南無煩悩大菩薩

今日是好日也

もののふ。

2008-10-11 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。

小身者の悲しさは、人に勝(すぐ)れた心底を見せねば、数に入れられぬ。

-仮名手本忠臣蔵より-


室町以前だったと思うが、武士はもののふと呼ばれていた。

江戸期以降の官吏としての響きがある武士よりも、私はこのもののふという響きが好きだ。


よしんば大身者になろうとて、人に優れた心底を見せねば、数には入れないだろう。

最下級のもののふである足軽の頃より、その心持は問われる。

そんな響きをこの言葉は持っている。


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