年間、山科からこの橋を渡り大学に通った記憶が色褪る事はありません。暑い時も寒い時もこの景色、ここの川風が好きだった。
京都駅がこのスタイルに変わってもう何年になるのか忘れましたが、当時、古都の玄関に合わないなぁと眺めていましたけれど、ふと、見上げると違和感なくフィットしている。先見性のあるデザインだったのですね。
この日の歩数は20,217を記録し、まだ体が慣れぬ30℃を超す炎天下、我ながらよく頑張りました。