キャンドルを 暗くして
スローな 曲を流して
君の瞳の中の夢にさまよう
ぼくのうでのなかにはかかえきれない花。
おお カレン さみしいきみを抱きしめて
おお カレン やさしい夢をはなそう
ぼくのうでのなかにはかかえきれないカレン。
・・・・・。
長い髪の女の子の髪の毛の先で、鼻くすぐられるようなカレンでんなぁ。パクリましたやろ。
・・・君にはわかるまい。 デリカテッセン のない君には。
わし。パン屋でっか?・・ デリカシー でっしゃろ?
・・オホン!・・カレンは 華奢で、壊れ易く、消え去る ものなのだ。 憐憫を可とする。
なるほどうまいこといいまんなぁ。・・で。パクリましたやろ?
・・な。なにを・・・パクったというのかね?
カレン。でんがな。
・・だ。だれの・・け・・を・・・パクったというのかね?
うまいことゆうて。パクッといきましたなぁ。カレンちゃんと可憐をかけましたやろ。
・・・い・・いや・・なに・・髪が・・その・・可憐なるもの・・だと・・で・・つい。
あ。そういや。あんさん。 ・・・きてますなぁ。・・可憐なヘアースタイル・・。
・・・憐れ・・・雨・・・あられ・・。
泣いてるんでっか?
・・・いや。そうではない。 しみじみ 思うのだよ。
可憐なるものに情感移入できるのは 己が内に愛でる心がなければいけない。
華奢で 壊れ易く 消え去るもの。 憐憫さを可とする心情を要する。
全ては可憐なるもの。
きれいでかわいらしくよわよわしくみえるものだけが可憐なのではないだろう。
強く荒々しい可憐さもある。
と思う。思えば。思おう。思うとき。
これを、カンレン三段論法という。・・もとい。
可憐なる。何かと向き合った時。人は無常を得る。
気持ちの余裕が 可憐なる ものを見出し心眼を開く。
余裕なくしたらあきまへんで。あんさん。
・・・いや。あなたこそ尻に火がついてるのではないかな。
ありゃりゃ。そうですわ! 余裕はない。 余り猶予 がない。
・・・よ~ゆ~よ。・・・。・・で・・何を我慢しているのかね?
実は・・おしっこ。 1年我慢してるんですわ。
・・・ほー。 それは しっこ猶予 1年だね。 では 実刑 もついてるということかい。
あー。我慢ならん。・・・ちょっと じっけい!
・・・・シッケイ な奴だ。
・・・。
その決意や。憐。
可しら。
日日是好日。