未確認飛行物体は、その英表記の頭文字を取ってUFOと呼ばれる。ユーホーだ。
誰が見ても、クラゲであるが、その昔、北海に住む人々にとっては未知の生物であった。
何らかの事情で、寒流に生き延びた稀なクラゲがごく稀に流れ着くことがあったが、瞬時に死滅分解する為、その実体は、現地の彼等にとって、いかにも未確認のままである。
きっと海底人の乗り物か何かに違いない。
そこで彼等はこの物体を、未確認水泳物体と呼ぶようになり、一つのロマン溢れる伝説となった。
彼等はこう呼んだ。Unidentified(未確認) Swimming(水泳) Object (物体)。
通称USO。
すいません。嘘です。
USOをついてみたくなるほど、ユーソーに泳いでいるのである。