錠剤にもいろいろな形のものがあります。
作りやすさが先で、呑むときのことを考えてないものはあまり見かけなくなりました。
見かけないといっても、自分がそれにめぐり合う機会が減っただけで、実際にはあるのでしょう。
丸薬と錠剤は、球状か球状でないかで呼び方が違うようですが、丸薬でも呑みやすい大きさがあるでしょう。
球が小さければ呑みやすいとも限りません。口に入れる前にどこかに行ってしまいそうなのもあります。
錠剤には、面と面の接合にせずに、角の部分を目で見てわかるほど丸めたのもあります。
平らにつぶした丸薬のように見えて、縁の部分がごくわずかの幅で平面になっています。
角が立っていなければ呑みやすいだろうと、この形にしたのでしょう。
しかし、この親切が、かえって錠剤を呑みにくくしているのがお気の毒です。
呑み下すときに、のどにわずかな抵抗感をあたえると、それがかえって安心感になるような気がします。
ツルツルのものは、うっかり呑み込むと大変なことになりそうな感覚が身についてしまっているのかもしれません。
この感覚は、人によって違いますから、錠剤にも3種類ぐらい型があって、それを選べるようになるともっと呑みやすくなるでしょう。
九層倍がどのくらいになるのかは、私には計算できませんが。