4月17日に亡くなったガルシア・マルケスの著作名「百年の孤独」が、長期熟成焼酎の銘柄にも使われています。
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味わい深い言葉です。
百年前の1914年、大正3年は、小学校の受け持ちだったT先生の誕生年でした。
前任の怖いH先生が東京へ転任になり、その後を引き継がれたとき、静かな低音の自己紹介で告げられたこの年号を、今でも覚えています。
この年には第一次世界大戦が勃発したり、パナマ運河が開通したり、大きなできごとがありました。
ドイツのシーメンスからの軍艦発注にまつわる贈賄が、内閣総辞職にまで及んだシーメンス事件が起きた年でもあります。
桜島が大噴火を起こし、そのときに大隈半島とつながったという地形の大変化も起きています。
あれもこれも聞いた話で、その年のことを思い出すことはできません。
今の世に、百年後への記念となれるような何かがあるでしょうか。
「此処で逢ったが百年目」というせりふがありますが、あと3分の2残されたこの年が、運のつきにならないようにありたいものです。