12年程前、時計専門ではないブランドの腕時計を購入した。文字盤の色やラバーのリングとベルトのシンプルなコーディネートが思いの外新鮮な限定モデルだった。ミニ・ライトが点いたり、12時と6時の所のガラス玉が光ったり、遊び心もあり結構、気に入っていた。
一回目のテスト用の電池交換は無料でしたが、二回目は5,000円+消費税でチョット驚いたけれど、「これが定価です」と言われ、大した価格の時計でもないのにスイス製だからかな?と腑に落ちなかった。そして三回目が何と3,000円+消費税となった。大幅に安くなりやぶ蛇になってはまずいので、さっと支払ってきたけれど???(笑)。
先日、四回目の交換に出したところ、10日ほど経ってから「このモデルは限定のため、もう部品がなく、交換の際、不具合が出た場合、修理が出来ないので電池交換はできません」と返事があった。ありゃ、ま~、なんかメーカー目線のクレーム未然防止策の匂いが強く、「ダメもとでいいから交換してみて」と言っても埒が明かないだろう、と諦め引き取ってきた。まだ他の在庫品は販売を続けているけれど、恐らく、もう時計は生産をしていないだろう。
たまたま地下鉄の改札口前にある電池交換店の前を通ったので事情を説明したら、「このブランド、知ってますよ。もし、ダメだったとしても料金(手間賃)は頂きません」と女神のような対応でした。20分後に出来上がりです。料金は消費税込みで2,750円で済みました。今の所、元通りちゃんと動いている🤣。
構造上、建物の維持、メンテにコストが掛る上、消費者の購買スタイルの変化や様々な対応がままならなくなりショップ任せになった体質等々、デパート(一部を除き)の衰退がこんなところにも垣間見えます。新聞発表によると来春、名古屋のデパートの一つが再開発計画により閉店するそうです。デパートの全盛期が懐かしく、そして寂しいです。
それにしても時計(腕)の価格は恐ろしく高くなりました。もう、名のあるブランド物は手が出ません。先日、ロレックスの前を通ったら、30人ほど行列が出来ていた。事件、事故防止のため入場制限しているのだろう。でも、平日の午後、3時頃ですよ・・・・・・投機ですかね。7~8年前は、店員の目は入り口に向いたままだったのに(笑)。