峠は越えた者から見れば 超えてくるものの気持ちが判る。
ただし。同じ道を通るのであれば。同じ峠を越そうとするものであれば。に限られる。
幕末。坂本の竜馬さんも この峠を越えたはずだ。
振り返らば。土佐の山々。
親類縁者に決別し 男子一生の本懐を遂げんとす。の心持であったか。
脱藩は死罪に値する。死をも恐れぬ セルフレボルーション。
維新の道すがらには この革命の志士を援助する数々の人物も登場する。
超えた者達だけにわかるであろう。超える事の意味。
険しい四国の山々。連山を越えて開けたは日本の未来であったのか?
人は豆粒のようにしか見えない。
ただ。その豆粒が社会に及ぼす影響も計り知れない。
問題はその豆粒が何を超えようとしているのかなのだろうなぁ。
維新峠。