論語の為政第二篇に、七十而従心所欲不踰矩ということばがあります。
七十にして心の欲する所に従えども矩を踰えずというのですから、五十そこそこでは、心の欲するままにのりをこえたい元気な人もいらっしゃるようです。
スマホで漫画を見ながら高速道路を走る、そういう元気の出し過ぎは、ブレーキのかかるところまで届いていない何かがあるからでしょう。
スマホが悪いのでも、漫画が悪いのでも、スマホで漫画が悪いのでもありません。
時と場合を気にしなくなっているのがいけないのです。
それをなぜ忘れるのか、ことによると、頭のねじに長さの足りないものがあるのかもしれません。