「記録的大雨」の最中、親類が亡くなった。
長良川の上流に行こうにも高速、国道は通行止めになり近づけず、葬儀に行くのは無理と覚悟したが、奇跡的にお通夜の一時間前に国道の通行止めが解除されギリギリ間に合い、翌日の本葬も無事に。
かなり前から、ゴルフへ行く道路際や庭の樹木、雑草の伸びが例年と比べ早く、ちょっとした異変を感じていましたが、まさか・・・・・・
もうかれこれ20数年以上、牢屋(カプセル・キーパー)に入れたままのAT33EとDL103の救出を。
折角なので気分転換を兼ねてシェルを交換。用意したのはオーディオ・クラフトとFR。
クラフトはダブル・ピンと上下二つのツメでパーフェクト・ロック出来、リード線も直付けのタイプ、FRはロゴ・マークが利いているちょつと懐かしいタイプで端子もまだ金メッキになっていない。
組み合わせは見た目と収まり具合で。
AT33Eはベスト・セラー、DL103はロング・セラーとして国産を代表する名器ですね。さすがちゃんと音が出ました。
AT33Eはパッと視界が開けた感じで見通しが良く、本体に似て高域に輝きを持ちやや派手目、一方、DL103はある意味で正反対で落ち着きあるしっかりした音ですね。
何枚かテスト盤を流した後、選んだ一枚は、
コロンビアと契約が決まった際、小躍りして喜んだモンクの第一作目。タイトルがメジャー昇格の夢が叶った事をダイレクトに伝えている。
モンクの独自性とメジャーの意向?に沿った大衆性が次元を落とすことなく融合している。意向を汲み過ぎとの批判もありますが、イメージと異なりモンクは「大人」、しかも「素直」ですね。
ただ、気になる点が、
全体の音は一聴、骨太ながらソロ2曲はともかくカルテットのモンクのpの音に今一つ、ジャズ史上における彼の存在位置に相応しい厚み、重みが感じられない。音の密度が薄いなぁ~
二ッ目と黒字のSTEREO 360 SOUND、矢印ナシは初版盤と思いますが・・・・・・・、ま、それよりお前のシステムの問題と一笑されそうですね。
モンクの音で大好きな一枚がこちら。
オフィシャルのラスト録音盤と言われている。
欧州遠征を嫌がるモンクをブレイキーが熱心に説得して実現した作品(1971年11月15日、 ロンドン)。
素晴らしいpの響きですね、勿論、演奏も最高。我々はブレイキーに感謝してもしきれません。
誰も褒めないけれど、それでいい。ひっそりと聴く一枚が有ってもいいではないか。
同日に収録されたもう一枚"THE MAN I LOVE”(ポリドール盤)は未入手のまま、急がねば・・・・・・・・・
ご冥福をお祈りいたします。
行けども帰れなくなるリスクもあり冷や冷やものでしたが、なんとか切り抜けできました。長良川はあと90㎝でオーバー・フロー、決壊まで迫り、そうなれば想像がつかない事態に・・・・・
帝国ホテルは高根の花でいつもソフト・クリームで誤魔化しています。
しばらく行っていませんので、またあの景色を見に行きたいです。
Monk's Dream、先日適価のモノラル・プロモ盤(2eyes)があったので拾ってきましたが、これがなかなかの高音質でした。
モノラル盤も結構いけると思います。
BLACK LION盤、このあいだ転がってたなあ、拾い損ねました。 次の機会を待ちます。
そうですか、MONO盤は良さそうですね。
また一つ、目標が出来ました。
整理して少しづつLPを減らしていますが、これではなかなか捗りませんね(笑)。