伊邪那岐命。伊邪那美命。
日本のアダムとイブ。
夫婦神。
日本の国を産み。海・山・川・風・木・草・土地・家などの神々を産む。最初の子が恵比寿さんらしい。最後に 火の神 を産むことで いざなみのみこと つまり奥さんは火傷を負って死んでしまう。黄泉の国に埋葬された妻神恋しさに いざなきのみこと は黄泉の国を訪問する。
・・・ほほう。 ひひ~ん。ひひ~ん。ひひ~ん。 言うて3回なげきながら追いかけたんでんな。
? どういうこと?
・・・ せやから。 いななき三言。 いななきのみこと ちゃいますの?
ちょっと 黙っていなさい。
・・・・・。
黄泉の国を訪れた夫神は、見てはいけない妻神の姿を見たことで、妻神の怒りに触れ雷神などに追われて逃げながら別れを告げる。
その時。いざなみのみことは 「あなたの住む国の人々を一日に1000人を絞め殺しましょう」と言った。それを聞いた いざなきのみことは「私は一日に1500人の産屋を立てよう」と返答する。
これが人間の生まれ死ぬ起源だという。
それから 夫神は 持ち物や目や鼻から 神々を造る。
・・・。
たしか。ざっとこんな感じだったとおもうわ。
・・・なんだかなぁ。 身につまされますわな。
?どういうことなの?
せやかて。仲のええ夫婦がでっせ。 子供のことで関係が険悪になって、未練がましい旦那にひじ鉄砲くらわしまっしゃろ。ほんで一日に1000円の慰謝料払え 言われて 旦那は1500円稼ぐ羽目になるわけですな。ほんでほっぽりだされて 持ち物売ったり目や鼻こすりながら自分を慰める。 やっぱり神様の世界でも おなごはんが上手やちゅうことでんなぁ。
・・それは あなたのひがみよ。ひがみ。 ひがみなきのこと わかった?
女から見れば男のほうがずっと自由に思えるわ。
そうでっか? 男と女の微妙なさじ加減は 神様でも苦労しはったんでっしゃろな。
男の側から言うとでっせ。姉さんのことちゃいますけどな。女ちゅうもんは 怒りゃ泣く。おだてりゃつけあがる。殺したら化けて出る。いいましてな。取り扱いに苦労しますのや。
なにいってるのあなた。 頭の中 酒と女と博打 のことしかないような 単純で不潔で凶暴なのが男よ。おとこ。一人じゃ身の回りのこともろくにできないじゃない。うじが湧いてるわよ。
そりゃまぁ。うじうじ してますけどな。 でもまぁ。 そういわれればそうでんな。
あたってま。すんまへん。
いえね。私も少し言い過ぎたわ。ごめんね。
いやはや。そんなことおまへん。わしのほうが先に要らんこと言うてしまいました。
これからも仲良くしましょうね。
へぇ。 よろしゅうおねがいしまっさ。
・・・・・。
お互い相身互い。
神話は色々勉強になる本質を含んでいる。
いざなう気の命。
いざなう身の命。
南無煩悩大菩薩。