VWのニューモデル、シロッコに早速、乗ってきました。イャー、懐かしいですね、20年ぶりに復活したこの名。あの頃、ちょっとした憧れを持っていた方も少なくないのではないでしょうか。
2doorスポーツ・クーペ。展示されていたこの鮮やかなハイパー・グリーンは当時のオリジナル・カラーだそうです。そうした点からもVWの中でもこのシロッコの存在ポジションが特異であったことを証明していますよね。
このモデルは1.4L・直4DOHCインタークーラー付ターボ+スーパーチャージャー(4バブル)、160馬力、7速DSGをパワー・トレィンとするTSI。
厚みが有るのにスリム感のあるフロントとややせり出し気味のボリュームあるリア・スタイルが斬新ですね。
内装はフラッシュのせいで明るくなっていますが、ブラックで統一され、スポーティ感を高めている。シートは滑り難いファブリック+アルカンタラ+レザー(サイド)のコンビネーションになっていてインプレッションは良い、またNAVIもETCも標準装備となっている点、日本の市場を充分に意識しています。タイヤは17インチと結構、デカイ。価格は392万。
丁度、試乗車が戻ってきたので、勧められるままに、乗ってみました。
モデルは上級の2L・直4DOHCインタークーラー付ターボ、200馬力、6速DSGの2.0TSI。
シートはALLレザーとなる。乗り込むと腰がグッと深く沈み込み、ちょっとダッシュ・ボードが高く感じられます。AVENGERは逆にアイ・ポジションが高いので、シロッコの場合、最初はやや視界が狭く思えますが、すぐ慣れますね。
さぁ、スタートです。アクセルを踏む、オォー、後方から活発なエキゾースト音が聞こえてきます。マズイ!です。寝ている子を起こすようなもの。これは、敢えてそうさせているのでしょう。男心を刺激しますよね。
前が空いたので、グッとアクセルを踏む、初期のターボ車のような、ワン・テンポ遅れのドッカン・パワーではなく、それほど素早くはないけれど、レスポンスはスムーズです。また、18インチのタイヤのせいかもしれませんが、ロード・ノイズを意外に拾いますね。まぁ、この辺りも意識的に計算されているやもしれません。因みに2.0TSIの価格は447万。
なお、このシロッコのボディ・サイドは微妙にウエーブが施されており、なかなか芸コマですね。
また、装備も細やかな配慮がなされていて、至れり尽くせりですね。その点、アメ車は太刀打ちできないなぁ。
ザックリ言うと、この車は思いの外、WILDですなぁ。不良中年男が好みそうです。
「お前は?」、イエ、イエ、今のところ、AVENGERで充分です。浮気しませんよ。