都市公園法という法律があります。
その運用指針には、次のように住民一人当たりの都市公園面積の標準が示されています。
市町村の全区域及び市街地における住民一人当たりの都市公園面積の標準について、従来示していた標準のとおり、それぞれ「10㎡以上」、「5㎡以上」を参酌すべき基準として定めている。この住民一人当たりの都市公園の敷地面積の標準10㎡という値については、あくまでも現実性を踏まえた途中段階の目標値としての性格を有しており、10㎡を達成しても豊かさと潤いを実感できる国民生活を実現するためには、さらに整備を推進する必要があることから10㎡以上としているものである。
数値で表しやすいことがらは、基準も決めやすく、行政の業績も認められやすいでしょう。
住民一人当たりの都市公園面積なども、目標と達成率がすぐ計算に乗り、管理気分を満たしてくれます。
つい先日も、ボケ爺さんが道路近くの公園に車を乗り入れた事故が起きましたが、公園の面積総計が増えると、こういう事故の発生率が増えそうで、肝心なところに手落ちがあるような気がしてきました。
面積増加と一緒に考えなければならない何かがありそうです。