ざんぎり頭を たたいたら 文明開化の 音がする。
明治維新。
地球である以上 地殻変動のエネルギー。マグマの滞留は避けられない。必ず起こることが地震であり、自然災害である。
人為的なマグマ。止むに止まれぬエネルギーが、噴出し大規模な地殻変動をきたす。そして我々の生活は思いもよらぬ方向へと大きく舵を切る。
歴史には、ある期間を置いて転換点。句読点が記されている。今の私たちから見れば過ぎ去った歴史に、閉化 と呼べるような出来事を見出すことは難しい。 進化 はしないまでも 開化 と呼ぶにはふさわしい出来事が起こってきたようだ。
岩倉さん。
大久保さん。木戸さん。山口さん。伊藤さん。文明開化を象徴する使節団のメンバー。
岩倉さんはアメリカ滞在中に ちょんまげからざんぎり頭に。羽織袴から洋風服へとスタイルを換え、劇的な変動期を体で示し、歴史に名を留めることになる。
・・・
・・・・・しかし なんでんなぁ。 ちょんまげ 羽織袴に 洋靴 履いてますなぁ。岩倉さん。
それはな。 揺れ動いてたんや。古きものへの哀愁と。新しきものへの羨望に。
それと外交団やさかいな。相手になめられたらいけませんやろ。それでですわ。
・・・靴 だけに 足元をみられんように ちゅうことですわ。
・・・・ほんまかいな・・・。
・・・
明治維新の爆発的なエネルギー。開化のその主役は 20代。30代であった。
その選択がベストチョイスであったかどうかは歴史は教えてくれないが、その役を時代は彼らに託したといえる。
個別発生は、系統発生を繰り返す。という。
系統的な歴史が、個人の成長段階にも当てはまるのかもしれない。
20代でなのか? 30代でなのか? 40代でなのか? 50代でなのか? 60?70?・・。
個人の一生の中でも 文明開化 に近い転換期は訪れているだろう。
人は そのときを迎えると 確かに。
スタイルが変わる。顔つきが変わる。精神が変わる。印象がダイナミックに変化するものだ。
その時。あなたの歴史は動いた。
・・・また パクりましたなぁ。このおっさん。
・・・・・す。・・・すまん。
自分の変わり方を楽しもう。
大化の改新。大化の改心。
文明開化。 自分開眼。
歴史の視点。
やる気になればなんのその。
ハゲ剃り頭を たたいたら 運命快感 の音がする。
南無煩悩大菩薩。