合成底の靴は、履かずに置くと底が割れるそうです。
ときどき履かなければ長持ちしないのは、カタ流しで作られるからでしょうか。
練るだけで、叩いたり展ばしたりされず、鍛えられずに作られるからでしょう。
そういう工程を入れて風化に強い性質を作りこむことは考えられていないのでしょうか。
資料文書も、ときどき風を入れなければ、ぼろぼろになって読めなくなります。
人間も、カタもの教育をしただけでは、すぐ壊れます。
じっとさせておけば、すぐに弱ります。
へたらない人間は、鍛錬によって育ち、動くことで生き延びます。