・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

罪の軽いうちに

2013年12月17日 | つぶやきの壺焼

むやみに楽をしたがると、ろくなことはありません。
鉄道の保線区員がゲージ測定記録を改ざんしていたと報じられました。
もし改ざんでなく、はじめからウソだったら、これは重罪です。
もっと酷い想像をすれば、測定に行かずに記録だけ出来上がっていたという、まさか話にまで展がってしまいます。

「なんだおい、測りにも行かずによう、前と同じか」「はい、風邪を引いてたもんで」「ちゃんとやれよ」「すみません」軽いやり取りで頭を掻いておけば、そこで終わりです。
班長さんにどうしてばれてしまったか、のんきな区員さんも、じっと考えて気付きました。測定記録の数字は書き入れたのに、作業日誌に書き入れてなかったのでした。
一度楽に済めばまた楽をしたがります。次は作業日誌も日時を間違いなく合わせて仕上げればカンペキ、作業手当てまでついてきます。


軽い気持のごまかしが、それが遠因になった結果次第では重罪になります。
そもそもの始めのその罪を、仮に一次犯罪と呼んでみます。
それを見逃した罪は二次犯罪、次は三次、そのくらいではまだ惨事に至るところに気づきません。
何次かはわかりませんが、だんだん重なって、別の要因との間にひょっと引っかかりができたとき、大惨事が起きます。

一般の管理システムは、高次のほうから監察機能が下に向かって働くようですが、そんなことでは一次犯罪に目が届くわけがありません。
低次のうちにくい止めるには、どうしたらよいのでしょうか。

にほんブログ村