決めつけたくても きめられないことがあるように。
決められたくなくても きまっていることはある。
靴が小さすぎるなら 足が大きすぎるにきまってる。
Sサイズを着る。ときめつける人は えてして無理のある人たち。
シューズがなぜかサンダルになっていたり、ボンレスハムコンシャスで緊縛プレイさながら、といった誤りは、自分自身の事であり、笑って許せる。
が、人様に対しての誤りは、笑い事で済まないことは多い。
ギリシャ神話の山賊プロクルテスは、旅人を捕らえると、寝台の大きさに合わせ、その手足を無理やり引き伸ばしたり、切り落としたりした。
物事を自分の決まりで、一定の枠にはめようとすることを、プロクルテスの寝台と言う。
自分をプロであると信じて止まない人に多い。
こんな人を プロクルッテマス という。
・・・・もとい。
一握りの幹部が、多数の従業員の為に勝手に判断を下す。
よかれとおもってしました。という。が誰も喜ばず苦しむことは多い。
一握りの首脳が、多数の民の為に決まりごとを作る。
民を守る。といいながら守られる民は彼らの守りたい民だけに限定される。
決めなければいけないことを決める。
決めてはいけないことを決め込む。
大きく違うのである。
きまってる。
富や権力を握れば離したくなくなる事が。
きまっている。
総意というものがいかにはかないかということも。
きまってる。
都合は都合に合わせて都合よくできるから 都合なのでして。
そう都合よくいかないのであります。
だから人生は本来面白いものだ。ときまってる。
面白くなくなるのは、きまってはいないものを きめつけようとあせるからだ。
人の死ぬことは きまってる。
人のそれまでは きめられない。
・・・・・・・。
・・・あんさん。これからどないして生きていきまんねん。
どないしょ。死ぬまであとなんぼ残ってるかによるわな。
・・・ わし。こうみえても貧乏神やさかいな。教えたろうか?
はれまぁ! 兄さん びんぼう の神でっか? 信じられん。 アンビ~~ンボ~ウ!
・・・ 苦しいなぁ。英語もっと勉強しなはれ。アンビリ~バボゥ! ですわ。
乗らんでよろしよってに 教えてくれなはれや。あと何年生きれまっか?
・・・聞いておどろいたらあかんで!・・・・・・。
ゴクッ!・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
・・・・・・。
なんですの! 早くおしえなはれ!
・・・ええか。ほんまに驚いたらアカンで!
へぇ!・・・・・。
・・・・・。
・・・。
・・・・・。
せやから! たのんますわ!もう! すっきりといいなはれ!
・・・ よっしゃ! ほな・・言うでぇ!
たのんまっさ!
・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・。
こら!貧乏神! どんだけあと生きれる聞いてるんじゃ! ええかげんに しなはれ!
・・・。 せやからな。 ええ加減 までや。・・・。
ほへ?・・あほくさ! ケチ がついたがな。・・・やっぱ貧乏神ついてるわ。・・わし。
楽しめりゃ幸せ。にきまってる。
南無煩悩大菩薩。