朝、散歩やチャリ・ブラに出掛けた際、コンビニでカップ・コーヒーを飲む癖が付いた。先日、書籍コーナーでこの雑誌が眼に留まり上の部分、酒蔵の写真に記憶が蘇った。ページを開くと、やはり、飛騨古川の渡辺酒造店でした。飛騨古川はもう40年近く前と10年前にも訪ねている。
高山の少し北に位置し「古川祭」で知られますが、初めて訪れた時は、まだそれほど観光化されていなく、昼の食事をしたくても、開いている店を探すのにマジ焦りましたよ(笑)。
さぁ、10年前の写真を呼び起こし、散策してみましょう。午後の遅い時間だったせいか、人影は殆どなく街中、静寂に覆われていた。
ここが渡辺酒造店です。「縦と横」が織りなす格子が凛然とした佇まいを魅せている。
こちらは近くの「白真弓」「やんちゃ酒」で知られる蒲酒造所です。厳かささえ感じます。
見所の一つが「瀬戸川と白壁土蔵群」ですね。趣がありますよ。
疏水のような川に約1,000匹の見事な鯉が泳いでおり、情緒満点。白壁と鯉、津和野(山口県)を思い出します。
「三嶋屋 和ろうそく店」です。
40年近く前、既に、この店と店主さんはその筋では著名で、TV、新聞、雑誌でかなり取り上げられていました。軒先から中を見ていると。奥からその方が出て来て、飾りっ気のない語り口でお話を聴せて頂きました。店先に30分以上も座り込んでしまい、写真までご一緒に。
10年前は軒を飾るヘチマが何とも言えぬ風情を醸していた。日本っていいなぁ~。
古川の街角にはこうした店が、ずっと健在です。
偶然と言うか、必然と言うのか、少し前から渡辺酒造店の「蓬莱(ほうらい)」を飲み始めていた。
確か、2023・世界酒蔵世界ランキング 5年連続五つ星のタスキが掛けてありました。「美味い!」。いつか、また、訪れたい街です。